イタリアスズキは、MotoGPと世界耐久選手権に参戦するファクトリーマシンの公式カラーにインスパイアされた特別カラーの「GSX-S1000」および「GSX-S950」を2021年11月のEICMAで発表していた。この車両のデリバリーがついに始まった模様だ。
文:ヤングマシン編集部

GSX-R1000R レジェンド仕様に続くレプリカカラー!

世界グランプリ(WGP/MotoGP)最高峰クラスでチャンピオンを獲得した歴代ファクトリーマシンのレプリカ仕様GSX-R1000Rを2021年に登場させるなど、独自の特別エディションを製作することでおなじみのイタリアスズキが、新型GSX-S1000および欧州にのみ存在するGSX-S950(排気量は1000と同じで馬力を制御した仕様)に、レーシングマシンのレプリカカラーを設定した。

これは2021年11月のEICMAで発表されたもので、MotoGPマシンGSX-RRのレプリカカラーであるGPエディションと、世界耐久選手権を戦うヨシムラSERTモチュールのGSX-R1000RをモチーフにしたヨシムラSERTモチュールエディションの2機種が登場。イタリアスズキのSNSなどによれば、ついに発売に至ったようだ。

GPエディションは、2021年シーズンを戦ったMotoGPマシンGSX-RRのブルー×シルバーをモチーフにしたもので、2020年シーズンにチャンピオンを獲得したスズキ創業100周年記念カラーがベースになっている。ヨシムラSERTモチュールエディションは2021年に世界耐久選手権でチャンピオンに輝いたヨシムラSERTモチュールのファクトリーマシン・GSX-R1000Rのレッド×ブラックが元ネタで、いずれもタンクからシュラウドにかけてあしらわれた大きな『SUZUKI』ロゴが印象的だ。

スポンサーロゴは小ぶりなアンダーカウルに控え目に配され、GPエディションは「ECSTAR」、ヨシムラSERTモチュールエディションは「MOTUL」と、いずれもオイルのブランドになっているのが面白い。

なお、現地価格はGSX-S1000が1万3190ユーロなのに対し、同GPエディション&ヨシムラSERTモチュールエディションは各1万4590ユーロ、そしてGSX-S950についてはSTDが1万390ユーロ、各エディションが1万1690ユーロとなっている。

【SUZUKI GSX-S1000[2022 EU model]】
主要諸元■全長2115 全幅810 全高1080 軸距1460 シート高810(各mm) 車重214kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 999cc 152PS/11000rpm 10.81kgf-m/9250rpm 変速機6段 燃料タンク容量19L■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●価格:1万3190ユーロ~

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