表現力に感服せずにはいられない!

こんにちは青木タカオです。ここForRに公開されました「レッドバロンの『5つ星品質』車両に試乗したら、中古車選びの秘訣に気付いてしまった!」の記事は、もうお読みになりましたでしょうか?


もしまだでしたら、ぜひチェックしてみてください。報道向けにおこなわれた『レッドバロンメディア説明会』での取材をもとに、高木はるかさんが執筆を担当していますが、ご自身の目線で車両に乗った感想などをストレートに書かれていまして、これがまた読んでいてとても面白いっ! たとえば、ホンダ『CB400SF』で走ったときのことは、このように綴っております。

アクセルを回すと心地よくエンジンが吹け上がり、まるでチーターが走るような強い足取りでグングンとスピードが上がります。それと同時に排気音もどんどん高音へと変わり、血液が沸騰するような興奮が自分の中で起こるのです。

「うわぁっ、これぞ4気筒バイク! ヒャッホ〜〜〜ッ!!」

『レッドバロンメディア説明会』でホンダCB400SFに乗る高木はるかさん。

▲『レッドバロンメディア説明会』でホンダCB400SFに乗る高木はるかさん。

直列4気筒400ccならではの、高回転まで気持ちよく伸びる回転フィールをとても上手く表現しているではありませんか。ワクワクしてきてきます。

熱心な取材により説得力のある記事へ!


レッドバロンの『5つ星品質』ってなに!? 安心して中古車を購入できる理由を徹底調査してみた!!」では、実際の店舗にて取材。5つ星品質の認証を受けるためには、次の5つの条件をすべてクリアしなければいけません。

・フレーム安全検査済である
・パーツ保証がある
・リコール未実施がない
・アシダム検査済である
・自社工場にて整備

それぞれ、一体どんな意味があるのか、300以上あるレッドバロンに全店配置する『コンピュータ総合診断機ACIDM(アシダム)』や、運輸局認証工場資格を取得し、車検・点検に必要な整備機器を備え、国家資格を有したサービスマンが作業するメンテナンス風景を高木さんは目の当たりにしつつ、読者にわかりやすく伝えています。

じつはこのとき、ボクも取材現場にいました。定期的に開かれる『レッドバロンメディア説明会』にボクも興味津々で、欠かさず参加しているのです。

『レッドバロンメディア説明会』にて熱心に取材されていた高木はるかさん。

▲『レッドバロンメディア説明会』にて熱心に取材されていた高木はるかさん。

記事を書くため、高木さんはレッドバロンのスタッフにいろいろと話を聞き、撮影に挑んでいました。熱心な取材をされていたのが印象的で、こうして無事に記事が公開されたので、なんだか嬉しく思います。

あの感動再びよみがえる!

試乗用にさまざまなモデルが用意された今回のメディア説明会。レッドバロンの『5つ星品質』を目の肥えたジャーナリストらメディア関係者に体験してもらうというもので、こうした機会が与えられるのは中古車両のコンディションに絶対的な自信を持つ主催社の意図が汲み取れる。

▲試乗用にさまざまなモデルが用意された今回のメディア説明会。レッドバロンの『5つ星品質』を目の肥えたジャーナリストらメディア関係者に体験してもらうというもので、こうした機会が与えられるのは中古車両のコンディションに絶対的な自信を持つ主催社の意図が汲み取れる。

5つ星品質の絶版名車たちの優れるコンディションをボクたちメディア関係者が身をもって体験できるよう、レッドバロンが運営する二輪専用の施設「ライディングスクール岡崎」(愛知県岡崎市)では、さまざまなモデルに乗ることができました。

詳細レポートは、高木さんの記事でわかりやすく解説されておりますので、そちらをぜひご参照ください。ココではボクが「乗れてよかった」と感激したモデルを紹介いたしましょう。

あの頃に憧れた最新リッターマシンだ!!

レッドバロンならコンディションに優れる車両が見つかる。ヤマハYZF1000Rサンダーエース。

▲レッドバロンならコンディションに優れる車両が見つかる。ヤマハYZF1000Rサンダーエース。

いずれも名車揃いなのですが、個人的なところで久々に乗れて感慨深かったのが、ヤマハ『YZF1000R サンダーエース』(1996年)です。初めて乗ったのは大型二輪専門誌『BIG MACHINE』(内外出版社/休刊中)での企画だったと記憶しています。ライバルとなるホンダ『CBR900RR』などと比較試乗する特集で、ほかにもスズキ『GSX-R1100W』などがあったように思います。

当時、バイトの見習い編集部員だったボクとMくんは、箱根での撮影のためにこうした車両たちをハイエースバンに積んで行き、クルマに載せきれない分は自走していくのが、任せられている仕事のうちのひとつでした。

バイクにとにかく乗りたいボクは、「ハイエースの運転」よりも「自走して現場まで行く」を好んで選びます。優しいMくんが、走っていく役割をいつもボクに譲ってくれたと言ってもいいでしょう。

