悪いことは言いません。ライダーだったら一度は「那須MSLステップアップ試乗会」を体験しておきましょう。普通二輪免許しか持っていなくても憧れのビッグバイクなどにドカスカ乗ることができるのです。参加料金は1000円ポッキリ! それで約20台の試乗車に乗り放題なのですから1台あたり約50円になる計算(何が?)。筆者も参加して大満足いたしました!!

最新型から定番モデルまでバラエティに富む試乗車!

まずは事実を列記しましょう。

私が体験(&取材)した3月19日(土)、那須MSL(モータースポーツランド)における「ステップアップ試乗会」で乗ることのできた試乗車は……。

HONDA=CBR600RR(2012年式。以下’12のように表記)、CBR1000RR('12)。

CBR600RR

●2003年の登場以来、ユニットプロリンク(リヤサス)にセンターアップマフラーといった基本構成はそのまま、改良と熟成を重ねて今に続いている「CBR600RR」。“世界一乗りやすいスーパースポーツ”との呼び声も高い傑作車は中古車市場でも高い人気を誇っているのです

 

YAMAHA=MT-25('20)、YZF-R25('20)、MT-09SP('21)、XSR900('20)、MT-10('19)、YZF-R1('20)、YZF-R1M('20)。

MT-09SP

●“マスター・オブ・トルク”ことMTシリーズを代表するモデルとも言える「MT-09」。その最新かつ上級車仕様であるSPモデルが試乗車として降臨! なお、ステップアップ試乗会の試乗車ラインアップは回を重ねるたび少しずつ変わっていくことが多いので、気になる方は那須MSLの「支配人BLOG」を適宜チェックしておきましょう(笑)

 

SUZUKI=ジクサーSF250('20)、Vストローム650('20)、Vストローム1050('20)、SV650('21)、GSX-R600('16)、GSX-S750('21)、GSX-S1000('20)、GSX-S1000('22)、ハヤブサ('21)。

GSX-S1000

●「スズキさん、どうしちゃったの?」とスズキ好きの筆者が戸惑うほどカッコよく(!?)生まれ変わった新型GSX-S1000が早くも出陣です。なんと今回は従来型のGSX-S1000も試乗車として用意されており、乗り比べをする参加者が数多くいらっしゃいました。「旧型のほうが好き!」という声も少なからずあり、バイク選びの奥深さを再確認した次第……

 

KAWASAKI=ニンジャ250('15)、ヴェルシスX250('22)、ニンジャ650('22)、Z900('22)、Z900RS('22)。

Z900RS

●出ました! 老若男女をトリコにするカワサキの看板モデル「Z900RS」はしっかりとピットに並んでおりました。ベースとなった「Z900」と乗り比べることができるとは、主催者さん、分かっていらっしゃいます! ちなみにマシントラブルなどが発生しても、すぐ代わりの車両が用意される点にも不肖オガワ、深く感服しました。どこまでも“参加者ファースト”なイベントであることが貫かれております

 

BMW=R1200R('13)というラインアップ。とてもフレンドリーな250ネイキッドから、アドベンチャー、ストリートファイター、ネオレトロ、ロードスター、スーパースポーツ、そして最新メガスポーツに至るまで、排気量もバイクのジャンルも多種多様。

R1200R

●当日はドイツの雄、BMWの「R1200R」もさりげなく存在しておりました。日本メーカーの車両とは明らかに違う乗り味を試してみたいと考える参加者は多数! その独特なフィーリングは速度40㎞/h前後でも明らかに感じることができます。唯一無二の魅力を放つボクサーツイン(水平対向2気筒エンジン)のトリコになっちゃう人、続出!?

 

著名な各メーカーを代表する車両を自在にチョイス!

今この記事を読んでいる諸兄諸姉にとっても、「あっ、そのバイク。一度でいいから乗ってみたいんだよな~!」というモデルが少なからず含まれているのではないでしょうか。

不肖オガワも二輪雑誌の編集部員を辞して専門学校生となり早2年。当然ながら最新バイクを走らせる機会など皆無に……。ですので今回はもう楽しくて楽しくて、もろもろの取材と同時進行しながら10数台の車両に乗ってしまいました(笑)。

MT-25に乗る小川

●身近な存在である250㏄モデルはトータルで5台も登場! 写真のヤマハ「MT-25」も顔がエグくて走り味も面白かったなぁ……。というわけで、ステップアップ試乗会で乗らせていただいた車両のライディングインプレッションは稿を改めて紹介させていただきます

 

試乗は先導車付きで1回2周。全長1.2㎞の低中速サーキットを約4分ほど気持ちよく駆け抜けたあと、次の方へバトンタッチするという流れが順次繰り返されていきます。

順番待ちの列

●ピットアウトからピットインまで約4分というペースは厳密に守られますので、自分の前に並んでいる人数×4(分)でおおよその待ち時間が計算できます。あ、参加される方は長袖ウエアに、ヘルメット(半ヘル不可)、グローブ(オープンフィンガー不可)などライディングにふさわしい服装でご来場を(革ツナギの着用は必要なし)。用品レンタルはありませんよ!

