日没から日の出まで暗闇となるキャンプ場において、ランタンは必須アイテムだ。その種類はエネルギーの違いによって大きく3つに分けることができるが、ビギナーなら安全かつ扱いやすいLEDランタンがお勧めだ。本記事では、キャンプ製品に参入したワークマンが販売するライト/ランタン類を紹介する。
●文:ヤングマシン編集部(大屋雄一) ●写真:山内潤也 大屋雄一 ●外部リンク:ワークマン
Contents
- テント内で使えるLED。2~3つあると重宝する
- 最強でも72時間点灯。操作も実にシンプル〈LEDランタンライト乾電池式〉
- 防水かつ水に浮く、多機能なランタン〈LEDランタン乾電池式〉
- 1mの落下にも耐える。点灯色は3種類あり〈LEDランタン調色調光乾電池式〉
- 使い方は2通り。裏面には取っ手も〈EMLED コンパクトランタンライト折畳乾電池式〉
- UV誘虫灯を搭載。モバイルブースト機能もあり〈ASSIKE 充電式モスキートキラーランタン〉
- ナローな照射範囲で手元を明るく照らす〈LEDコンパクトライト乾電池式〉
- 圧倒的な明るさ。ソーラー蓄電も可能〈ASSIKE ヒカルソラランタン×モバイルバッテリー充電式〉
- 1つあると超便利なヘッドライト
テント内で使えるLED。2~3つあると重宝する
照明器具であるランタンは、ガス/ガソリン/灯油などを燃焼させるものと、LEDや蛍光灯を電池で点灯させるものに大別される。燃焼系は一酸化炭素中毒の危険があるためテント内での使用はNG。また、バイクで運搬する際にマントルが破損しやすいなどの問題があるため、ビギナーにはお勧めしにくい。その点、電池式のLEDランタンは使用シーンを選ばず、ランタイムも長いため非常に扱いやすい。
LEDランタンの明るさとバッテリーの消費量はトレードオフの関係にある。メインの明るいランタンを高い位置に吊してサイト全体を照らし、サブを手元用として用意するのがセオリーだ。なお、光量の少ないものはテントの中で作業したり読書をする際に眩しすぎないので重宝する。
写真のLEDランタン7点はすべて最大光量の状態。用途に応じて使い分けよう。
【ワークマンなら電池も売っている】全国に940店舗(’22年3月中旬)を展開するワークマンでは電池も販売している。もちろんキャンプギアの一部も店頭にあるので、キャンプツーリングにおける救援所といっても過言ではない。
最強でも72時間点灯。操作も実にシンプル〈LEDランタンライト乾電池式〉
ハイモードの約60ルーメンはテント内で使うには十分な明るさで、しかも単3アルカリ乾電池×4本で連続72時間も点灯するという省エネルギー設計が魅力。ボタンは1つで、押すたびにハイ/ロー/消灯をループするので分かりやすい。これで780円は実にお買い得だ。
【LEDランタンライト乾電池式】●明るさ:約60ルーメン(ハイモード時) 約20ルーメン(ローモード時) ●点灯時間:連続約72時間(ハイモード時) 約100時間(ローモード時) ●電源:単3形乾電池×4本(別売り) ●本体サイズ:約幅10.5×奥行10.5×高さ17cm ●重量:約195g(電池含まず) ●カラー:カーキ ●価格:780円
防水かつ水に浮く、多機能なランタン〈LEDランタン乾電池式〉
1m防水と防塵性を有するタフなランタン。水に浮くフローティング機能やグローブ全体が発光することで影ができないシャドーレストップカバー/ゆっくりと点灯・消灯するスローライティングスイッチ機能/光量がランダムに変化するキャンドルモードなどを採用している。
【LEDランタン乾電池式】●明るさ:約250ルーメン(ハイモード時) 約50ルーメン(ローモード時) ●点灯時間:約8時間(ハイモード時) 約48時間(エコモード時) 約107時間(キャンドルモード時) ●電源:単4形アルカリ乾電池×4本(テスト用電池付属) ●本体サイズ:φ6.7×12.0cm ●重量:約156g(電池含む) ●カラー:オフホワイト ●価格:3280円
1mの落下にも耐える。点灯色は3種類あり〈LEDランタン調色調光乾電池式〉
白色/昼白色/暖色の3モードそれぞれで明るさを調整できるほか、ろうそくの炎の揺れを再現したキャンドルモードも搭載。IPX4の防水性と1m落下耐久という高スペックを持つほか、カバーを外してビルトインフックで吊せば影を作らずに照らせるというギミックも。