ちなみに、当時が懐かしくて『BIG MACHINE』誌をパラパラっとめくってみると、奥付(雑誌名や発売日、発行社の連絡先や雑誌コードなどが記載されている部分)を含めてボクの名前はまだどこにもありません。

誌面のどこにもクレジットなど一切入らない。そのくらいに超下っ端でしたし、そもそもこの頃のボクは大学生でした。その後「編集部でアルバイトの立場のままではダメだ。大学を卒業してこい」と、先輩方にアドバイスをしていただくのですが、そういうハナシはまたの機会にしておきます。

逆輸入車など大型バイクを専門的に扱った『BIG MACHINE』誌(内外出版社)。編集やライターなどといった仕事が、どういったものかよくわかりませんでしたが、限定解除しているということで、ボクはアルバイトの面接に受かったのでした。

▲逆輸入車など大型バイクを専門的に扱った『BIG MACHINE』誌(内外出版社)。編集やライターなどといった仕事が、どういったものかよくわかりませんでしたが、限定解除しているということで、ボクはアルバイトの面接に受かったのでした。

パワーウェイトレシオでナンバーワン!!

リッタークラスでありながら、乾燥重量200kgを切ったヤマハYZF1000Rサンダーエース。『BIG MACHINE』誌(内外出版社)にて特集が組まれた。

▲リッタークラスでありながら、乾燥重量200kgを切ったヤマハYZF1000Rサンダーエース。『BIG MACHINE』誌(内外出版社)にて特集が組まれた。

『YZF1000R サンダーエース』は最高出力145PSを発揮するヤマハのフラッグシップ。『FZR1000』の水冷4スト並列4気筒DOHC5バルブエンジンをベースに、軽量鍛造ピストンが組み込まれるなど各部を刷新したパワーユニットは、『YZF750R』譲りの新作アルミ製デルタボックスフレームに搭載されます。

乾燥重量198kg、パワーウェイトレシオで当時ナンバー1を誇っていました。ボクらは目を輝かせて、日本に逆輸入されたばかりの実車を見ました。もちろん、乗るときは心臓バクバク。緊張するのは言うまでもありません。

海外試乗のハナシを聞き、目を輝かせたあの頃

メインテストライダーの福田照男さん(元世界グランプリライダー)が乗る前に、ボクのようなド素人の小僧がキズなんてつけてはたいへんなことですし、車両をお借りしたもとへ無事にお返しするまでは気が抜けません。

この頃、レーサーレプリカ路線はナナハンまでで、リッタークラスはセカンダリーロード(公道)での楽しさを追求し、レーシングマシン的なクイックな特性、過激なライドフィールではないとされていました。

リヤシートに座るパッセンジャーライダー役をしていたのは、ボクのような気がします。

▲リヤシートに座るパッセンジャーライダー役をしていたのは、ボクのような気がします。

南アフリカにて開かれたサンダーエースのジャーナリスト向け試乗会に参加し、日本上陸前の新型車両をすでに乗っている福田照男さんが寄稿された速報インプレッション記事を読み込み、さらにハナシも聞きワクワクしたボク。実際に乗ると、猛烈な加速性能と鋭いスロットルレスポンスに圧倒されるばかりで、未知なる体験にびびりまくるのが正直なところでした。

当時のボクはカワサキ「GPZ1000RX」を所有し、逆輸入リッターバイクに一応は慣れていましたが、アルミフレームのサンダーエースは鉄フレームのGPZ1000RX(乾燥重量238kg)とは別次元の軽さです。

ダサすぎて恥ずかしい当時のボク。カワサキGPZ1000RXは今も大好きです。

▲ダサすぎて恥ずかしい当時のボク。カワサキGPZ1000RXはいま見てもカッコイイ!

「こりゃ、すげー」と内心は慄きながらも、乗ってみた感想をMくんに問われると、「おっ、おおっ……。ヤマハらしい軽快なハンドリング……」などと言ってのけるド素人すぎるボクなのでした。
※申し訳ございません、今も本質はあまり変わっていません。

後にサーキットを席巻していく『YZF-R1』(1998年)がデビューしていくわけですが、ヤマハのリッタースポーツが移り変わっていく時期にFZRからR1をつないだサンダーエースの存在はいま思うとたいへん貴重であり、こうして乗ってみると味わい深いものがあります。独特なスタイルも魅了されずにはいられないのでした。

中古車っていいな


ボクは今回、こうして時代を超えてさまざまな想いがよみがえる中古車って、いいなって改めて思うのでした。新車で発売された当時は手が届かなった「憧れのバイク」であったり、「友人が乗っていた」とか「雑誌で見て衝撃を受けた」などなど、人それぞれ懐かしい感情が込み上げてくるのではないでしょうか。

「乗ってみよう」と購入したとき、車両のコンディションが悪かったら、そうした素敵な想い出も霞んでしまうかもしれません。乗るならベストな状態でと考えるのなら、レッドバロンの『5つ星品質』車両なら安心・安全、信頼ができるでしょう。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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