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愛車・Honda XR BAJAは屋外保管
ForRではすっかりお馴染み、私・佐賀山敏行の愛車は2021年11月に購入したHonda XR BAJAである。購入後はガレージ保管をしたり、たまに外に出した時には某社のそこそこ良いバイクカバーをかけたりしていたのだが……ちょうど2年前の2023年4月にレッドバロンオリジナルバイクカバー「ROM BODY GUARD(以下、ボディガード)」を購入。以降は、基本的には屋外で保管することになった。
>レッドバロンオリジナルバイクカバー『ROM ボディガード』で雨や紫外線から愛車を守る!!
バイクカバーというのは、バイクにまつわるアイテムのなかで最も過酷な環境に置かれる物のひとつだ。晴れの日は紫外線を浴び、雨が降ればびしょびしょに濡れてしまう。まー、ぶっちゃけて言うと「消耗品」である。定期的に買い替えるのが一般的だろう。
で、僕が使っているボディガードである。購入から2年が経ったが、今のところ不具合は感じていない。しかし、「本当に買い替える必要がないのか?」「そろそろ検討をはじめていいんじゃないか!?」……そんなことを思っていたところに、ちょうど雨が降ってきた!!
というわけで、検証してみようと思いついたのである。
ボディガード表面は明らかに劣化しているが……
4月某日、東京は久しぶりの丸一日の雨。強くはないが、しとしとと朝から晩まで振り続ける。そんな雨、そして普段は紫外線を一身に浴び続けているのが、我がXR BAJA……ではなくて、ボディガードなのだ。
ちなみにXR BAJAの駐車場所はこんな感じ。家族の自転車置き場の端っこギリギリ、なるべく邪魔にならないように置いている(いや、正しくは「置かせていただいている」状態だ・苦笑)。
なんでそんなところに無理しておいているのかというと……
はい、じつは我が家の自転車置き場にはサイクルポートを設置しているのだ。だから端っことはいえ、多少の雨はしのげる。
とはいえ、写真右側に写る窓を避けるため、通常よりだいぶ高い位置に屋根を設置している(実測2.8m)。さらに端っこということもあって、ほんとに「多少しのげる」程度。ほとんどの場合、雨のあとはボディガードはしっかり濡れている(笑)。ただ、今回はボディガードの本当の性能をお伝えするため、この点も嘘偽りなく報告しようと思った次第である。
ついでに言うと、写真奥がちょうど真南。つまり写真左側が東で、晴れの日はがっつり日光(紫外線)を浴びている点も注記しておきたい。
さて、雨が上がった翌日の早朝。ご覧のとおり、地面はまだ濡れている。
ボディガードを見てみると、さすがに雨粒はなくなっているが、触ってみると明らかに水分を含んで濡れている状態だ。
それより気になるのが表面の劣化具合。赤い部分はすっかり色褪せている。シルバー部分も元の輝きがなくなっていて、全体的に白みがかっている。さて、防水性はいかがなものだろう?
下側に目をやると、赤い持ち手がすっかり白くなっている……恐るべし紫外線!!
話はズレるが、先日ブリヂストンの開発を担当している方にお話を伺う機会があったのだが、タイヤにとって紫外線は大敵中の大敵。バイクカバーは適切なサイズを選び、タイヤをしっかり覆っておいた方が良いとのことだ。
2年間も風雨や紫外線、砂埃などに晒され続けたボディガード表面にはそれなりの劣化が見られたが、肝心なのは中身のXR BAJAである。さて、雨の後の我が愛車の状態は……? 運命のご開帳!!
安心してください、濡れてませんよ♪
まずはメーター周り……何事もなかったかのようにカラッカラに乾いている(笑)。はい、まったく濡れていない。
燃料タンクも濡れていない。湿り気もなし! もちろん、シートなども問題ナシ!
バイクはまったく濡れていなかった!!
ボディガード裏側をチェックしてみると、フロントフェンダーが当たる部分にやや湿り気を感じたが、それ以外はいたってドライ! 雨を1日中受けていたとは思えない状態だった。
ちなみにボディガードの裏側は起毛素材になっていて、燃料タンクなどの外装が傷つかないようになっている。この素材にも劣化などはなし。毛羽だってタンクに毛がつくなどといった不具合もない。
1年前に購入した安いバイクカバーは……
1年前に街乗り用としてDio XR Bajaを購入したのだが、その際に某巨大ECサイトで某大陸系リーズナブルカバーも購入。ついでなので、そちらもどうなっているかをチェックしてみると……
まぁまぁ濡れとるやないかーい!!
愛車を守るバイクカバー……やっぱり妥協は禁物なのね(汗)。
まだまだ使えるボディガード! これからもXR BAJAをよろしくね!
ボディガード表面に劣化は見られたが、実際はまだまだ使えることが判明したのでひと安心。
公式Webサイトによると、ボディガードは“表面4層・裏面2層の合計6層コーティング”を施しているとのこと。表面が多少劣化したところで、その性能はびくともしないのだろう。むしろ、この劣化具合は愛車を守ってくれている「名誉の傷」ともいうべきもので、消耗品どころかおおいに愛着を感じてしまったほど(笑)。
我がボディガードくんよ、これからもXR BAJAを守っておくれ!