【LEDランタン調色調光乾電池式】●明るさ:約450ルーメン(白色モード最大時) 約210ルーメン(暖色モード最大時) ●点灯時間:約18時間(白色モード強) 約255時間(暖色モード弱) ●電源:単3形アルカリ乾電池×6本(テスト用電池付属) ●本体サイズ:φ7.3×15.8cm ●重量:約400g(電池含む) ●カラー:カーキ ●価格:4900円
使い方は2通り。裏面には取っ手も〈EMLED コンパクトランタンライト折畳乾電池式〉
折り畳んだ状態ではハンドライト、本体を開いてポップアップさせるとランタンになるというユニークな商品。裏面にはビルトイン式の取っ手があり、テントのフックなどに吊り下げることも可能。ハイ/ロー/点滅/消灯をループする操作の分かりやすさも美点だ
【EMLED コンパクトランタンライト折畳乾電池式】●明るさ:約70ルーメン(ハイモード時) ●点灯時間:連続約48時間(ハイモード時) ●電源:単3形乾電池×3本(別売り) ●本体サイズ:φ8.5×高さ5~13.5cm ●重量:約118g(電池含まず) ●カラー:クロ ●価格:680円
UV誘虫灯を搭載。モバイルブースト機能もあり〈ASSIKE 充電式モスキートキラーランタン〉
本体を引き上げるとUV誘虫灯が点灯し、虫をおびき寄せて撃退。底フタには虫を掃除するためのブラシも備えられている。LEDライトはハイ/ロー/点滅の3モードで、バッテリーは充電式。約4時間で満充電になるほか、2000mAhのモバイルバッテリーとしても使用可能だ。
【ASSIKE 充電式モスキートキラーランタン】●明るさ:150ルーメン(ハイモード時) 70ルーメン(ローモード時) ●点灯時間:約3時間(ハイモード時) 約6時間(ローモード時) 約30時間(誘虫灯時) ●充電時間:約4時間(USB充電式) ●本体サイズ:約φ98×高さ138~186mm ●重量:約389g ●電撃線電圧:DC700V ●カラー:ホワイト ●価格:2900円
ナローな照射範囲で手元を明るく照らす〈LEDコンパクトライト乾電池式〉
回転式フックとマグネット、2通りの設置方法が選べるコンパクトなライト。マグネットのある脚部は本体に対して角度を変えることができ、キャンプだけでなくバイクをメンテする際の作業灯としても活躍する。電源は単4形乾電池×3本で、別売りとなっている。
【LEDコンパクトライト乾電池式】●明るさ:約140ルーメン ●点灯時間:連続約6時間 ●電源:単4形乾電池×3本(別売り) ●本体サイズ:約幅60×奥行33×高さ132mm(フック含まず) ●重量:約85g(電池含まず) ●カラー:カーキ ●価格:499円
圧倒的な明るさ。ソーラー蓄電も可能〈ASSIKE ヒカルソラランタン×モバイルバッテリー充電式〉
IP65の防塵防滴性能を持つ充電式のランタン。バッテリーの容量は1万5000mAh(!)で、スマホの急速充電にも対応する。裏面にはソーラーパネルが搭載されており、太陽光での蓄電も可能。マグネット付きのハンドルは360度回転するので、好きな角度に調整できる。
【ASSIKE ヒカルソラランタン×モバイルバッテリー充電式】●明るさ:最大400ルクス ●点灯時間:連続約5時間 ●充電時間:約9.5時間(USB充電式) ●本体サイズ:約幅126×奥行188×高さ38mm ●重量:約510g ●カラー:ブラック ●価格:5900円
【可能ならスタンドも用意しよう】メインとなるランタンは高い位置にあるほど照明効果がアップする。上の写真ではポール組立式ランタンスタンドを使ってランタンを吊り下げており、テントの前室から手前が広く照らされている。タープを使うならポールに引っ掛けるタイプのフックを用意するのも有効だ。
1つあると超便利なヘッドライト
額に取り付けるタイプのヘッドライト(通称:ヘッ電)は、手元を明るく照らしながら両手が使えるという超便利アイテムだ。ワークマンおよびロードサイドのワークマンプラス店ではさまざまな種類のヘッドライトを取り扱っているので、キャンプ場に行く前に一度立ち寄ってみてはいかがだろうか。
お勧めはこのようなヘッドの角度を変えられるタイプ。実際に使ってみると分かるのだが、実は額の向きよりも下方で作業することが多いからで、あとは雨が降ってきても使える防水や防滴タイプだと安心だ。
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