ハーレー乗りに異変あり!?

いま急増中のハーレー女子たち。カノジョたちの愛車に注目して欲しい。

▲いま急増中のハーレー女子たちですが、カノジョたちの愛車に注目して欲しい。

こんにちは青木タカオです。僭越ながらこうしてありがたいことに、バイクに特化した専門メディアから一般大衆誌まで、日々いろいろな媒体に寄稿させていただいておりますが、ずっと続けているのがハーレー専門誌です。

現在は『ウィズハーレー』(2019年創刊、内外出版社)、その前は雑誌版『バージンハーレー』(2018年休刊、バイクブロス)の編集長として携わり、二輪専門誌などでもハーレーについて、いろいろと記事を書かせていただいております。

きっかけのひとつは、出版社からフリーランスとして独立し、よちよち歩きだった頃から『HOTBIKE JAPAN』(ネコ・パブリッシング→バイクブロス)にて仕事をさせてもらい、連載コーナー「アオチが行くっ!」を長らく担当させていただいたことでした。

『バージンハーレー』の雑誌版が2008年にスタートし、途中から編集長となり、紆余曲折しながら『ウィズハーレー』が続いている次第です。

ボク(青木タカオ)が携わってきている主なハーレー専門誌たち。

▲ボク(青木タカオ)が携わってきた主なハーレー専門誌たち。「HOTBIKE JAPAN」や「Virgine Harley」は休刊中で、現在は「WITH HARLEY」が発売中です。

そんなわけで、ハーレー乗りの皆さんを取材するなどし、比較的近いところで見てきたわけですが、最近少し異変を感じております。

「またアオチくん、ハーレー女子が増えたっていうハナシでしょ?」

はい、正解なんですけれども、そのハーレー女子たちの中でも、ショベルなど旧車であったりチョッパーなど、よりコアでハードなスタイル・年式・ジャンルを選ぶ人たちが増えつつあるのです!

専門誌で特集緊急記事だ!

これに着目したボクは『ウィズハーレーVol.20』(6月24日発売/内外出版社)にて、緊急レポート「#旧車女子がいま熱い!!」と題した記事を書きました。

WITHHARLEY(ウィズハーレー)VOL20、旧車女子たち

▲ウィズハーレーVol.20(3月24日発売)にて特集記事にした旧車女子たち。画像提供 内外出版社

ショベルだけでなく、なんとナックルヘッドオーナーまでもいらっしゃるからスゴイとしか言いようがありません。チョッパーカスタムのオーナーも、リヤサスペンションのないよりハードなリジッドフレームをチョイスする人もいるのです。

読んでいただいた人からは「ほぉ〜、そうなんだ」「興味深い」「そういえば、知り合いにも増えた」「もっと知りたい」「紹介したい」などと反響がありました。

ジェンダーレスな時代に「◯◯女子」という表現は慎重にならなくてはいけないと肝に銘じて、編集部でも記事をつくって発信していますが、やっぱり見ていてカッコイイのです。

ショベルヘッド・リジッドチョッパーに乗るミキティさん。

▲ショベルヘッド・チョッパーに乗るミキティさん。

セルスターターを備えていないビンテージハーレーをキック始動し、颯爽と走らせる姿は凛としていて、自立した大人の女性像であり、まるで峰不二子のようではありませんか。

ベテランライダーでも手こずることのある旧車、ハードなチョッパーを乗りこなすところに目を奪われてしまいます。

ヒントはギャップ萌えだ

ハーレーダビッドソンジャパンの公式イベント「ブルースカイヘブン2024」では、トラックステージにてハーレー女子たちとトークショー。左からメリーローズちゃん、秋田ライダーえむちゃん、青木タカオの右はポポちゃん。みんなハーレー乗りです。

▲ハーレーダビッドソンジャパンの公式イベント「ブルースカイヘブン2024」では、トラックステージにてハーレー女子たちとトークショー。左からメリーローズちゃん、秋田ライダーえむちゃん、青木タカオの右はポポちゃん。みんなハーレー乗りです。

こんなことばかりを熱く語っていると、バイク女子に群がる取り巻きおじさんの独り言ではないかと、読んでいる皆さんに嫌悪感を与えてしまうかもしれませんが、これはひとつに“ギャップ萌え”しているのかもしれません。

そもそも「バイク女子」であったり「山ガール」「リケジョ」、あるいは「料理男子」などすべては、ギャップ萌えが根源にあるのではないでしょうか。

そう考えると、かなり昔から存在したように思います。無愛想なことを表す「ツン」と、甘えるさまを表す「デレ」が組み合わさった「ツンデレ」だってそうでしょう。

普段は「ツンツン」して素っ気なくても、ふとしたときに甘く優しい「デレデレ」した態度を見せる二面性があるからこそ、クローズアップされてきました。

そのまんま直球ではなく、二面性があるから面白いのかもしれません。「なんでまた?」「どうしてそうなる?」という裏切りこそが二面性であり、カノジョたちはその最たるもの。だからこそ、メディアにも度々取り上げられるまでになっているのではと、ボクは考えるのです。

どこかにいないか過給器女子!?

スーパーチャージャーやターボといった過給器を搭載するハーレーのカスタムたちをウィズハーレーで特集。画像提供 内外出版社

▲スーパーチャージャーやターボといった過給器を搭載するハーレーのカスタムたちをウィズハーレーで特集。画像提供 内外出版社

メディアに携わっている身としては、トレンドにいち早く気づいて発信しなければなりません。次なるバズりワードはなんでしょうか。ウィズハーレーVol.20ではスーパーチャージャーやターボといった過給器付きのモンスター・ハーレーを特集しました。

これにも二面性があると思いました。もともと大排気量クルーザーとしてゆったりと走り、長旅を快適にこなすために開発されたハーレーのツーリングモデルですが、そこへ過給器を搭載し、強烈にも程がある加速フィールや猛烈なパワーを味わってしまうというのですから、魅了されてやみません。インパクトのある特集になったと、手前味噌で恐縮ながら思っています。

あった、コレだ!

「いるわけないじゃん」っていうほどのインパクトがあればあるほど、記事としては素晴らしいものとなります。

次なる特集記事候補として「ターボ女子」そして「スーチャ女子」は、どうでしょうか!!

国産バイクにもかつてありましたターボ搭載車。いまハーレーの超弩級カスタムとして、注目されつつあります。

▲国産バイクにもかつてありましたターボ搭載車。いまハーレーの超弩級カスタムとして、注目されつつあります。

エンジンに機械的なパイプワークで、見るからに圧倒的な存在感。タービンの回る音を耳にしつつ、超弩級とも言える加速フィールに、バイク乗りたちはロマンを感じてなりません。

というわけで早速、ターボ女子&スーチャ女子を探してみましたが、今のところまだ見つかりません。もし、どなたかご存知でしたら、ぜひとも教えてください。自薦他薦問いません、取材させてください!!

あぁ……、今回もまたしょうもないことを長々と書いてしまいました。にも関わらず最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。最後に旧車女子たちの動画をぜひご覧ください。

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