ホンダCT125がほしくなった
昨年(2020年)末より、東京のマンションと千葉県南房総市のアパート(どちらも賃貸)の“2拠点”生活を始めた。その経緯については「南房総がいざなう“2台持ち”生活」という記事で書いているのでぜひご一読ください。
で、その2拠点生活が僕の“車輪生活”に変化をもたらしている。まず四輪の愛車はこれまで2シーターオープン(アルフォロメオ・スパイダー)一台だったのだけど、南房総で暮らしはじめ山道や海岸などを走る機会が増え、「より走破性の高いタフなクルマがほしい」とい思うようになった。その結果、スズキ・ジムニーの“増車”となった。
そして南房総での暮らしは、ついに二輪生活にも影響を及ぼし始めた(汗)。バイクは旧車のカワサキRS650(W3)とベスパPX200の2台体制なのだが、四輪と同様の理由で「オフロードも行ける気軽なアシ」が欲しいと思うようになった。そこで浮上したのが“ハンターカブ”。そう、ただいま大人気のホンダCT125である。
レッドバロン袖ヶ浦へ
南房総ライフに弱点があるとすれば、大きなバイクショップがない、ということだ。今や房総にはたくさんのライダーが訪れているし、ニーズはあると思うんだけど。なぜだろう?
南房総からいちばん近くの、ハンターカブを購入できそうなバイクショップを探してみると、少なくとも木更津および袖ヶ浦辺りまで行かなくてはならないことがわかった。距離は約40km前後、時間にしてたっぷり1時間以上は走らなくてはならないが仕方ない。
このサイト「ForR」の母体であるレッドバロンでハンターカブを扱っているので、レッドバロン袖ヶ浦に訪れてみることにした。南房総の我が家からは、国道127号線を行けばほぼ一本道で行くことができる。日曜の午後だったがジムニーを走らせて1時間ちょっとでたどり着くことができた。
おそるべし!ハンターカブ人気
駐車場にクルマを止め、店内に入って展示車を眺めるが、目当てのハンターカブが見当たらない。しばらく探しているとスタッフの方から「なにかお探しですか?」と声をかけられた。「ハンターカブは……」と尋ねてみると、現在(2021年5月時点)お店には展示、在庫ともないとのことだった。
接客してくれたのは店長の岡田さん。ハンターカブは人気が高いのに加え、タイ工場で生産されているので、コロナの影響もありなかなか入荷しないのだという。
「いちばん早い入荷分で、8月頃入ってくるのが1台あるので抑えられると思います」と岡田店長。
8月に1台!! いや、うかうかしているとそれも逃してしまう。すると、さらに数ヶ月またなくてはならないだろう(たぶん)。とりあえず「実車が見たい」と思って訪れたのだが、そんな悠長なことを言っていられる状況ではなかった(汗)。
とりあえず予約金として1万円預けて(金額は任意)、その1台を抑えてもらう。
レッドか? ブラウンか?
「カラーもいま決めていただきたいのですが……」
ハンターカブのカラーはレッドとブラウンがある。じつは決めていなくて、「実車を見て決めたいなぁ」と思っていたのだ。レッドはカタログや広告にも使われているイメージカラーだし、ベタではあるがやはり“間違いない”感じがする。いっぽうオシャレ度の高さでいえばブラウンだと思うのだけど、ちょっと地味なのかな……と思わなくもない。
実車で見比べることができれば決められると思うのだが、なにしろ入荷するのが「どっちか1台」なのである。これはもう、直感で決めるしかない……。
「あ、赤でお願いします」
ということでホンダCT125,車体色はレッド、購入予約したのでした。
車両価格は税込み44万円。「か、カブがよんじゅうよんまんえん!」と思わなくもないが、それでも絶好調で売れているのだし、欲しくなってしまったのだから仕方ない(汗)。まあ125cc、原付き2種なので登録費用などの諸経費は安いし、アンダー50万円では収まるだろう(高いけど)。
なお岡田店長によれば、レッドバロンでバイクを購入するさいには独自の盗難保険や「オイルリザーブシステム」なるリーズナブルなオイル交換の仕組みに加入できたりするとのことだが、そのあたりの取捨選択はまた納車が近づいたら考えようと思う。
予定通りいけば納車まで3ヶ月ちょっと。南房総の山や海をハンターカブで駆け回る日を想像しつつ、楽しみに待ちます!