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小川 恭範の執筆記事一覧
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コラム&エッセイ
VMAXという孤高の“魔神”【その5】~ 1998年モデルを最後に国内仕様は消滅……。しかし逆輸入車版はそこから約10年間も命脈を保ったッ! ~
ライバル(ほぼ)不在のまま1985年から覇道を突き進んだヤマハ謹製“力の象徴”「VMAX」! 15年近い年月が経過して圧倒的だった最高出力の数値こそリッタースーパースポーツなどにバンバン抜かされていきましたが、スタイリングや特異な乗り味が放つ魅力は色あせることなく世紀をまたいで販売は継続されていきました。 そしてチラホラ姿を見せ始めた2代目への期待と熱狂……。そちらについても語ってまいりましょう!…
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コラム&エッセイ
VMAXという孤高の“魔神”【その4】~ ライバル不在(蹴散らした!?)で無双状態だった1990年代……。絶対的パワー求道者の欲望も歯止めナシ!? ~
♪「か~ぎ~り~ないものっ それが欲望ォォォォ~~~ッ」とは筆者が大好きな井上陽水大先生の名曲ですが、本当に人間の欲求というのはキリがないものでございます。1985年の発売当初、市販二輪車トップ・オブ・ザ・トップだった145馬力を誇示しつつ登場した「VMAX」ですけれど、続いていく熱狂のなか車両が広く行きわたっていくにつれ「もっとパワーを~!」と叫ぶ人が現れ、それに応えるショップも登場し……!? …
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コラム&エッセイ
VMAXという孤高の“魔神”【その3】~ ヤマハのオーバーナナハン国内解禁 第一号車に選ばれたのはいいけれど……。逆輸入車版と骨肉の争いへ発展!? ~
1990年、ふた昔以上前からずっと続いていた自主規制「日本の4大メーカーは750㏄以上のバイクを国内で正規販売いたしません」が本格的に撤廃され、ビッグバイクブームが急加速いたします。ヤマハは数多の海外向けラインアップの中から「VMAX」に白羽の矢を立てリーズナブルプライスとともに日本市場へリリース! 押すな押すなの大盛況になる……と思いきや、異なる規制が気勢を削いだのです~!? …
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コラム&エッセイ
VMAXという孤高の“魔神”【その2】~ 羨望の存在となった“スプリント・アメリカン”! しかし肝心のVブーストがあったりなかったりで大混乱勃発!? ~
1985年、当時の量産市販二輪車においてブッチギリの最高出力145馬力を引っさげ北米デビューを果たした力の象徴「VMAX」! 「ナニソ~レ、イイジャン! コッチにも頼メルシー!?」とばかり1986年には欧州仕様が。なんと1990年にはヤマハのオーバーナナハン解禁第一号モデルとして日本仕様まで登場したではあ~りませんか。駄菓子菓~子! 欧州&日本向けには“アレ”が付いてなかったのですよ……(涙) …
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コラム&エッセイ
VMAXという孤高の“魔神”【その1】~バック・トゥ・ザ・約40年前!? 圧倒的な存在感を放つ「力の象徴」が登場した1985年とはどんな年だったのか!~
「ヤスノリくん知ってる? 145馬力(!!!!!???)を発生するVブーストシステム(???)付き1198㏄水冷V型4気筒エンジン(!?)を搭載したスプリント・アメリカン(!???)が登場したってさ……」ハァ? ナニソレ!? “3ナイ運動”によりバイクから隔離されていた高校時代。山口より3~4日早く1日売り二輪雑誌を入手できる都会住みオジサン(親戚)から聞いた衝撃的な存在……それがヤマハ『VMAX…
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その10】~セローがセローであるために、あえて選んだ“サヨウナラ” ……。最終仕様は大ヒットして大団円!? ~
2018年の夏、各種規制に対応して(いったんの)生産終了から復活した「セロー250」でしたが、なんと2020年1月には国内向けの卒業モデル!?となる「セロー250 ファイナルエディション」がリリースされてしまいます。35年前にデビューした“初代”を最大限にリスペクトしたカラーリングは往年を知るものにとって懐かしく、新規ユーザーにとっては新鮮そのもの。当然のごとく超絶引く手あまたな状態に……! …
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その9】~「えっ、セローが生産終了?」 2017年ショックを乗り越えて、さらに高い完成度へ! ~
