ホンダは欧州で、日本でいうCB250Rの兄弟車にあたるCB300Rを新たに発表した。これはインドで2021年末に新型が登場したCB300Rの欧州版だ。エンジンはユーロ5に適合し、倒立フロントフォークは高性能なSFF-BPを採用。スリッパークラッチなども追加されている。

ヤングマシン編集部

日本でも新型CB250Rが登場なるか

ホンダは欧州で新型CB300Rを発表した。インドで2021年末に発表されたものの欧州版で、日本におけるCB250Rとベースを共有する、ネオスポーツカフェの弟分という位置付けだ。

欧州では従来もCB1000R、CB650R、CB125Rとともに販売され、末弟のCB125Rはクラスを超えた装備としてSFF-BPやIMU付きABSなどを備えている。日本でも同様のCB125Rが登場していたが、フロントフォークなどは兄貴分のCB250R/CB300Rよりも進んだ装備になっており、下剋上の状態が続いていた。

この序列を再び正常化せんと登場したのが、新型CB300Rということになるだろう。

エンジンはレブル250/300系とベースを共有する水冷DOHC単気筒で、新型はユーロ5に適合するとともにアシストスリッパークラッチを新採用。排気量は286ccで最高出力31ps、最大トルク2.8kgf・mを発揮する。

シートのマテリアルも新しくなったほか、厚さ23.5mm/230gのコンパクトなLCDダッシュボードには、新たにギヤ段数表示が追加された。マットガンパウダーブラックメタリックとキャンディクロモスフィアレットに加え、ニューカラーとして設定されたのはパールダスクイエローとマットパールアジャイルブルーの2色。

日本仕様のCB250Rも同様のモデルチェンジが期待できそうだ。その時期などについては続報が入り次第お伝えしていきたい。

HONDA CB300R[2022 E.U. model]

HONDA CB300R[2022 E.U. model]

主要諸元■全長2012 全幅802 全高1052 軸距1352 シート高799(各mm) 車重143kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 286cc 31ps/8500rpm 2.8kgf・m/7500rpm 変速機6段 燃料タンク容量10L■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●英国参考価格:4899ポンド(日本円換算約75万円) ●色:黄、青、黒、赤

HONDA CB300R[2022 E.U. model]Pearl Dusk Yellow 

HONDA CB300R[2022 E.U. model]Mat Pearl Agile Blue 

HONDA CB300R[2022 E.U. model]Mat Gunpowder Black Metallic

HONDA CB300R[2022 E.U. model]Candy Chromosphere Red

HONDA CB300R[2022 E.U. model]Mat Gunpowder Black Metallic

HONDA CB300R[2022 E.U. model]ディテール

反転表示のLCDメーターには、ギアポジションインジケーターが追加された。

DOHC4バルブの286cc水冷4ストローク単気筒エンジンはユーロ5に適合するとともに、アシストスリッパークラッチを新採用。

ショーワ製SFF-BP(セパレートファンクションフロントフォーク-ビッグピストン)を新採用し、ラジアルマウントキャリパーを組み合わせる。ABSは6軸IMU連動だ。

HONDA CB300R[2022 E.U. model]

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