中古車購入時の不安を解消してくれる、レッドバロンの『5つ星品質』をご存じですか?

バイク購入を検討する際、新車だけではなく中古車も選択肢に入れる方は少なくありません。
しかし中古車は一般的に「品質がバラバラ」「故障の可能性が高い」「絶版車の場合、純正部品が手に入りにくい」といった問題があると言われ、購入を躊躇することも多いのではないでしょうか。

レッドバロンでは、安心して中古車を購入してもらうための取り組みとして、『5つ星品質』という基準を設けています。

5つ星品質とは、「アシダム検査済である」「フレーム安全検査済である」「パーツ保証がある」「リコール未実施がない」「自社工場にて整備」の5つの条件全てを満たした車両のこと。
(5つ星品質のより詳しい情報は前回の記事をチェック!)

本記事では、そんな5つ星品質の基準をクリアしたレッドバロンの中古車に試乗をしてみたレポートをお送りします!

2台のCB400SF

やってきたのは、ライディングスクール岡崎。レッドバロンが運営する二輪専用の施設です。
この日はメディア関係者向けの試乗会が開かれており、私もForRのライターとして参加させてもらいました。


この日のメインイベントは、2台のCB400SFを乗り比べること。

というのもこの2台、見ためにはまったく違いがありませんが、一方は5つ星品質をクリアしたレッドバロンの中古車で、もう一方はABSと可変バルブの不調・ホイールアライメントのズレを抱えた状態の悪い車両なのです。

CB400SFといえばホンダの代表的な車種として知られ、2022年の生産終了以降も多くのライダーが求めた人気車両。中古車市場では高額で取引されるため、「せっかく買うのだからなるべく良い状態の車両が欲しい」と思う方も多いはずです。

しっかりメンテナンスを受けた車両と不調を抱えた車両。2台を
乗り比べた場合、どれほど乗り心地が違うのでしょうか?
編集Sさんより「どっちが5つ星品質の車両か当ててください」というリクエストをもらったので、ForRのライターとして、責任を持って乗り比べてみせましょう!

5つ星品質の車両はどっち!?

まずは1台目の車両から試乗をスタートします。

エンジンをかけると4気筒ならではの迫力ある排気音が響き、バイク好きとしての血が騒ぐような感覚を覚えます。

車両①の走行距離は1万1600km。買うのを躊躇するような過走行車ではありませんが「欲を言えば1万km以下の車両が欲しかったな」と思うような微妙なラインで、もっと走行距離の少ない車両があればそちらを選びたくなるかもしれません。

さて、「いざ、性能をチェック!」とコースへ出て走り始めた筆者。はじめは緊張とプレッシャーから身体がガチガチになってしまいましたが、2周・3周と走るうちに楽しくなってきたのは、間違いなくCBが持つ魅力のおかげなのでしょう。

アクセルを回すと心地よくエンジンが吹け上がり、まるでチーターが走るような強い足取りでグングンとスピードが上がります。それと同時に排気音もどんどん高音へと変わり、血液が沸騰するような興奮が自分の中で起こるのです。

「うわぁっ、これぞ4気筒バイク! ヒャッホ~~~ッ!!」

…しかしコース内のストレートはそれほど長くないため、出せるスピードはMAXでも50km/hほど。ちょうど一番気分が良くなったところで減速をするのだから「クゥッ、このままツーリングに行きたい~!」なんてもどかしくなったのは、ココだけのお話です。

コーナーの手前ではブレーキをかけ、シフトダウン。
車体を傾けてキュッと曲がる時のメリハリでは、ストレートにも負けないほどのアドレナリンが分泌されたような気がします。

大満足で車両①の試乗は終了しました。

「うぅ~ん。欠点らしい欠点がなかったような気がするし、どのシーンにおいても心地よく走れたような気がするんですよね」


続けて2台目も試乗していきましょう!

