ブランドを代表する重要モデル
ハーレーダビッドソンジャパンは2024年3月1日、表参道ヒルズスペースオー(東京都渋谷区神宮前)にて報道向け発表会を開催し、2024年式で新しくなった「ROAD GLIDE(ロードグライド)」および「STREET GLIDE(ストリートグライド)」を国内初披露しました。
両モデルはハーレーダビッドソンの母国アメリカにおける販売台数の半数以上を占める重要機種であり、プレゼンテーションにてハーレーダビッドソンジャパンの野田一夫 代表取締役社長は、「最も人気のあるモデルに過去最大の投資をした。昨年ハーレーは創業120周年を迎えましたが、この2台で130周年へ向けた新しい時代を切り開いていく」と、力強く宣言しました。
舞台上でアンベールされた「ロードグライド」と「ストリートグライド」は、スタイリングデザインもフル刷新されました。なかでも先ず目を引くのが、何と言ってもフロントマスクです。
シン顔の両車はひと目でハーレーダビッドソンだとわかるデザインエッセンスを継承しながらも現代的な印象を見る者に与えつつ、フロントフェンダーからパニアケースにかけてのエアロダイナミクスを徹底追求。高速走行時のヘルメットのバフェッティングを平均60%低減。快適性を向上しています。
伝統のVツインを継承
搭載されるエンジンは、排気量1923ccの「ミルウォーキーエイト117」。伝統のV型2気筒エンジンは熱対策をしなければならない排気バルブまわりのみにウォーターラインを設けた空水冷式で、シリンダーヘッドに刻まれる冷却フィンやボア・ストロークを103.5×114.3mmとするロングストローク設計、トラディショナルなOHV方式、別体式トランスミッションは今なお受け継がれています。
2リッターにも迫る大型エンジンは、最高出力107PS/5020rpm、最大トルク175Nm/3500rpmとスペック的に強力。ライダーは路面状況や好みで「ロード」「スポーツ」「レイン」「カスタム」、4つのライディングモードを選択でき、出力特性を電子制御にてコントロールできるようになっています。
デジタルメーターの進化に驚愕
コクピットまわりの進化にも驚きを隠せません。アナログの指針式メーターが一切ないのです。鮮明な12.3インチTFTカラータッチスクリーンが備わり、新しくなったインフォテインメントシステムは「Skyline OS」を搭載。スマートフォンとBluetooth接続でき、ハンドルに備えたコントロールスイッチやタッチパネル、ヘッドセットにてボイスコマンドにも対応できます。
フェアリング内にマウントされるスピーカーも新型へバージョンアップ。200Wのオーディオアンプがドライブし、よりクリアでパワフルなサウンドを聴くことができます。
テールエンドまで上質
テールセクションも刷新され、灯火器類はもちろんオールLED。写真ではわからなかった質感や色合いも実物を間近に見ることで、確かめることができました。ハーレーダビッドソンのハイエンドモデルらしい高いクオイリティで、堂々たる姿です。
新型ロードグライドおよびストリートグライドの迫力あるスタイルと上質感には、バイク専門メディアだけでなく、たくさん集まった報道陣も舌を巻きます。普段、テレビ関係者や新聞社の記者たちは、大型バイクの雄であるハーレーの新車をこんなにも近くで見る機会はありませんから、まじまじとご覧になっていたりもします。
一般的にも注目度の高いハーレーの報道発表会ですが、今回は大物ゲストを招いていました。なので、マスコミがよりたくさん集まっているのでした。
言ってみれば、これもまたブランドを広く認知してもらうための“戦略”ですよね。そのゲストとは果たして、どなたなのでしょうか……!?
スペシャルゲストが登場
それは次回のお楽しみです。なんていう、もったいぶった終わり方はやめておきましょう。すでにテレビなどいろいろなところでも報じられていますので、ココで言わないわけにはいきません。
ハーレーダビッドソンジャパンがメディアローンチに招いたスペシャルゲストは、元K-1世界王者でタレントの魔裟斗さん、そして女優でタレントの矢沢心さんのご夫妻です。
ブレイクアウト117のオーナーでもある魔裟斗さん&矢沢心さんを迎え、トークセッションが開催されました。その模様はスイマセン! ここまでで長くなってしまったので、次回ご紹介いたしましょう。
今回も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。おふたりのハーレーにまつわるラブラブトーク、ぜひお楽しみに!!