まぁとにかく次から次へと最新バイクへ課せられていく様々な規制や機器の義務化。当然のことながら、設計年次が古い車両ほどそれらに対応していくことは難しくなっていきます。2005年にフルモデルチェンジを受けた「セロー250」も気が付けば10年超えの選手となっていた2010年代なかば。いったん生産終了の憂き目に遭いつつ、さらなる魅力を獲得して復活し、猛ダッシュで完走のゴールテープへ……!  …
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その8】~遠くへ行かセロー! オプションを詰め合わせた“バイク旅仕様”が想定外(!?)の大ヒットに~
その名も「TOURING SEROW」! 2012年1月にカラーリングチェンジが実施され、「あ、また数年間は何もないな。環境諸規制対策はすでに終わってるし、相変わらず人気あるしなぁ〜〜」とギョーカイ人っぽく斜に構えていたら、同年初夏にヤマハから撮影会のお知らせが……。イソイソと潮風公園へ向かうと「こちらです」とトッピングマシマシな「セロー250」がズラリ。この超お買い得仕様は販売を確実に底上げしま…
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その7】~超絶厳しい排ガス規制の荒波がセローにも襲いかかる……。キャブと決別して後半戦へッ!~
「イン、ジェク、ション! イン、ジェク、ション!……」と松浦亜弥さんが某社スクーターのテレビCMで連呼して、一躍パンピー……もとい一般人への知名度が爆上がりしたと筆者は信じて疑わないFI(フューエルインジェクション)。エンジンの燃焼室へ送り込まれる混合気をキメ細かく正確に制御するこのシステムなくしてセローいや、バイクの未来は存在しなかったのです! 最新技術はマウンテントレールをどう変えたのか……?…
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その6】~先行発売していた「トリッカー」の心臓を得て“250”のマウンテントレールが再出発ッ!~
天上天下唯我ボクスン……いや、独尊。広い広いこの世の中で唯一の、どんなバイクにも取って代わることができない尊い存在がセローである……とお釈迦様がおっしゃったかどうかは知りませんが(汗)。次々に登場してきたライバルを蹴散らして幅広い支持を集めてきたマイルドオフロード(笑)の覇車は2005年、登場から20年目にしてフルモデルチェンジを敢行し「セロー250」へ生まれ変わりました。絶対王政は無事に継承され…
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その5】~ウェ〜ィ!とパリピ的な「WE」の称号を得て、225シリーズは2004年モデルでおしまいっ!~
1985年に登場した「セロー225」は船出こそ静かだったものの1989年にセルフスターターを装備して大ブレイク! 1993年にはリヤディスクブレーキなどを採用した「セロー225W」がリリースされてマイルドオフロード界(?)の絶対的王者へ君臨。その勢いは1997年のモデルチェンジ版「セロー225WE」がしっかりと受け継ぎ、2000年には排ガス規制をクリア。“225”の終焉となる2004年まで全力で駆…
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その4】~「S」から「W」ときて孤高のマウンテントレール快進撃は続く!~
「全部同じじゃないですか!?」「ちがいますよーっ」「これだからしろうとはダメだ! もっとよく見ろ!」(とある超有名漫画のワンシーン)。細かい改良を少しずつ重ねて完成度を増した長い歴史を持つ乗り物やアイテムというのは、門外漢にはなかなか区別が付かないもの……。しかし、オーナー(予備軍)にとっては、ゆるがせにできない明白な差違だったりします。かくいう“セロー225”中盤戦の地道な進化を紹介しましょう!…
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その3】~鬼に金棒、セローにセルスターター! 1989年のモデルチェンジでライバル不在な孤高の存在へ! ~
「セル」! ドクター・ゲロのコンピュータが作り出した未来世界のバイオロイド(人造人間)で孫悟空、ベジータ、ピッコロ、コルド大王、フリーザらや様々な生物の細胞を組み合わせて作られた“ラスボス”……って、アレ? 失礼しました。セルで検索したら『ドラゴンボール』の世界に飛んでしまったようですネ。と、お約束なスタートをいたしましたが、いやいやいやセローと「セル」は意外なほどリンクしているのです!? …
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その2】~「笑っちゃうくらいに売れなかった」という発売当初の動きから、ライバル社もおののく人気車へ!~
上タイトルは非常にさばけたYマハ関係者が、1985年の「セロー225」デビュー当時を述懐したひと言。まぁ、その後大ヒットモデルになったからこそのコメントなのでしょうけれど、ヘタすると数年でラインアップからフェードアウトしていた可能性すらあった……!? オン&オフ問わず全てがレース志向だった“時代”の逆風をいかにやり過ごし、順風満帆としていったのか? キーワードは「二輪二足」! …
