深川めし、松尾芭蕉、のらくろで知られるプチ観光エリア

今回紹介する「高橋駐車場」は東京都江東区の深川エリアに位置している。深川という地名は「深川めし」でご存知の方も多いだろう。昔、この辺りは遠浅の海でアサリの名産地だったが、むき身を煮たものを漁師がご飯にのせてどんぶりで食べていたことがルーツだ。

また、深川は松尾芭蕉が庵を持つなど活動の拠点だったことから関連史跡も多く残っている。「おくのほそ道」のスタート地点もここだ。 有名な俳句「古池や蛙飛びこむ水の音」の句碑は高橋駐車場からほど近い清澄庭園にある。
また、高橋駐車場のすぐ近くには高橋商店街がある。ここは通称「高橋のらくろード」と呼ばれていて、昭和初期の人気マンガ「のらくろ」のフラッグやオブジェが通りにあふれている。原作者の田河水泡(たがわすいほう)さんが幼少期から青年期までを深川で過ごしたという縁だ。
なお、グーグルマップ上では「高橋駐車場」と検索すると東京都調布市のものが検索されてしまう。当地は「EV充電スポット」とされているので注意しよう(※'23年3月11日時点)。

駐車枠ごとに自動で昇降するゲートバーを採用!

高橋駐車場は東京都道463号線に面しているが、四輪駐車場の一画にバイク用が5台分と、決して大きなバイク駐車場ではない。
しかし、各個の駐車スペースはアーチポールで前方と左右を囲まれており、さらに入口兼出口でもある後方には自動で昇降するゲートバーが採用されている。このシステムは見たことがなかったので驚いた。
なお、チェーンロックなどを使えばアーチポールにも施錠できるので、防犯性はかなり高そうだ。
駐車スペースの路面は四輪用スペースと同じアスファルトだが、スタンドが設置する部分には補強・滑り止めのペイントが施されている。炎天下での駐車やセンタースタンドがけでも安心だ。

最新の精算機で様々な支払い方法が可能!

高橋駐車場は精算機にも最新のものが使われている。現金のほか、各種のクレジットカードや電子マネーに対応しているのだ。カードの挿入やタッチはもちろんのこと、スマホアプリ(QRコード)の読み取りも可能だ。

QRコードの読み取りでは、LINEPay、PayPay、mPay(メルペイ)、auPAY、d払い、RPay(楽天ペイ)の支払いができる。これだけ対応していれば使えないということはほぼないだろう。

四輪用スペースには普通充電器も設置

四輪用スペースになるが、EV・PHEV用の充電スタンド(豊田自動織機のEVC2)が設置されている。駐車料金は必要だが充電料金は無料だ。現在販売されている電動バイクでSAE J1772規格の普通充電用コネクターが使えるものはまだ少ないが、今後対応車種が増えていくようなら将来的には電動バイクでも使えるように配慮されるかもしれない。


高橋駐車場
原付(50cc以下) 自動二輪(50cc超)
所在地  江東区高橋13(都道463号・清澄通り沿い)
料 金 60分100円
※入庫後24時間最大800円(0:00~24:00)
※最大料金繰り返しあり
台 数 5台 ※駐車可能なバイクは長さ2.5m以内、幅1.0m以内
営業時間

00:00~24:00・年中無休

ロック あり ※自動昇降ゲートバー
予 約 不可
定期契約 なし

 

バイク駐車場の検索はコチラが便利

全国バイク駐車場案内(一般社団法人 日本二輪車普及安全協会)
都内時間貸駐車場検索サイトS-Park(公益財団法人 東京都道路整備保全公社)

 

 

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事