クロスカブ110を購入する目的のひとつだった「タンデムで市街地を気軽に走り回りたい」をかなえるため、筆者はピリオンシート（バイクの後部座席）とスライド式のリアキャリアを装着。今回はその詳細をお伝えします。
スライドキャリアが優れモノ
実はクロスカブを購入する前から「納車されたらアレを付けよう、コレも付けよう」と構想は練っていたのです。
まずはスライド式のリアキャリア。
クロスカブ110のノーマルのリアキャリアに挟みこむような状態で装着するスライドキャリア。
ネットで検索をかけると、いろんなショップが販売しています。これがいいかな、と思ったのは、ネクストステージ2号店というショップの「クロスカブ CC110 スーパーカブ スライド リアキャリア トップケースリアキャリア 丈夫 一体感 ステンレス製 カスタム フラットタイプ 荷台【タイプA】」という商品。価格は2万円ぐらい。
決め手はステンレス製であることと、レビューに「GIVIの汎用ベースも穴の位置がぴったり」とあったこと。
どうやって取り付ければいいのかは、YouTubeに動画が上げられていました。
装着に要した時間は30分ほどで、工具はメガネレンチ、ヘキサゴンレンチ、ラチェットレンチを使用。
このレバーを起こして回すとネジが緩み、スライドキャリアの天板が前後に動くようになります。動かした後で、レバーを回してネジを締め、レバーを倒せば天板が動かなくなります。
天板に斜めに切り抜かれている左右5本ずつのスリットは、ナイスアイデア。GIVIの汎用ベースを取り付ける際、取付ボルトの位置合わせが容易になる仕組み。
せっかくの純正シートも交換
ピリオンシートも同様にネットで検索をかけ、HILINE専門店というショップで「クロスカブ スーパーカブ ピリオンシート 50 110 前後セット 純正交換 革製品 リアシート 折りたたみ 立ち可能 一体感 外装 シート マット レザー 取寄せ」というのを購入。
黒もあったので、バラ売りしている黒いピリオンシートだけを購入すれば安く済んだのですが、ブラウンがいいなあ、ということで前後セットで2万円チョイで購入。
クロスカブ110の純正シートはスーパーカブ110に比べると座面が前後に広く、厚みもあり、座り心地良好とForRの執筆者の沼尾宏明さんも絶賛していたのですけれど、
【スーパーカブ110日誌】クロスカブ110純正シートに交換してみたら･･････超快適だった！
浅はかなワタシは見た目を優先してしまいました（笑）。購入したシートは純正品よりも少し薄めなんですよね。
ピリオンシートは背もたれにも
ピリオンシートは純正キャリアの一番前側に取り付けます。これも、YouTubeに取り付け動画が上げられていました。
2本のボルトで挟みこむだけなので、作業時間は10分ほど。
ふたつのリングに指をかけて狭めればロックが解除され、ピリオンシートが起こせるように。
背もたれの角度調整はできません。テレビの前でくつろぐときのような角度ではなく、バイクの運転に集中ができる、割と立ち上がった角度とでも言いましょうか、そんな感じ。
ですので背もたれとして使う場合は、座る人の体格が大きければ窮屈になるでしょうし、逆に小柄な方は背中に当たらないという場合もあるはずです。
身長176㎝の筆者の場合、まあまあちょうどいいかな、といった印象。
ソロ使用の際はスッキリ！
タンデム時は、こんな状態。トップケース内の荷物の重さとタンデムライダーの体重で、リアへの荷重が増えてフロントの接地感が減り、走りにくくなります。また、製品の当たり外れがあるのか、ピリオンシートを寝かす際にスライドキャリアの天板と少々干渉するので、これらの商品の組み合わせを筆者が推奨するものではありません（あくまでも自己責任でお願いします）。
けれどもピリオンシートを起こし、スライドキャリアを縮めれば、全体の前後長が短くなってコンパクトに納まり、走りやすくなります。
トップケースはGIVI「E43NTL-ADV」。前に乗っていたCRF250RALLYに取り付けていたやつを流用。クロスカブ110には大きすぎて、アンバランスだよなあ。でもこれ、ヘルメットによっては2個収納できるので便利なのです。
カブ系に限らず、バイクはいろんなアフターパーツが発売されているので、何をどう活用しようかと悩ましく、それがまたいいんですよね。
みなさんも自分らしいバイクライフをお楽しみください！
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