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コラム&エッセイ
セローという人気者と愉快な仲間たち【その1】~初代誕生はなんと1985年! 長い長~い歴史のビッグバン前夜にDTの陰に隠れた4スト車が……!?~
2020年(もう4年も前なのかっ!)に発売された「SEROW250 FINAL EDITION」をもって35年間の歴史に幕を下ろした唯一無二の“マウンテントレール”……。超人気モデルらしく歴代全てのモデルを網羅した書籍やウェブサイトは山ほどございますので、ここでは不肖オガワの視点から見た「セロー225/250」像について語っていきたいと思います。というわけで、初っ端はセローのベースモデル(?)につ…
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コラム&エッセイ
無知で“すみま仙台!” ~不肖オガワのジクサー250シン生活~ その1『スリ抜けがない世界!?』
全銀河1京8198兆4649億2525万飛んで117人ForR読者の皆さん、ご無沙汰しております。往年の名(迷)車についてあれやこれやなコラムを書き連ねてきたオガワです。スズキ「インパルス」編が終わってヤマハ「セロー」編を予告しておきながら1ヵ月以上音沙汰なしでしたが、油冷好きがたたって高脂血症で入院していた……わけではなく宮城県は仙台市へ引っ越していたのです。そこはまさに異世界で……!? この感…
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コラム&エッセイ
インパルスという繰り返す衝撃【その5】~油冷ネイキッド「イナズマ」との表裏一体状態を抜け出して華々しくフィナーレを飾った4代目~
前回紹介したように1990年代を通じて、やたらめったら400㏄クラスを充実させていたスズキ(もっと言えば250㏄クラスも(^^ゞ)。排ガスや騒音にまつわる各種環境諸規制強化を受けて、こだわりの多品種(結果的に)少量生産からモデルを絞り込んで少品種大量生産へシフトしていくなか、一大ボリュームゾーンに育ったネイキッドジャンルに関しては試行錯誤が続きました。しかし最後まで残った車種こそ……!? &…
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コラム&エッセイ
インパルスという繰り返す衝撃【その4】〜1990年代後半は400ネイキッド市場の爛熟期! 素晴らしいライバルとともに駆け抜けた3代目〜
インパルスという繰り返す衝撃【その3】はコチラ! インパルスという繰り返す衝撃【その5】はコチラ! 歴史的な裏付けを特に求めないユーザー層は薄かった……!? 折りしも1996年から運転免許制度の改正によって大型自動二輪免許が創出され、教習所に行けば簡単にビッグバイクの免許が取得できる時代が到来。 「今はZRX(400)だけど近いうちに免許を取ってデッカイZR…
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コラム&エッセイ
インパルスという繰り返す衝撃【その3】〜1990年代後半は400ネイキッド市場の爛熟期! 素晴らしいライバルとともに駆け抜けた3代目〜
ザ・正統派ネイキッドとして転生し、二度あることは三度ある……いや、三度目の正直で高い人気を勝ち得た3代目“インパルス”こと「GSX400 インパルス」。1994年の登場以来、毎年のように小改良や魅力的なカラーリング投入が行われて定番化したのに、なぜか突然放置プレイがスタートしたり、まさかのラインアップ落ちへ。そんな背景には浮気性なスズキ(?)ならではの特殊事情があったのです……!  …
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コラム&エッセイ
インパルスという繰り返す衝撃【その2】~ネイキッドブーム保守本流にジャストミート+ビキニの魅力!? 三度目の正直で堂々たる人気モデルへ~
ビキニ……なんと魅惑的な言葉なのでしょうか(^^ゞ。人体のとても大切な部分を必要最低限の布地で覆い隠すという、非常に印象的なファッションの由来は各自ググっていただくとして、バイクの世界にもビキニうんたらというものがありましたよね? そうです、「ビキニカウル」です。3代目にして非常にコンサバティブな出で立ちで登場した“インパルス”はライバルが真似できない+αの魅力で広い支持を得ました! &nb…
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コラム&エッセイ
インパルスという繰り返す衝撃【その1】~活況を呈する群雄割拠の400㏄クラスで過去3度よみがえり確固たる地位を築いたカッコいいスズキ!~
「今やインパルスと言えば、お笑いコンビのことですよね~」と書こうとして、ふとウィキペディアで調べてみると「コンビ名の由来は、結成当初に堤下が乗っていたオートバイ(スズキ・GSX400インパルス)の名前から」とあって驚愕! ちっとも知りませんでした……。かくいう芸能界に疎いオッサンがつづる意外と有名なスズキの迷……いや名ブランド回顧録、ニヤニヤ笑いつつ読み進んでいただければ幸い! …
