レッドバロン主催の「レッドバロンFanFunミーティング」は、2023年は合計4回開催された。筆者(佐賀山敏行)はそのうち、7月16日(日)に栃木県・那須モータースポーツランドで開催されたミーティングに参加した。前回は前編としてミーティングの概要をお伝えしたが、今回は後編として、さらに詳しいイベント内容を紹介しよう。
※前編はコチラ

「トライアルパフォーマンス」でバイクの動きにビックリ!!

トライアルIA(国際A級)スーパークラスライダーにして、現役オートレーサーの野本佳章選手によるトライアルパフォーマンス。この日は2回開催され、1回目は本コースのホームストレートで開催。ちなみに2回目はその1時間後に、トライアルパークで開催された。

トライアルパークといえば、僕も以前トライアル体験をさせてもらって、楽しい思い出として残っているのだが、なんと野本選手はそのコース監修も手がけられているのだ。

というわけでお約束(笑)。ギリギリのブレーキングで、ギャラリーもびっくり! アスファルト上だけど、トライアルバイクの凄さを十分に知ることができる。

写真単体では分かりづらいので、野本選手のマシンコントロールを連続写真で紹介しよう。

加速からの急ブレーキ! フロントをロックさせて、リアを浮かせる。

そのままリアを右側に振る!

フロントタイヤの向きとリヤタイヤの向きに注目!!

 

ギャラリーギリギリのポイントに着地! リアタイヤの凹み具合にも注目してほしい。トライアルタイヤはグリップ力を最大限に高めるため、空気圧をギリギリまで低くしているのだ。

野本選手の場合は定かではないが、一般的にはフロントが40kPa前後、リアは30kPa前後が適正だと言われている。これでビードが落ちず、パンクもしないタイヤの性能にもオドロキだ。

野本選手のパフォーマンスをひとしきり楽しんだあとは、しばしの休憩。テントの下で水分補給をしていたら……またまたコースから楽しそうな声が聞こえてくる。

那須MSL最速を目指せ!! FanFun Meeting CUP

コース上で行われていたのは、「FanFun Meeting CUP」!! これは自転車でハーフコース1周のタイムを競うというもの。もちろん、自転車はレッドバロンが用意してくれているので、参加者はイコールコンディション! 上位3名には賞品も用意されているということで、そりゃあ、絶対参加した方がいいでしょう!!

多くのライダーにとって、バイクでサーキットを走る経験はなかなかないもの。だけど、自転車で走る経験はもっと珍しいはず(笑)。

参加者の皆さんもプライドと賞品をかけて大真面目に自転車を漕ぐ!! ちなみに、自転車のライトには転倒時のレンズ飛散防止のためにテーピング処理が施されている! 主催者も大真面目なのだ(笑)。

各ライダーのタイムは受付前に貼り出される。現状のトップはみぶさん(46歳)の56秒53。しかし、エントリーNo.9と10の10代・20代コンビが大本命!?

ちなみに今回の「FanFun Meeting CUP」は先着20名だった。エントリーは会場内で行われるので、「来年は自分も走りたい」と思った方はお早めのお申し込みを。

大盛り上がりで「FanFun Meeting CUP」が終了した頃に、トライアルパークでは野本選手の2回目のパフォーマンスが開始。ミーティングは10時から13時までの3時間なのだが、じつに濃密な時間が流れていく。

クイズに答えて豪華賞品ゲット!?

最後はホームストレート上の特設ステージで、MCのにゃんばちゃんとたはらかすみちゃんによるトークショー。途中からは野本選手も加わったり(なんとバイクでステージ上にジャンプ!)と大盛り上がり。さらに全員参加の○×クイズも開催。優勝者には豪華賞品がプレゼントされていた。

というわけで、12時50分に集合写真を撮影して、レッドバロンFanFun Meetingはすべて終了! 参加者の皆さんのマナーも良く、みんなが笑顔で気持ちよくイベントを終えることができた。

いろんな車種が集まれるのは、レッドバロンならでは!

こうして13時にはミーティングが終了。まだまだ1日はこれからということで、那須周辺をツーリングするという方や、遠くから来ているので帰路につくという方など、皆さんそれぞれ。しかし、ここで思ったことは、「バイクとひとくちに言っても、いろいろな車種が集まったなぁ」ということ。

国産の大型バイクから原付二種まで、排気量は問わず。

輸入車もトライアンフにハーレー、BMWやモトグッツィも参加されていた。

女性ライダーも多かったし、年齢層も幅広い!

