編集長としてボクが携わっているウィズハーレー

 こんにちは、バイクライター/エディターの青木タカオです。こうしていろいろなメディアに寄稿させていただいて、バイクに関するさまざまな情報を発信させていただいていますが、ハーレー専門誌『WITHHARLEY(ウィズハーレー)』(3、6、9、12月の上旬発売、内外出版社)では編集長を務めさせていただいております。

表紙にはテレビや映画でご活躍中、芸能界きってのバイク好きとして知られ、ハーレーを愛車にする俳優・ミュージシャンの武田真治さんがご登場!

▲表紙にはテレビや映画でご活躍中、芸能界きってのバイク好きとして知られ、ハーレーを愛車にする俳優・ミュージシャンの武田真治さんがご登場! これって結構すごい!!(←自慢)

『WITHHARLEY Vol.13』は9月8日に全国の書店で発売し、本日はその宣伝。「なーんだ、宣伝かよ」って、そんな声が聞こえてきそうですが、編集長だから言える・知っている・ココだけのハナシを“発売前”なのに(!!)しちゃおうと思いますので、立ち読み感覚でお付き合いください。

フォーティーエイトが人気の理由

 まず、コチラは中古車市場でとても人気のあるスポーツスターファミリー『XL1200X フォーティーエイト』。2010年に登場して以来セールス好調で、小振りな燃料タンク、太くたくましいフロントエンド、低いシート高で乗り手の体格を選ばないなど“売れる理由”をたくさん持っているわけですが、最近は特に引っ張りだこの人気になっています。

人気のあるスポーツスターのなかでも、注目度の高いハーレーダビッドソンXL1200X フォーティーエイト。

▲人気のあるスポーツスターのなかでも、注目度の高いハーレーダビッドソンXL1200X フォーティーエイト。

 というのも、1957年から65年もの間、ハーレーダビッドソンに欠かせないシリーズとしてラインナップされてきたXLスポーツスターが生産終了となってしまったからなのです。

伝統の空冷4カム・エボリューションエンジンを搭載。新車ではもう購入できない。

▲伝統の空冷4カム・エボリューションエンジンを搭載。新車ではもう購入できない。

 つまり「もう新車で買えない」わけで、となると中古車が当然“狙い目”に。もともと人気ナンバー1だった『フォーティーエイト』は、いま注目度バツグンというわけです。

当初はヨーロッパでしか買えなかったハーレー

 スポーツスターにはさまざまバリエーションモデルがあり、『XR1200』は“変わり種”です。空冷Vツインエンジンは、フライホイールやシリンダー、ピストン、オイル冷却システムが専用で、ビューエルで培った技術がフィードバックされています。フロントフォークを倒立フォークにグレードアップするなど、スポーツ性能が高められています。

ハーレーのダートトラックレーサーXR750をモチーフに開発されたXR1200。

▲ハーレーのダートトラックレーサーXR750をモチーフに開発されたXR1200。

「ハーレーでもスポーツ性能を追求したモデルは他にもありそうだけど……」

 今度はそんな声が聞こえた気がします。はい、ナニが“変わり種”かと言うと、ご承知のとおりハーレーはアメリカのメーカーで、従来のモデルなら北米市場が優先され、発売はまずアメリカ(国内)で先にされますが、『XR1200』では欧州市場が第一のターゲットとして開発され、導入もいち早い2006年10月に。その後、しばらくはヨーロッパでしか買えない状態が続き、日本導入は2009年からと、かなりの時間差がありました。

発売前の雑誌の中身を見せちゃいます!

『WITHHARLEY Vol.13』ではそんな2台をクローズアップし、ドカーンと掲載! 新車はもうありませんから、レッドバロンの中古車に実際乗って、なんと6ページにも渡る特集を組んでいます!!

『WITHHARLEY Vol.13』の記事。発売前ですが、特別にお見せしちゃいましょう。

▲『WITHHARLEY Vol.13』の記事。発売前ですが、特別にお見せしちゃいましょう。

 那須モータースポーツランドにて開かれたレッドバロンのメディア向け試乗会には、17機種もの中古車が集められましたが、ウィズハーレーが注目したのは『フォーティーエイト』と『XR1200』の2台でした。

車名の由来は大ブレイクの48グループ!?

2014年式の『フォーティーエイト』。フューエルタンクに施されたペイント、ハードキャンディカラー・ビッグレッドフレークが鮮やか。

▲2014年式の『フォーティーエイト』。フューエルタンクに施されたペイント、ハードキャンディカラー・ビッグレッドフレークが鮮やか。


こちらの『フォーティーエイト』は2014年式で、走行距離10,204km。なぜ車名が『フォーティーエイト』かといえば、発売した2010年に“AKB48”が大ブレイクし、それにあやかったから。“48グループ”として、SKE48やNMB48、HKT48、海外にもJKT48などが結成されたのは記憶に新しいところですが……、

な〜んて言うのはウソでして

『フォーティーエイト』の“顔”と言えるコンパクトなティアドロップタンクは、1948年式の『モデルS』に由来するからで、14年式の純正カラーであるハードキャンディカラー・ビッグレッドフレークは、ひときわ目を惹きます。

ハーレーのレーシングカラーであるオレンジがまぶしい『XR1200』は2009年式。フロントに17インチホイールを履き、倒立フォークがセットされる。

▲ハーレーのレーシングカラーであるオレンジがまぶしい『XR1200』は2009年式。フロントに17インチホイールを履き、倒立フォークがセットされる。

こちらの『XR1200』は2009年式で、走行距離25,424km。ビューエル由来の技術でエンジンが強化されていますが、フレームもフロント側こそ他のスポーツスターと同様なものの、リア側のサブフレームやアルミ製スイングアームは専用設計し、シャシーも見直されています。

タンクカバーにはレーシンググラフィックス。跳ね上がった2本出しマフラーやシートカウルなど、アグレッシブな走りを予感させます。

▲タンクカバーにはレーシンググラフィックス。跳ね上がった2本出しマフラーやシートカウルなど、アグレッシブな走りを予感させます。


 また、ダウンドラフト吸気や専用のオイル冷却システムなど、他のスポーツスターにはない装備が目白押しとなっています。

バイク専用コースで走り込んだ

 乗ると絶好調なことがわかりました。クローズドコースですから、エンジンも限界付近まで回すという決して一般公道ではできない試乗ができました。それでも両車とも全域でスムーズ。バイク専用サーキットですから『XR1200』のポテンシャルも存分に味わうことができるのでした。

『WITHHARLEY Vol.13』の記事。発売前ですが、特別にお見せしちゃいましょう。

▲迫力ある2台の走行シーンを大きく掲載した『WITHHARLEY Vol.13』の記事。コチラも発売前にお見せしちゃいましょう!

 走行距離は年式を考えると、相応というか少ない方でしょう。しかし言えることは、コンディションの良し悪しは走行距離や年式ではなく、しっかりと整備されているかどうかで決まってくるということ。

 となれば、中古車を購入するときレッドバロンの良質な中古車なら不安がないと、こうして実際に乗り込むと改めてわかります。ぜひ、参考にしてください。

 今回は、発売前の『WITHHARLEY Vol.13』の記事の内容の一部をチラ見せというか、ネタバレさせていただきました。この記事の画像が公開されているのはココだけ、つまりココだけのハナシです。もっと知りたいという人は、全国の書店やネット通販などでぜひお買い求めください。

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