4月9日(日)、山梨県の「道の駅富士川(ふじかわ)」でスズキのアドベンチャーツアラー「Vストローム」シリーズのオーナー有志による「神奈川Vストロームミーティング2023」が開催された。独特かつクセがすごい(笑)アドベンチャーツアラーの世界を紹介しよう!

かなり本格的な運営! 撮影も用意周到

早朝、道の駅の一画に様々な年式や排気量のVストロームが集まっていた。なんで整列入場してんのかな?と思っていたら、一台一台撮影しながらの入場だった。なるほど、確かに参加者全員を撮影するならこのタイミング。これには参加者も嬉しそう!
イベント内で撮影してもらった写真は参加者向けの公開サイトで閲覧できるというサービスも。いやはや本格的だ!

受付では記念品と物々交換会!

場内では、排気量とボディカラーに合わせて駐車場所が分けられていて、整然と車列が作られていた。やっぱり250ccが圧倒的に多い。
受付を済ませるとオリジナルの記念品がもらえて… とまぁ、ここまではよくあるパターンだけど、驚いたのはその横に設置された物々交換会のスペース。
参加者がそれぞれ持ち寄ったものを一品置いて一品もらっていくというスタイル。参加者の地元の名物からVストローム用のパーツまで多種多様だ。提供品にはオーナーのコメントやアカウントが書かれているものもあって、持ち寄った品を交換することでさらなる交流も生まれる。また、参加者のバイクから「これはいいな!」と思ったバイクに投票して表彰する「Vスト総選挙」の投票用紙も配布された。

記念撮影に総選挙! 旅するフラッグも!

開会の挨拶とスタッフの紹介が行われたあと、さっそく行われたのが記念撮影。Vストロームシリーズだけで参加台数は226台で、タンデムでの来場者やVストローム以外のオーナーもいたので、総勢250名近くが揃っての撮影となった。壮観!

▲写真提供:単車さん(@tansya1978)


記念撮影の後は現在全国各地で受け渡されている「Vストローム 旅するフラッグ」の受け渡しが行われた。これまで主に東日本で回っていた#2のフラッグが新潟県から参加していたオーナー(下写真・左)に手渡され、2番フラッグの北上に期待が高まった。下写真・右は運営のともしゃさん。昼食休憩をはさんだ午後からはVスト総選挙の結果発表が行われた。1位のオーナーさんはすでに会場を出発されていたが、このバイクだった。イエローのペイントとラッピングで目立ちまくり。写真を撮っていて良かった(汗)
その他の上位表彰オーナーさんらはみんなの前に出て、記念撮影に収まった。ちゃんと賞状がもらえるのスゴイ!
表彰式に続いては、お楽しみの抽選会。これまた運営オリジナルのトートバッグなどがプレゼントされた。
最後は会場の清掃をしてから締めの挨拶。下の写真ではじゃんけん大会のように見えてるが、故アントニオ猪木さんのアレです。
参加者が会場を離れる際にはスタッフがみんなでお見送り。晴天の下、とても活気にあふれたミーティングだった。

濃い! なつい? Vストロームの世界

Vストロームミーティングの見所は、なんと言ってもカスタムの豊富さ。スポーツ系のバイクと違って、パニアケースやエンジンガード、ウインドスクリーンなどのパーツにより、マシンのシルエットが大きく変わっている車体も多い。

デザイン以上に機能が優先されていて細部がごちゃごちゃしていたり、これ本当に必要なんか?みたいなパーツも盛りだくさんで見ていて全く飽きない。

下の写真は総選挙で2位を獲得した「バイクの旅人」さんの車両。エンジンガードにスコップついてるし(笑)
運営のともしゃさんいわく「とにかく荷物を載せることにこだわってますね。そのスペースをどう見つけるかに皆さん工夫されています」とのこと。

確かに! エンジンガードにバッグを装着したり、フロントフェンダーの上どころか裏側のスペースにも何か(よくわからん)つけている人もいる。

機能的な迫力と無駄も含めた遊び心が楽しい。これってちょっと'90年代の旅バイクを思わせるような、少し懐かしい感じもした。

レッドバロンユーザーに聞いたVストの魅力!

■Vストローム1050XT
teruさん(岐阜県関ケ原町・52歳・レッドバロン桑名)
「以前はネイキッドバイクに乗ってましたけど、長距離ツーリングを快適にしたかったのとアドベンチャーバイクが欲しくて。“ラクに走れて安全”ということを考えてフォグランプを多めにつけました。パニアはお土産とかを積めるようにと装備を揃えました。普段は日帰りメインですけど500kmくらいのルートを設定してツーリングしています。本当に快適で疲れないんです。風に当たらないことと運転姿勢がラクなことが大きいと思います」

■Vストローム650XT ABS
OGさん(埼玉県寄居市・26歳・レッドバロン熊谷)
「長距離をラクに乗れるバイクを探していました。Vストローム1050とも迷ったんですが、見た目が気に入ったことと取り回しも考えて650ccのほうを選びました。実際にすごく乗りやすかったし、思ったよりも軽かったので駐車場での取り回しもラクでした。片道40kmくらいの通勤でも使っています。昨年のお盆には友人と4日で1,400kmくらい走りましたが疲れにくいので助かります」

■Vストローム250 ABS
Panserさん(神奈川県横浜市・58歳・レッドバロン市ヶ尾)
「コンパクトで荷物がいっぱい積めるからVストローム250を選びました。実は2台目で一回手放してまた買っちゃいました。BMW R1200GSも持ってますがVストは使い勝手がいいし、乗ってて面白いんですよ。高速日帰りで遠くに行く時はビーエムなんですけど、泊まりとかキャンプだともっぱらVストばっかりです。毎年北海道ツーリングにもVストで行ってます。不満点はパワーだけで、この大きさで150馬力くらいあるといいんですけど(笑)」

Panserさんのお仲間のVixenさん(東京都目黒区・46歳)。「17年ぶりのリターンライダーですが、街中でVストロームを見かけてかっこいいなと思って即買いました。ステッカーはPanserさんの協力による自作ステッカーです」

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新型もアンベール! Vストロームミーティングが「旅するフラッグ」と帰ってきた!<前編>
新型もアンベール! Vストロームミーティングが「旅するフラッグ」と帰ってきた!<後編>

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