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コラム&エッセイ
CB750という地味めなシビ子【後編】~15年以上のモデルライフを全うするなかで尻上がりに評価と販売数を爆上げしたラスト空冷ナナハン~
“class”さんの大ヒット曲『夏の日の1993』ではないですが、それまで眼中になかった地味子ちゃんがドレスアップ(歌詞だとおそらく水着にチェンジ)した途端に、「ウホ~ッ! 惚れたぜベイベ~♡」となってしまうのは、全生物にDNAレベルで刻み込まれた“業”なのでしょうか……。登場から10年近く質素に素朴に過ごしてきたシビ子はカラーリングの魔法をかけられ、一気にスターダムへと駆け上っていったのです! …
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コラム&エッセイ
CB750という地味めなシビ子【中編】~攻めすぎた?「CBX」と「CBR」を経て、空冷コンサバ路線で大復活した平成のホンダナナハン~
「CB750 FOURって知ってる?」「超有名ですからモチロン!」「ではCB750Fは?」「バカにしているんですか、グンも乗ってた超人気モデルじゃないですかぁ!」「じゃぁCBX750Fって?」「う~ん、ダブル角目の不思議な顔してるやつかなぁ」「ではナナハンのCBRはどう?」「えっ、そんなバイクありましたっけ?」……後輩との問答で知る驚愕の歴代ホンダナナハン知名度。そして地味めなシビ子が生まれた!?…
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コラム&エッセイ
CB750という地味めなシビ子【前編】~小洒落て“セブンフィフティ”とも呼ばれた空冷CBナナハンシリーズの末っ子優等生~
現在筆者がワープロ……いや、パソコンの前に座っているのは2024年3月16日(土)なのですけれど、ちょうど1日前にSHOEIさんが『バリバリ伝説』コラボヘルメットを発表してSNSはもちろん、時同じくして始まった大阪モーターサイクルショーでも大盛り上がり! 会場にはホンダ「CB750F」を駆る巨摩 郡クンのポスターがド~ン! ……こうなったらもう「乗るしかない、このビッグウェーブに」! &nb…
OTHER MEMBERS
他のメンバー
ForRの記事を執筆する個性豊かなメンバーたち。
全員バイクが大好きで、毎日バイクのことばかり考えています。
このメンバーが日替わりで記事を掲載。
MAIN MEMBER
メインメンバー
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バイクジャーナリスト
青木 タカオ
Aoki Takao
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Webikeメディア事業部マネージャー
市本 行平
Ichimoto Kohei
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120歳現役ライダーを目指すゴッドハンド見習いオヤジ
小川 恭範
Ogawa Yasunori
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エディター/プロデューサー/アーティスト
河西 啓介
Kawanishi Keisuke
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フリーライター
佐賀山 敏行
Sagayama Toshiyuki
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ライター/エディトリアルディレクター
菅生 雅文
Sugo Gamon
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二輪コンサルタント/ジャーナリスト
田中 淳磨
Tanaka Atsumaro
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バイク初心者のための専門誌
タンデムスタイル編集部
Tandem Style
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フリーランスの編集&ライター
沼尾 宏明
Numao Hiroaki
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フリーランスライター
谷田貝 洋暁
Yatagai Hiroaki
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『WEBヤングマシン』全面協力
ヤングマシン×ForR
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バイクライフのフリーマガジン
R★B編集部
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