車両②の走行距離は6,600km。車両①の半分ほどの走行距離なので、単純に考えれば車両②の方がよいコンディションであるはず。
しかしどちらかが5つ星品質をクリアしている以上、走行距離は参考にならないというのが、これまでレッドバロンの取材をしてきての正直な感想です。

「先入観は捨てて、純粋に乗り味だけで判断するぞ!」

走り始めてすぐは違和感なく、車両①と同じように気持ち良く楽しんでいました。
1周目はコース内をゆっくりと流し、慣れてきてからはストレートでアクセルをしっかり開けるように。

…ところが。“ソレ”はストレート直後の右コーナーで起こりました。

コーナー手前でスピードを落としてシフトダウンをした瞬間、急にハンドルがブレたのです。

わずかなブレなので危険はありませんでしたが、思わず「うわっ!」と声が出てしまいました。
車両①では起きなかったのに、車両②だけで起きた今の現象。一体、なんだろう!?
試しにもう一度同じことをしてみたところ、やはり、車両②ではハンドルのブレが気になるのです。

コレってもしかして…片方のCBが抱える不調、ホイールアライメントのズレが原因で起きているのではないでしょうか!?

5つ星品質の車両は…こちら!

走り終えたところで、編集Sさんより改めて「どっちが5つ星品質のバイクでしょう?」という質問。
本当に合っているかと悩みつつも、筆者が出した答えは…

「車両①です!」


Sさん「………………正解です!」

ひょっとすると、この瞬間は「やった~!」よりも「助かった~!」という、ホッとする気持ちの方が強かったかもしれません。
いくら車両①の方が調子よく感じたとはいえ、自分の感覚が合っているのかどうかは自信が持てず、ドキドキだったのですから!


Sさん曰く「高木さんが指摘したアライメントは、前後で20mmのズレが起きています。今回はチェーンラインが曲がっていることが原因ですが、転倒・事故などによってフレームにダメージを受けている車両にも起こり得る不調です。
可変バルブの不調に関しては20馬力ぐらいの性能低下が起きているのですが、コース内で出せるスピードではわからなかったと思います。
それから、ABSの不調はセンサーエラーによるもので、ABSランプが点滅し続けるという内容。走りだけに注目していると、わからなかったかもしれませんね」

今回の筆者の場合、あらかじめ「どちらかの車両のアライメント・可変バルブ・ABSに不調がある」と聞いて注意深く走っていたため、ハンドルがブレた時に「おや!?」と気が付くことができました。
しかし、もしもコレが「試乗なしでエンジンがかかるところだけを見ていたら?」「何も知らずに車両②だけに乗ったとしたら?」と考えると、なんだかゾッとしませんか?

きっと可変バルブとABSはもちろんのこと、アライメントの不調にすら気が付かないまま「低走行の状態がいい車両だな」と信じて購入し、高いお金を払って不調車を手に入れてしまっていたかもしれないのです。

「5つ星品質の中古車って、なんて安心して買えるんだろう…!」と思わずにはいられませんでした。

5つ星品質の絶版名車に乗ってみた!

この日のメディア説明会では、CB400SF以外にも様々な絶版車が試乗車として用意されていました。
せっかくなので、その中から3台に乗ってみた様子もお伝えします!

まずはヤマハの『SR400』。1978年のデビューから2021年の生産終了まで、ほぼ変わらないスタイルで多くのライダーを魅了した人気車両です。

SR400の特筆すべき点は、生産終了に至るまですべてのモデルにおいて、セルスタータが付いていないという点です。つまり、エンジンをかけるためにはキックスタートが必須!

バイクに乗らない人からすると、ひょっとしたら「時代に合わない」と思われるかもしれない仕様ですが、ライダーからは「ロマンがある」と大好評。
実際に、「ドルン!」とSRのエンジンをかけるライダーの姿には渋みがあって、非常にカッコいいのです…!

そんなワケで、筆者もSRのキックスタートに初挑戦です。
「普段から我が家のスーパーカブ90でキックスタートをしているし、案外余裕だったりして?」なんて思いながらキックペダルを蹴ってみたところ…なんということでしょう!

「プスン」とむなしい音がしただけで、一切エンジンがかかる気配がないのです。


スタッフさんに聞いたところ、キックの際には『デコンプ(デコンプレッションの略)レバー』を使ってシリンダー内の圧力を調整することで、エンジンがかかりやすくなるのだとか。

よく見ると、左手親指の位置に小さなレバーが付いているじゃないですか! デコンプレバーを初めて見た筆者にとっては大きな衝撃でした。


10回以上のキックを経てようやくエンジンがかかった時には、息切れとともに「バイクとひとつになれた気がする!」という達成感が味わえました。

ファイナルモデルということもあって、コース内を走ってみると想像していたよりも振動が少なく、ほどよくエンジンの鼓動感と力強い加速が感じられます。またキックでエンジンをかけた影響かもしれませんが、まるで心臓を持つ生き物、例えるなら馬に乗っているような温かみもありました。


