中古車購入時の不安を解消してくれる、レッドバロンの『5つ星品質』ってご存じですか?

バイク購入を検討する際、新車だけではなく中古車も選択肢に入れる方は少なくありません。
しかし中古車は一般的に「品質がバラバラ」「故障の可能性が高い」「絶版車の場合、純正部品が手に入りにくい」といったイメージがあり、購入を躊躇することが多いのではないでしょうか。

そんな不安を払しょくするため、レッドバロンでは『5つ星品質』という基準を設けています。
…と、それだけ聞いても「5つ星品質ってなに?」と、疑問に感じる方も多いですよね。

5つ星品質とは何なのか? そして、具体的にどのような取り組みを行っているのか??
実際にレッドバロンの店舗へ行って確かめて来ました!!

『5つ星品質』ってなに?

レッドバロンで販売されている中古車は、そのほぼ全てが5つ星品質の認定を受けています。

車両のフレームに、上のようなステッカーが貼られているのがその印です。

…さて、肝心なのはここからです。
5つ星品質の認証を受けるためには、次の5つの条件をすべてクリアしなければいけません。

・アシダム検査済である
・フレーム安全検査済である
・パーツ保証がある
・リコール未実施がない
・自社工場にて整備

それぞれ、一体どんな意味があるのでしょうか?
実際の店舗や工場の様子を確認しながら、ひと項目ずつ解説していきましょう。

アシダム検査済である

やって来たのは、レッドバロン豊田上郷店です!

この日は『レッドバロンメディア説明会』が開催され、メディア関係者を対象に、普段は入れない工場やACIDM室の中を特別に見学することができたのです。
むふふ、これはチャンス。5つ星品質の秘密を目撃しちゃうぞっ!

まず見学したのは、『コンピュータ総合診断機ACIDM(アシダム)』です。

このACIDMは、バイクの性能やフレームなどを検査するための、レッドバロン全店舗に設置されている独自のマシン。

今回は特別に、検査の様子を目の前でデモンストレーションしてもらっちゃいました!
今回のデモ車両は、ホンダ『CB400SF』。排出ガス規制の影響により、惜しまれつつも2022年に生産終了となった誰もが知る名車です。

まずACIDMに運び込まれたCBは、リアタイヤを挟み込んで固定されます。

サービスマンがタッチパネルを操作し、ACIDMから動作音が聞こえ始めた! と思ったら…

「シューーーーン」と音をたてながら、フロントタイヤがすごい勢いで回転し始めたではないですか!!

この時バイクのエンジンはかけず、タイヤの下にあるローラーが回転することでタイヤを回しています。


サービスマン「まずはフロントブレーキの制動検査をします。CBの場合はフロントにセンサーが設置されているため、同時にスピードメーターが正常に動作しているかどうかもチェックしています」

サービスマンが数回ブレーキを握った後、徐々に回転がゆっくりになっていくフロントタイヤ。わずか1分ほどの早ワザでした。

続けてリアタイヤの挟み込みを解除したら、フロントタイヤを代わりに挟み込み、今度はリアタイヤが「シューーーーン」と回転し始めました。

「次はリアブレーキの制動検査です」という言葉とともに、ブレーキペダルを何度か踏むサービスマン。フロントと同様に、1分ほどで検査は完了しました。


続いてはCBのエンジンをかけると、

サービスマン「これから試運転を行い、その後エンジンパワーやシフトの動作、ブレーキの引きずりなどの検査を行います」

アクセルを回し、シフトアップをしながら徐々に回転速度を上げていくCBのリアタイヤ。「ギャイィィーーーーン」というエンジン音が鳴り響き、思わず体をのけ反らせたくなるような迫力がありました。

…と、サービスマンがブレーキレバーを何度か握り、そのたびに「キュキュッ」と大きな音が空気を切り裂きました。

徐々にアクセルを緩め、キーオフしたらパワーとブレーキの引きずり検査は完了。
パワーテストの際は、80~85km/hほどに到達するまでエンジンを回します。非常に大きい音が鳴るため、通常はACIDM室を閉め切って、作業者は防音用のヘッドホンを装着して行うのだそうです。

そして、検査の結果はすべて数値で表されます。

今回の車両はブレーキ・メーター・エンジンなど、どの項目も走行に適した性能。
もし基準値以下の性能であることがわかった車両は、部品の交換やメンテナンスなどを行った上で販売されるのだそうです。

