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ブランドイメージからすると少し意外……!?
ハーレーダビッドソンにアドベンチャーモデルが存在するのをご存知でしょうか。2021年にデビューした『PAN AMERICA(パンアメリカ)1250/スペシャル』です。
クルーザーといいましょうかグランドツアラー、あるいはヴィンテージであったりチョッパーなどのカスタムのイメージも強いハーレーなだけに、土の上もタフに走れるアドベンチャーって少し意外ですよね。
※70年代にイタリア・アエルマッキの2ストエンジンを搭載した『MX250』などがありましたが、そのハナシはいったん置いといてまた今度。
その意外性もあり、デビューすることがわかるとファンらの間では大きな関心を呼びました。今回はボクが編集長を務める『WITHHARLEY(ウィズハーレー)』誌(内外出版社)で、ハーレーダビッドソンジャパンが開催した報道向け試乗会に参加したときのことを振り返りましょう。
第一印象はとにかくデカい!
ハーレー専門誌としては、ブランド初のアドベンチャーモデルの登場ですから、もちろん大注目です。当然ながら記事として大きく扱うので、ボクだけでなく弊誌のエースライダーでもありますバイク女子/モデライダーの古澤恵さんと試乗会に参加しました。
古澤恵さんが実車を目の当たりにして、まず感じたのが圧倒的なスケール、ボリューム感でした。とにかくデカイ! そして同時に、その武骨さは「いかにもハーレーらしい」と、納得のいくデザインです。
横長で角張ったヘッドライトがもたらすフロントマスクは唯一無二、ナニにも似ていない。重戦車のようではありませんか。古澤恵さんはこう言います。
「ハーレーがアドベンチャーをつくるなんて、“らしくない”と最初は思いましたが、このデザインを見てナットク。いかにも“ハーレーらしい”ですよ!」
中毒性のあるスタイルは“ハーレーあるある”
「最初、パンアメリカを写真で見たとき、正直なところカッコイイとは思えませんでした。でも、見ているうちに引き込まれ、だんだんと魅了されてやまなくなる中毒性のあるスタイル。ハーレーってこういうことが多いですよね。ロードグライドの2眼マスク、シャークノーズフェアリングも初めて見た時は“ヘンなの”って思いましたが、どんどん好きになっちゃう」
そうなんです! それが“ハーレーあるある”。
チョッパーだって、ウルトラのヤッコカウルだって、ボクも最初は「ヘンなの……」って思ったのでした。ところがだんだんと気になりだし、最終的に熱心なファンとなってしまう。
おでんの具も子どもの頃はチクワブやタマゴがイチバン好きでしたが、いつの間にか大根や昆布が好きになっている。ウイスキーの味がわかっちゃう、みたいなことでしょうか……!?
驚く先進性! ARHがすごい
そして、女性ライダーとして不安なのが「取り回しできるのか」「足が地面に届くのか」というところです。
しかし心配無用。上級仕様となる『パンアメリカ1250スペシャル』には、量産二輪初の新技術「アダプティブライドハイト」(ARH)が搭載され、停車時に自動的に車高が下がるのでした。
これがスゴイ。走り出してサスペンションが動き出すのを検知すると、油圧ポンプで加圧されて元の車高に戻り、ストロークをフルに活かせる。
逆にまた速度が低下し、停止姿勢に入るとシート高を落としていきます。830〜873mmの範囲で調整され、最大43mmも車高を低下させてくれるのです。
まるで峰不二子! 颯爽と走る姿がカッコイイ!!
ARHがあるので、古澤恵さんも安心して乗れます。ひとりで走ったりタンデムしたり、ボクがオフロードで走らせてみたり、いろいろなシーンを撮影します。
古澤恵さんが長い髪をなびかせ颯爽と走るシーンは、やっぱりカッコイイとしか言いようがありません! 古澤恵さんの走行シーンは動画でも収録してありますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
アドベンチャーの世界観を堪能
日が暮れてからは、キャンプサイトでテントを張って星の下で過ごすシーンを撮影しました。リアルにアウトドアを堪能し、パンアメリカの世界観を誌面でお伝えしようという試みです。バーベキューをし、お肉や野菜を美味しくいただきました。
いま振り返って見ても、雰囲気のいい写真ばかり。『WITHHARLEY Vol.9』の記事もとても素晴らしいものとなりました。これもすべて試乗会を開いてくださったハーレーダビッドソンジャパン、現地スタッフのみなさま、フォトグラファーの長谷川徹さん&安井宏光さん、そして古澤恵さんのおかげです。
気がつけば、もう2年が経ちます。また、こんなキャンプツーリングに出掛けてみたいと思う次第です。さぁ、みなさんも出掛けましょう!