 

並んで順番さえ待っていれば、目当ての車両に必ず乗れるわけですからタマリマセン。

当日の一番人気はやはり昨年モデルチェンジを果たしたばかりの“メガスポーツ”スズキ ハヤブサ。コロナ禍の影響もありメーカー主催の試乗会が行われていない現在、「心待ちにしていました!」という参加者が非常にたくさんいたのも無理からぬことです。

ハヤブサ走行中

●いざとなれば東海道新幹線より速いスピードを出すことのできる“アルティメット・スポーツ”スズキ ハヤブサ。その圧倒的な高性能は低速走行でも十二分に伝わってくるもの。話を聞くと「コイツに乗りたいから大型二輪免許を取りにいってます」というイケメン若人も複数いたりして、バイク業界の行く末を少しばかり憂いていたオッサンとしては嬉しいかぎり

 

早めの予約、早めの到着がメリット大ですよ

悪いことは言いません。試乗会を120%楽しみたいのなら8時30分からの受け付け開始時までには会場にいて、試乗会がスタートする9時から速攻でお目当ての車両を体験いたしましょう。

受付の風景

●バイクで来場したなら車両を置いて徒歩10秒。クルマの駐車場からなら徒歩で3分くらいかかるかな、というところにあるコントロールタワー横の受付で当日の試乗車リストを受け取りましょう。胸躍る至福の待ち時間ですよ〜

 

1日の定員は先着順で最大200人。上限近くの参加者がピットへ集結する状況になりますと、特に人気車は待機列が長~くなってしまうもの。全車コンプリートを目指すならなおさら、朝イチからの参加がオススメです。

探せば近くに1泊3000円(!)クラスの激安ビジネスホテルが見つかる場合もありますので、ひとりでも仲間とでも前夜祭を楽しんで、ラクラク8時開場と同時に現場入り……というのも大アリかと。もちろん早朝出発魂の日帰り参加も気分は盛り上がるのですけれどね。

自動車での移動

●今回はイベント前後で大雨が降ったこともあり、クルマで会場入りする人が目立ちました。四輪駐車場料金は別途2000円が必要となるものの、利便性などを考えれば大いにアリ。遠方からハタチの仲良し4人組が1台のクルマで来場、という例にも出会えてホッコリしました

 

「大きなバイクはちょっと」と言っていた彼(彼女)が豹変

そして何度でも声を大にしてお伝えしたいのが、このステップアップ試乗会は“普通二輪免許(400㏄までのバイクを運転できる、昔でいうところの「チューメン〈中型二輪免許〉」ですな)”しか持っていない人でも、ナナハンやリッター(オーバー)バイクを走らせる体験ができるということ(※)。

ステップアップがきっかけ

※参加条件=満18歳以上で免許取得後1年以上が経過した普通二輪または大型二輪免許(AT限定は不可)取得者ならレッドバロン会員・非会員を問わず参加が可能 ●“チューメン”時代にこのイベントを体験してヤル気が爆発し、見事にビッグバイクの夢をかなえた……etc。さまざまなドラマに彩られた参加者たちの記事は次回で紹介いたします〜

 

もしアナタがベテランライダーで、近くに“チューメン”を持っている可愛い後輩がいるのなら、ぜひ優しく先輩風を吹かしてこのイベントの存在を教え、なんなら一緒に参加いたしましょう。

二十歳の参加者

●イケメンぞろいのナウなヤング(死語!?)たちのインタビュー内容も次回掲載!

 

昼食風景

●場内にはケータリングサービスも用意されますので、昼食をそちらで購入することも可能です。ワタシは那須高原カレーに舌鼓。レッドバロン名物の激安50円ドリンクも美味しくいただきました

 

ピットでは車両ごとにスタッフが付いており、乗車時や発進時に立ちゴケをしないよう手厚くサポートしてくれます。

ズラリ整列

●不肖オガワ、恥ずかしながらYZF-R1Mにまたがったとき、盛大にバランスを崩しかけてしまいました。そのとき車体を“スッ”と支えてくれたスタッフ様、この場を借りてお礼申し上げます

 

おっとっと状態

●百戦錬磨のスタッフたちがアナタを優しく&力強くサポートします……が、さすがに自分で引き起こしやスタンドの出し入れができない場合は試乗NGに。ご自身の体格や体力に合わせた試乗車を選択して、くれぐれもムリはしないようお願い申し上げます

 

そして、いざコースインしても最高速度は40㎞h程度に抑えられていますから、置いていかれる心配はまったくありません。

きっと自分なりの「ステップアップ」がしたくなる

実際の公道によく似た大小のカーブが連続する安全なクローズドコースを数百mも走るころには「ビッグバイクといっても操作方法が変わるわけじゃなし、逆にエンジンが力強いぶん乗りやすいかも!」と緊張から解き放たれた“チューメン”の後輩さんが、さっそく大型二輪免許取得への算段を考えはじめるかもしれないのです。

コースにて

●道幅も広い安全なクローズドコースで話題のバイクを味わう……。最の高ではないですか。ビギナー、ベテラン問わず素晴らしい知見が増えることは確実です。筆者も時間の許す限り試乗車待機列に並びまくりました(笑)

 

無論、アナタも数多くのバイクに乗ることができて興奮することは間違いなし。素晴らしきWin-Winの関係が構築できることは不肖オガワ、でっかい太鼓判を押させていただきます。

最後のアンケート

●試乗を終えたあと会場内でアンケートに回答すると、レッドバロンマガジン「R★B」や便利な曇り止めティッシュなどをいただけました。ありがたや〜

 

さっそくお近くのレッドバロンで相談&予約を!

申し込み方法などの詳細はコチラをご参照ください。

次回は5月で20日(金)、21日(土)、22日(日)の3日連続開催。以降、7月と9月にも行なわれますので、ぜひ早めにスケジュールのご調整を! 

語らいのひととき

●ピット裏の広いスペースには自由に使えるテーブルやイスも用意され、仲間同士で走らせた感想を述べ合うディスカッションも至るところで大盛り上がり。丸一日、自分のペースで普段なかなか乗れない車両とたわむれることができる、参加費1000円とは思えないナイスな催しでありました……

 

また、10月には海外メーカーの車両を存分に満喫できる「外国車試乗会」も同会場で開催。

いろんなバイクに乗って経験値を上げておくことは、バイクライフを充実させてくれますよ!

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