ブレーキやエンジンのトラブルは、バイクを安全に楽しむ上では絶対に避けるべきこと。
レッドバロンの中古車においては、これらのトラブルの有無が(サービスマンの感覚ではなく)ACIDMによって正確に検査され、メンテナンスをされているという安心感があるのです。

フレーム安全検査済である

ACIDMでの検査はまだ続きます。続いては、車体のアライメントの検査です。

アライメント検査とは、バイクのフロント・リアタイヤがまっすぐ一直線上に並んでいるかどうかの検査です。
過去に事故・転倒などをしている車両の場合、フレームにダメージを受けてゆがんでしまっている場合があり、酷い場合はバイクがまっすぐ走らなくなってしまうのです。

目視ではわかりにくいアライメントですが、ACIDMであれば、0.1mm単位で計測可能。
タッチパネルを操作したら、あっという間に数値が検出されました。

さらに、横方向からフレームの前後長の歪みを診断する『ディスタンス測定』も実施しているのだそう。

これらの検査をパスした車両のみを販売しているため、レッドバロンの中古車は安心して購入することができるのです。

ちなみにACIDMは、小さいバイクから大きいバイクまで、様々なサイズ・形状の車両に対応できる柔軟さを持っています。

例えば、全長2,405mmのハーレーダビッドソン『ヘリテイジ ソフテイルクラシック』はもちろん、


全長1,700mmのカワサキ『Z125PRO』も、


タイヤが細くて車高が高い、オフロード車であるホンダ『CRF450L』だって余裕で検査できちゃうんです!


フロント側のパーツを前後に調整できるので、様々なサイズのバイクに対応できるんですね!

パーツ保証がある

年式の古い中古車を購入する際に大きなネックとなるのが、パーツ入手の難しさです。

メーカーの純正部品は、車両の生産終了から約7年で在庫義務がなくなってしまいます。
年式が古いバイクほど故障や不調といったトラブルがつきものですが、パーツがなければ修理も維持もできません。

ですがレッドバロンの中古車には、独自にストックした純正パーツで修理をしてもらえる『パーツ保証』が、最長3年間ついています。

パーツ保証の仕組みに関しては、昨年公開されたこちらの2本の記事を読んでもらえればわかるはず。

・レッドバロン本社工場見学レポート【前編】 中古車を安心して買える「パーツ保証」を支える仕組みに圧倒された!!
・レッドバロン本社工場見学レポート【中編】安心して中古車を買える『パーツ保証』を支える職人技をご紹介!!

絶版車であっても安心して購入できる、レッドバロン独自の保証体制なのです。

リコール未実施がない

リコールとは、メーカーが負っている義務のひとつ。
設計・製造過程に問題があった場合、メーカーの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度です。

リコールは、命に関わる重大な内容の場合もあります。
レッドバロンではお客さんに安全なバイクライフを楽しんでもらうため、すべての中古車に対し、リコール対応が済んでいることを確認した上で販売することが決まっているのです。

自社工場にて整備

レッドバロンの中古車は、走行に影響を与える部品に異常がないか、自社工場にて入念にチェックをした上で販売されています。
点検は84項目におよび、細やかな点検によって良好なコンディションの中古車が仕上げられています。

また300以上あるレッドバロンの店舗は、すべて運輸局認証工場資格を取得しています。
車検・点検に必要な整備機器を備え、国家資格を有したサービスマンが作業をしているので、全国どこでも安心してバイクを購入できるのです。

『5つ星品質』の車両を見にお店へGO!

以上の5項目をすべてクリアしたのが、レッドバロンの『5つ星品質』の車両です。
実際にお店に並んでいたカワサキ『エストレヤ』をチェックしてみたところ…あっ、発見しました!

こちらのステッカーが『5つ星品質』の証です。
バイクのフレームに貼ってあるのでわかりやすい上に、シンプルなデザインでカッコいい!

もちろんエストレヤだけではありません。こんなにたくさん並んでいる在庫車両はすべて、5つ星品質の認証済みなのです!

かつて筆者は「中古車選びってすごく難しいし、運の要素が大きそう」と、漠然とした不安を抱えていました。
ですが、今回こうして取材をしたことで、「レッドバロンなら、不調の有無を正確にチェックされているから大丈夫なんだな」と、中古車に対するネガティブなイメージが払しょくされました。

このクオリティが全国300以上すべての店舗で維持されているというのだから、自分が中古車を購入する時はもちろん、友人が購入する際にも安心してオススメできますね!


さて、次回の記事では、レッドバロンがメンテナンスした中古車に試乗してみたレポートをお届けします。
どうぞ、お楽しみにっ!!



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