カブ主にありがちな悩み……それはレッグシールドが汚れやすいことではないか!? 新車でスーパーカブ110を購入して、はや1年。上手い汚れの落とし方を探ってみた! 最もカンタンに汚れが落ちたアイテムとは……!?

段差と股下の汚れが目立つんです!

レッドバロン浦和東で購入した愛車スーパーカブ110(JA44)に関わる日々のネタを綴る「スーパーカブ日誌」。久々の今回は「レッグシールド問題」(?)だ。

スーパーカブのレッグシールドは、雨風からライダーの足をガードしてくれるアイテムであり、デザイン上においてもカブのシンボルの一つ。しかし、2021年末の購入直後から「何だか汚れやすいし、汚れが落ちにくいゾ」と思っていた。

屋外にカバーをかけて保管しており(いちおう屋根がある)、たまに乗る程度なのだが、妙に汚れている。色が白なのと、靴で擦りやすい場所というのも関係していそうだ。まぁ正直、カブは多少汚れていてもいいや、という気もするのだが、バイク歴初の新車なのでキレイな状態をキープしたいのだ。

材質は樹脂で、バケツなどに使われるポリプロピレン(PP)製らしい。オフロード車のフロントフェンダーなどによくある柔軟な素材と同様だ。

まず新車で買って2か月後ぐらいから気になり始めたのが、レッグシールド前側サイドのフチ。ここに1mmにも満たないわずかな段差がある。金型との分割位置にできる樹脂成型時のパーティングラインのようなものだ。ここへ妙に汚れがたまっている。

↑レッグシールドのフチにある段差に汚れのスジが。

↑さらに拡大。バイクカバーの汚れがたまってくるような印象?


もう一つが股下。リアキャリアにケース(ホムセン箱、関連記事はコチラ)を装着した関係から足を前側に回してまたがるため、私のような長い足でもつい擦りがち(ジョークよ笑)。

また、先日の親子栃木ツーリングでフロントバッグを装着したのだけど、走行中に擦れて若干の小キズや汚れが付いてしまった。このバッグのインプレ記事は後日掲載する予定だけど、製品が問題なのではなく、股下にキャリアを装着するか、保護シートで養生しておけばよかったのだ。

↑「股下」とはこの部分。

↑さらに拡大。擦れて小キズがつき、ツヤがなくなっている。また角に汚れがある。

おカネをかけず、ウチにあるものでピカピカにできるか?

なるべく労力をかけず、なおかつウチにあるもので(つまり余計な出費をせずに)キレイにしたいと目論んでいる。が、果たして上手くいくか(笑)。

まずレッグシールドの段差。これは削ってしまえばいい! と思い立ち、「キサゲ」を使ってみた。キサゲとは先端を鋭く尖らせた刃物で、プラモデルの合わせ目やバリをキレイにする工具だ。

↑模型用にたまたま持っていたキサゲを滑らせ、段差を均していく。

↑処理後。段差と一緒に(ほぼ)汚れも消えていった!


これでかなり汚れがたまりにくくなったが、この処理をしたのがかなり前。数ヶ月経つと、また汚れてきた。とはいえ、削る前よりはだいぶマシだ。

続いて、股下の部分。まずプラスチック用のクリーナー&保護つや出し剤の「クレポリメイトDX」を使ってみた。コレもたまたま持っていたのが選択の理由(笑)。でもD-トラッカーにはよく使っている。テールカウルがPP製で、よく白っぽく劣化するのだけど、コレを使うと復活するのだ。

↑スプレーしてウエスでフキフキ。


ところが、全く変わらない……。擦れている部分はツヤも出ないし、汚れも落ちない。

次にトライしてみたのが、食器用台所洗剤。水に混ぜて洗車用のムートンで洗ってみた。

↑ペットボトルに洗剤入りの水を入れてムートンで洗い上げ、終わったら水で流す。


これまた……結果は変わらず! やっぱり汚れが落ちにくい。

100均のメラミンスポンジ、あなたが神か!

次に試したのがメラミンスポンジ。食器や湯呑みなどのこびりついた汚れを落とせるスグレモノで、これもウチにあった。妻に聞いてみると100円ショップで購入し、4cm角のスポンジがたくさん入っていたという。

水で濡らして軽い力で擦ってみると……みるみる汚れが落ちていく!

↑濡らしたメラミンスポンジで優しくナデナデ。

↑何回か往復したら、みるみるキレイに!

↑ついでにハンドル下側の汚れも……。

↑アッサリキレイに。

↑フロントバッグのベルトで擦れて黒くなった箇所(矢印の部分)も……。

↑即キレイに。

↑前側段差の汚れも……。

↑すっかりキレイに!

↑さらにサイドカバー。ここも靴やズボンが擦れて薄く汚れていたが……。

↑ピカピカに!


ピカールやスチールウールも用意していたのだが、出番なしに終わった。ただ、ツヤがなくなり、微細なキズは残っているので、今度はコンパウンドで磨いてみた。これも昔(10年ぐらい前?)買ってウチにあったものだ。

↑クルマ用の液体コンパウンドトライアルセット(ソフト99)。#3000(キズ消し用)、#7500(仕上げ用)、#9800(超鏡面用)の3種類がある。番手が粗い方(数字が小さい方)から順に磨いていく。

 

 

↑仕上げに、最初に使ったクレポリメイトDXでツヤ出し。おぉ、凄くキレイだ!


撮影助手をしてくれた妻が言うには、ロンドンのスプレーアートもこれで落としているらしい。
ただし、調べていくとウレタンの微細な凹凸で汚れを削り落としていく仕組みという。つまり、塗装されたボディやコーティングに使用するとキズがついてしまう。今回のような無塗装の樹脂もツヤがなくなってしまったのでご注意を(ご使用の際はくれぐれも自己責任でお願いします)。

とはいえ、労力とおカネをかけずウチにあるものでキレイにしたい、という目論見は見事に達成できたので、余は満足じゃぁああ(笑)。

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