次に乗ったのは、カワサキ『KLE250 ANHELO(アネーロ)』。1993~1995年に製造された車両で、ストリートからロングツーリングまでを身軽にこなすデュアルパーパスモデルです。

現在ではアドベンチャーのジャンルとして確立されていますが、当時は今ほどメジャーではなく「時代を先取りし過ぎた」と評価されることも。
短命で新車販売台数の少ないバイクだったので中古車両を探すのは大変ですが、極端なオフロード以外はどんな道でも気軽に走れるため、アクティブな走りを楽しみたいライダーにはオススメです。

オフロードも走れるバイクということで足つきを心配していましたが、シート高は805cm。なによりサスペンションが柔らかいため、身長156cmの筆者で、両足背伸びで着くぐらいの余裕感です。
重量も146kgと軽いため、かなり取り回しが楽に感じました。

走ってみると、フワフワとした乗り心地に初めは驚きましたが、「トトトトッ」と駆け足のように身軽な足取りから「これならどんな場所でも走れそう」という期待感に胸がワクワクし始めました。

鋭いコーナリングやメリハリのある加速にはあまり期待できませんが、その分どんな場所でも走破できそうな、まさにデュアルパーパスな可能性を感じる1台でした。


最後の試乗車はヤマハ『TZR250R』。1980~1990年代に大ブームとなった2ストレーサーレプリカであり、
今回唯一の2ストロークバイクです。

排出ガス規制の問題から、現在日本では2ストローク車の新車製造は禁止されています。
そのため価格が高騰しているのですが、年式の古さから絶版パーツも多く、トラブルになることも少なくありません。維持し続けるためには、特に信頼できる店で買うべきバイクと言えるでしょう。

TZRはセルスタータの付いていない車両。キックでエンジンをかけると、マフラーから2ストローク車特有の
白煙とともにオイルの香りが吐き出されました。

現代の4ストローク車にしか馴染みがないと「故障してるんじゃないの!?」とビックリするかもしれませんが、これが正常な状態なのです。

2ストローク車は車体が軽く、加速力が段違い。乗り慣れていない筆者は跨った瞬間から非常に緊張していましたが、一旦乗り始めてしまえばあっという間に興奮で心が埋め尽くされました。

アクセルを開けると「ビィィィーーーン!」という甲高い音とともに一気に加速。高回転域になると「このままタイヤが浮いて空を飛んじゃうんじゃないの!?」という錯覚まで覚えるほどです。
おまけに、さすがはレーサーレプリカ。コーナーでは運転が上手くなったんじゃないかと錯覚してしまうほどに、キュッと車体が倒れて気持ちがいいラインを走れるのです。

コースの中では2速までを使うのが精いっぱいでしたが、アドレナリンがドバドバと出て、2ストローク車ならではの高揚感が味わえた試乗でした。

中古車を買う際は店選びが大切

店舗見学から始まり、5つ星品質の絶版車を試乗したレッドバロンメディア説明会での取材。
今回の記事を通して皆さんにお伝えしたいのは、「中古車を買うには店選びが何よりも大切」ということです。

冒頭に書いた通り、中古車には「品質がバラバラ」「故障の可能性が高い」「絶版車の場合、純正部品が手に入りにくい」といった問題があり、その維持やメンテナンスには大きな労力がかかります。
せっかく大金を支払って手に入れたとしても、それが状態の悪い車両だった場合、購入費以上の修理費がかかってしまったり、最悪の場合は手放さなければいけなくなったりしてしまうのです。

またCB400SFの乗り比べでお伝えした通り、大きな故障がなかったとしても、車両の詳しい状態は見た目・感覚だけではわかりません。

つまり中古車を購入する際は、車両の状態を正確にチェックできる設備を持ち、アフターケアも充実している店を選ぶべき、ということ。

つまり「アシダム検査済である」「フレーム安全検査済である」「パーツ保証がある」「リコール未実施がない」「自社工場にて整備」の5つを満たした車両を販売しているレッドバロンは、安心して中古車を購入できる店と言えるのです。

バイクという乗り物には、購入後も数年~数十年間続く長い付き合いが待っているかもしれません。
筆者自身ひとりのライダーとして、バイクを購入するすべての人が良い状態の車両と出会って、なるべく長く乗り続けられることを願っています。

是非「中古車を買うには店選びが大切」ということを心に留めて、運命の1台を探してレッドバロンに遊びに来てくださいね。



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