新世代CBシリーズの共通テーマ「根源的な楽しさの進化」を狙い、公道での走りを追求して’18年にデビューしたホンダCB250R。250cc単気筒エンジンはCBR250R用がベースで、低中回転域での扱いやすさを高めている。倒立フロントフォークなど、走りの装備に抜かりはない。
スタイリング&カラーバリエーション
【’21 HONDA CB250R】■全長2020 全幅805 全高1045 軸距1355 シート高795(各mm) 車重144kg ■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ249cc 最高出力27ps/9000rpm 最大トルク2.3kg-m/8000rpm 6段リターン式 燃料タンク容量10L ■タイヤサイズF=110/70R17M/C R=150/60R17M/C ●色:マットパールアジャイルブルー キャンディークロモスフィアレッド ブラック マットクリプトンシルバーメタリック ●価格:56万4300円
マス集中化を果たしたボディは力強い凝縮感に満ちている。安定感のあるシルエットを基本に、細部のデザインの質を高めたCB250Rは、市街地での走りが楽しめるパッケージだ。
【カラーバリエーション】マットパールアジャイルブルー
【カラーバリエーション】キャンディークロモスフィアレッド
【カラーバリエーション】ブラック
【カラーバリエーション】マットクリプトンシルバーメタリック
ライディングポジション&取り回し
【ライディングポジション】身長158cmには少し大柄。ハンドルが少し遠く感じるが、男性ライダーが乗ればちょうどいいか、ゆとりがあるくらいだろう。足着き性は良好だが、足を下ろしたい場所にステップがあるのがちょっと気になる。
【取り回し】重さは感じないが、ハンドルがやや遠い。あちこち干渉する場所がないので、扱いは容易だ。
シャーシ&足まわり
【ピボットプレートでフレーム剛性を最適化】車両重量の軽量化に貢献したフレームは、リヤサスペンション上側マウントと一体化させた鋼板製ピボットプレートを採用。メインフレーム側の強度の最適化と軽量化に寄与する
【どんな速度域でも安定した操縦の手応えが得られる】重い部品をできるだけ重心に近い位置に配し、重心から離れた場所に装着される部品はできるだけ軽くする。マスの集中化は、速度に関わらずクリアな操縦感覚をもたらしている。
倒立式フロントフォークはφ41mmと大径で、なんとCBR600RRと同サイズ。フレームとの剛性バランスを適正化するため、懸架系は専用設計されている。
リヤサスペンションはユニット内のガスとオイル室を分けた分離加圧式。チューブ内のシリンダー廃止でピストンバルブが大径化。路面追従性が高まっている。
【鋼板製ピボットプレート】メインフレームと独立したピボットプレートがリヤサスペンションからの荷重を受け止める仕組み。
【異形鋼板スイングアーム】スイングアームは左右非対称。左側がストレート、右側がガルアーム形状だ。
【ABS+IMUで緻密にブレーキコントロール】ABSにIMU(慣性計測ユニット)を加えたことで、ブレーキング時の車体挙動を検知。姿勢に応じたブレーキ圧コントロールにより、急制動時のリヤリフトを軽減させている。
【ラジアルマウントキャリパー】フロントブレーキは対向4ポットラジアルマウントキャリパー。リニアなブレーキングが可能だ。
【ウェーブ形状ディスク】前後ブレーキディスクはウェーブ形状で軽量化。フロントはφ296mm、リヤはφ220mmだ。
主要装備
【LEDヘッドライト】CB1000Rのデザインテイストを継承したヘッドライトは薄型LED。車体とマッチしている。
【LEDテールランプ】テールランプも被視認性の高いLED。リヤカウルもなく、スッキリしたテールまわりを演出する。
【テーパーハンドル】中央のクランプ部が太く、両端が細いテーパーハンドルを採用。操作感はダイレクトだ。
【デジタルメーター】多機能なフルデジタル液晶メーターには、シフトアップインジケーターも備えられている。
【強化ハンドルロック】盗難抑止効果を高めるために、ハンドルロックとキーシリンダーを強化。安心感が高まる。
【タンクシェルター】シャープなエッジがデザイン上のアクセントになっているタンクシェルター。モダンな雰囲気だ。
【シート】シートは快適な乗り心地と運動性を両立。タンデムシートも十分な広さを確保している。
【タンデムグリップ】タンデムシートの外側にはグリップが用意されている。これならふたり乗りも安心だ。
【シートロック機構】テールランプの真下、車体中央にあるシートロックで簡単にタンデムシートを開閉できる。
【ヘルメットホルダー】タンデムシートを開くとヘルメットホルダーがある。左右で2個装着できるのでふたり乗りに便利!
【車載工具】フックレンチがうれしい車載工具。タンデムシート下には多少の小物が入れられるスペースもある。
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●まとめ:ヤングマシン編集部(高橋剛) ●写真:楠堂亜希 ●外部リンク:ホンダモーターサイクルジャパン
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