CRF250Lやセロー250など、オフロードバイクもちらほら。

スクーターだって負けていない!!

こうしてさまざまなバイクが集まるのは、やっぱりレッドバロンがさまざまなバイクを、メーカーや年式を問わずに提供しているから。来場者の笑顔が、レッドバロンによる安心のバイクライフを表しているんじゃないかと感じた。

……というわけで、ここからは実際の参加者の声をお届けしよう!

参加者の声

並木さん(56歳)/東京都在住/YAMAHA MT-09SP

6年前に50歳を機に大型自動二輪免許を取得し、リターンライダーとして再びバイクに乗っているという並木さん。愛車のMT-09SPは2年前に新車で購入した。

メインは片道25kmの通勤だが、休日にはツーリングにも出かけ、那須MSLのライディングスクールにも参加したことがあるそうだ。

ゴカズさん(32歳)/栃木県在住/Honda レブル250

ゴカズさんは高校生の頃にNS-1に乗って以来、バイクに乗り続けてきたという、根っからのライダー。現在の愛車は2022年12月に購入したそうだ。

主な使い道は通勤で、片道20分ほどだが、レブルのおかげで楽しく毎日を過ごせているそう。ただし、汚したくないので雨の日は乗らないとのこと。

レブルの気に入っている点はエンジンで、「250の割に加速が良く、スピードが乗ってくると速いんですよ」。

ハンドルの遠さがマイナスポイント。ハンドルクランプにカスタムパーツを装着して、ハンドル位置を高く、手前にセットしなおしている。

山住さん(54歳)/東京都在住/YAMAHA XT250X

「12〜3年前にレッドバロン草加で新車で買いました」というXT250Xは10年以上も前のモデルとは思えないほどピカピカ! 決して走っていないわけではなく、走行距離はもうすぐ4万kmに達するという。

基本的には近所をフラッと走ることが多いそうだが、会津若松や浜松などへツーリングに行ったこともあるそうだ。

バイクが綺麗な理由とコツを聞くと「マメに洗車すること」と山住さん。……はい、参考にさせていただきます(反省)。

鋼牙さん(56歳)/静岡県在住/Kawasaki Z900

鋼牙さんは、なんと静岡県からの参加!

それまでは休日といえばギャンブルばかりだったそうだが、周りの友だちがバイクに乗り始めたのをキッカケに、自身も3年前からリターンライダーとしてバイク復帰。レッドバロン沼津でNinja 250を購入したそうだ。

そして1年半前に大型自動二輪免許取得と同時にZ900を購入。はじめはZ650を希望していたそうだが、レッドバロン沼津に入庫してきたZ900に一目惚れ。店長のすすめもあって、購入に踏み切ったとのこと。

てっきりZ900で“周りの友だち”と走っているのかと思いきや……「いや、走るのは一人が多いよ。一緒には走らないなぁ」とのこと。たしかにこの日も、鋼牙さんおひとりでした(笑)。

真野さん(50歳)/茨城県在住/Kawasaki Ninja 400

笑顔が素敵な真野さんは、2023年2月に納車されたばかりのNinja 400で参加。その数ヶ月前にはセロー250も購入して、一気に2台のバイクオーナーになった。

バイクに乗り始めたきっかけは、自身の趣味である「トレールラン」とご主人が乗っていた「SR400」。「トレールランで林道を走っていたんですけど、主人のバイクを見て、私も林道をバイクで走ろう!」と思い立ち、セロー250を購入したそうだ。しかし、一人で林道ツーリングは危ないとのことで、ご主人もSR400を売却してCRF250Lを購入(優しい!!)。ツーリングは必ず二人で行くという。

ツーリングはほぼ週末ごとに出かけているそうで、1泊で行くことも少なくないそう。これからも二人仲良く、安全にバイクライフを楽しんでくださいね!

来年の開催にも期待!!

多くのライダーで賑わった「レッドバロン FanFun Meeting」。来場者はもちろんのこと、MCのお二人や野本選手、そしてスタッフの皆さんの力があってこそのイベントで、あらためて楽しいミーティングを開催してくれたことに感謝申し上げたい。

まだ2024年のスケジュールは発表されていないが、来年もぜひ、「レッドバロン FanFun Meeting」を開催してほしい! きっと今回来れなかったライダーも「来年は行きたい」って思っているはずだから、ね!

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