最近流行りのバイクキャンプ。泊まりになると大掛かりになってしまうけど、バイクに折り畳み式のチェアやテーブルを積んでピクニックに行く、そんなデイキャンプ的な“チェアリング”なんていう遊びも流行り始めている。バイクで走っていて居心地の良さそうな場所を見つけたら、チェアを組み立て日光浴しながらのんびり。そんな時に欲しくなるのがコーヒーメーカーだ。

ただ、コーヒーにコリ始めるとなかなかアウトドアで使い勝手のいい抽出器がないんだよね。自宅で使っているような陶器のコーヒードリッパーをバイクに積んで走ると割れそうだから、壊れずコンパクトになるアイテムを見つけてみては試している。ナイロンネットタイプやバネタイプといった携帯性重視のものから、グツグツと煮出すパーコレーターまで色々試してみたんだけど、どれもあまり美味しいコーヒーが淹れられない。

喫茶店レベルとはいかないまでも、せめて自宅で飲むくらいのコーヒーが飲みたいだけなのだが、アウトドア用として売られているアイテムはどうもイマイチなのだ…。おかげで我が家には一体何人分のコーヒーがいっぺんに淹れられるんだ?ってくらいのコーヒー抽出器が転がっている。

そんな時にかっぱ橋道具街で見つけてしまったのが、カリタが作っているアウトドア用のコーヒーメーカー「Drip Buddy 102」だ。

Drip Buddy 102

ステンレス製でとにかく頑丈。落としたり、パッキングで押さえ込んだり、割と雑な使い方をしているけど壊れる気配がない。ただちょっと収納寸法が大きいのが難点。

簡単抽出で意外とうまい!

選んだ理由は、コーヒー機器製造メーカーのカリタ製だから。家で使っているドリッパーにカリタ製のものもあるし、アウトドアメーカーのコーヒードリッパーが気に入らないなら、コーヒー機器製造メーカーのアイテムならどうよ?と思ったのだ。

正直なところあんまり期待してなかったのだが、使ってみたらこれがなかなか美味いコーヒーが淹れられる。もちろんコーヒーは人それぞれの好みが出る飲み物ではあるが、スッキリ系のカリタのドリッパーに慣れている僕にはちょうど良い。

Drip Buddy 102

ペーパーフィルターをセットして豆を入れるのは一般的なドリッパーと同じ。フィルターもいろいろ試したが、やはりカリタの「コーヒーフィルター102」に落ち着いた。

 

そしてこの「Drip Buddy 102」、驚いたのはとにかく抽出作業の簡便さだ。コーヒーは淹れる過程も楽しむ飲み物だが、吹きっさらしの屋外ではそんな余裕はないことも多い。この「Drip Buddy 102」は紙と豆をセットしたら、沸騰したお湯を上部のシャワーポットにドバッと一気に注ぐだけ。後は待ってれば勝手にコーヒーができ上がる。

Drip Buddy 102

沸かしたお湯をもう何も考えず、シャワーポット(上側の鍋)にあるメモリまでドバッと注ぐだけ。中心から「の」の字を描くようにゆっくりと…、なんてまどろっこしいことはいっさいナシ! …ただ、蒸らしだけはした方が美味しいけどね。

 

それに今回は撮影のために別の鍋でお湯を沸かしたが、普段はサーバー(下側の鍋)部分でお湯を沸かしている。お湯が沸いたら、豆をセットしたドリッパーの上にシャワーポットを重ねて左手に持ち、サーバーを右手に持ってシャワーポッドにお湯を投入。サーバーに残ったお湯を捨てるか別のカップに移したら、ドリッパーからコーヒーが落ちてくる前に素早くサーバーの上にドリッパーを乗せる。…なんてものすごくいい加減な淹れ方をしているのだが、それでもそこそこ美味いから驚いてしまう。やはり餅は餅屋というわけだ。

Drip Buddy 102

シャワーポットの底には極小の穴がいくつも空いており、そこからお湯がポタポタとゆっくり落ちる仕掛けになっている。

 

Drip Buddy 102

このお湯の落ち具合にコーヒー専門機器メーカーとしてのノウハウがあるんだろう。僕がぞんざいにドリップするよりよっぽど良い仕事をする。ちなみにこの商品、以前は「ニューカントリー102」という商品名だったが「Drip Buddy 102」へと改名したようだ。

 

ということで手軽で、そこそこうまいコーヒーが淹れられる「Drip Buddy 102」。あまりの作業の楽さに最近では自宅でコーヒーを飲む時もこの「Drip Buddy 102」の出番が増えている。雑誌やウェブへの寄稿締め切りで、悠長に“コーヒー抽出は「の」の字が肝心…”、なんてやってる余裕がないときに非常に便利なのだ(笑)。僕と同じようにフィールドでのコーヒー抽出に悩んでいる人がいたらぜひこの「Drip Buddy 102」を試してみてほしいぞ。

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