極寒ツーリングはこうしてはじまった

 ホンダ『CRF250L<S>』をレッドバロンで購入し、新車が納車されたばかりのボク。友人・ミヤシーノ(宮下)に自慢すると、林道ツーリングへ半ば強引に連れ出されることに。

“ピカピカの新車”だからキズを付けたくないし、慣らし運転さえ終わっていない。納車後、すぐに満タンにしたガソリンをいちども使い切っていないほど走っていない状態で、街乗りさえまったくしていないのです。

    
 フルノーマルのまま、しばらく乗りたいと思っていたにも関わらず、ミヤシーノのガレージに置いておくと、ZETAのウインドシールドとラフ&ロードのハンドガード(いずれも汎用)が取り付けられているではありませんか。

 まだ極寒だった1月のハナシ。「寒いからツーリングは暖かくなってからにしようよ」と、泣き言をいうボクに言い訳ができないよう、ミヤシーノがとった対策なのでした。

筑波山と加波山周辺のダートへ

 今回の林道ツーリングを企画し、道案内するのはミヤシーノ。ウインドプロテクション効果の高い風防とナックルガードのおかげで、高速道路の巡航も快適です。

 慣らし運転を終えていないので、エンジンを高回転まで引っ張り上げないよう気をつけますが、100km/h巡航を6速6000rpmでこなしてくれ、エンジンにはまだまだ余裕があるといった感じ。

 高速道路の走行シーンはメディア向け試乗会で『CRF250ラリー』に乗ったときのものがありますので、どうぞご覧ください。

 常磐道を谷和原インターで出て、向かったのは「一本杉林道」をはじめとする筑波山と加波山の周辺の未舗装路です。関東地方に住むオフロードバイク乗りにはお馴染みのコースで、難易度はさほど高くありません。

“ピカピカの新車”をキズ付けたくないボクでも「まぁ、OKかな」と思える道のりになりそうな予感がします。なので「寒いし、行きたくなぁ」と言いつつも、心の底では正直なところワクワクしていたボク。仲間たちにも「林道ツーリングへ行こう」と、声をかけていたのでした。

仲間たちと合流し新車を自慢!

 途中の道の駅やコンビニで仲間たちと合流し、ボクの“ピカピカの新車”を自慢しまくります。目的は林道50%、自慢50%、いや、もしかすると9割以上を自慢が占めるかもしれません。 
 みなさん同業者(バイクジャーナリスト/ライター)で、ここ「ForR」の執筆陣もいらっしゃいます。普段はバイク専門誌やWEBメディアなどで顔出ししている著名な方々ですが、まずはバイクだけを紹介しましょう。


 ボクと同じ「ForR」執筆陣である佐賀山敏行さんは、レッドバロン東大和で購入したホンダ『XR250BAJA』で合流。ROM ONESドライブレコーダー(税込3万8280円/取付技術料が別途必要)を装着していて、ご自身の記事で動画を公開しているので、そちらも必見です。

 谷田貝洋暁さんも「ForR」で執筆中。ヤマハ『テネレ700』でみんなをグイグイ引っ張ってくれました。昔からプライベートで、モトスポーツランドしどき(福島県いわき市好間町)へモトクロスをしに行ったりする、バイク仲間であり飲み仲間でもあります。

 ヤングマシンなどでご活躍中の大屋雄一さんは、2012年に登場したヤマハ『ツーリングセロー』でご参加。ワイズギアのアドベンチャースクリーンやハンドルガードをはじめ、リアキャリアやアルミアンダーガードを標準装備するヒジョーにお得な仕様です。バッグ類も追加装備し、旅仕様となっております。
  
 ヤマハ『TT250R』で合流したのは、ミスターバイクBGなどに寄稿するノア・セレンさん。「行くよー」と声をかけると、すぐに合流することに。「この頃のオフ車は軽いよね」と、軽快にダートを駆け抜けます。次回以降のために、周辺の林道を「もっと散策しておくね」とのことです。

 そしてミヤシーノのヤマハ『WR250R』。コマ地図を使うラリーなどにも参加する林道マニアであり、キャンプもこよなく愛します。パーツオタクでもあり、いろいろとカスタムされ尽くしてあるからバイクを見るのも楽しいです。

 さぁ、ヤマハ4台、ホンダが2台、ボクを含め総勢6名。気がつけば、にぎやかなツーリンググループになっているではありませんか!

納車後2回目の給油

 燃料計を見ると半分くらい目盛りが減っていたので、林道へ入っていく前にガソリンスタンドで納車後2回目の給油をしておきます。そう、何度も言いますが、まだ納車されたばかりの“ピカピカの新車”なのです。「外装にキズをつけないぞー!」と決意しつつ、いよいよ一本杉林道に入っていきます。

 未舗装路になり、楽しくて仕方がありません。硬くしまったフラットダートで、サスペンションストロークが充分にある『CRF250L<S>』なら余裕を持って進んでいけます。

 
 今回はココまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。林道を走る様子は動画で先にご紹介いたしましょう。ぜひご覧ください! 


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