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注目のトークショー
「ツーリングに行く前はワクワクして、遠足に行く感じ」と、プライベートでバイクライフを満喫していることを話すのは、元K-1世界王者の魔裟斗さん。ハーレーダビッドソンジャパンが表参道ヒルズ・スペースオー(東京都渋谷区神宮前)にて開いたメディア向けニューモデル発表会でのことです。
本邦初公開となったのは、2024年型で全面刷新されたロードグライドとストリートグライド。誰もが見てもすぐにハーレーとわかる独創的なフェアリングを持つ両モデルがフルモデルチェンジされたとあって注目を集めましたが、バイク関連ではない報道陣も会場に駆けつけました。
「H-D グランドアメリカンツーリング トークセッション」と名付けられたステージイベントに、テレビなどでも幅広くご活躍される魔裟斗さん&女優の矢沢心さんご夫妻が招かれ、ご出演されたのです。
というのが前回までのハナシ。今回はおふたりのハーレーにまつわるラブラブトークをお伝えいたしましょう。
ハーレーに乗るために大型二輪免許を取得
魔裟斗さんは2023年1月にもハーレーダビッドソン ジャパンの新車発表会に登場。そのとき、新発売されるブレイクアウト117を見て「このハーレーに乗れるなら大型二輪免許をとりたい!」と、報道陣の前で高らかに宣言。その後、見事に有言実行し、ブレイクアウト117のオーナーになったのでした。
その行動力に脱帽です。ツーリングに出かけ、カスタムを楽しむ姿をご自身のYou Tubeチャンネルにて公開し、すっかりバイク好き、ハーレー愛好家として、ファンらの間で広く知られています。
同じ趣味を持つライダーどうし、すぐ仲間になれる
世界チャンピオンにまでのぼり詰めた超一流の格闘家ですから、言うまでもございませんが、日々ストイックに身体を鍛え、これまではノンビリと趣味に没頭する時間なんてあまりなかったのでしょう。「今までは仲間と楽しむ趣味はありませんでしたが、ハーレーに乗るようになって同じ趣味を共有する仲間が増えました」と、目を細めます。
昨年はハーレーの公式イベント『ブルースカイヘブン』へ参加しました。「その帰り道、大雨が降ってきて、ひとりで雨宿りをしていたら、ハーレーに乗っている人たちからみなさん気さくに声をかけてくださって、同じ趣味を持つどうし、すぐに仲良しになれるんですよ」と、振り返ります。
夫の趣味は私の趣味
そんなご主人を見て、奥さまの矢沢心さんは「楽しそうにしていて、私も嬉しい。夫の趣味は私の趣味でもあります」と、満面の笑みで話します。
特に印象深いのが、リヤシートに乗ってタンデムデートしたこと。「乗る前はドキドキしたんですが、しがみついたり、景色を見て風を感じることができて楽しかった。トンネルを走ったときは水がポタンって垂れてきて、屋根があるクルマではあり得ないバイクならではの体験ですよね。風や自然を感じることもできて、ふたり乗りってこんなに楽しいんだと思いました。密着感があって、夫婦の温度感が伝わり愛情も伝わります。もっと、いろんなところに行ってみたいです!」と、目を輝かせながら話すのでした。
矢沢心さん、素敵すぎて気絶しそうになります。ボク(青木タカオ)は『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)で橋本千秋役でご出演されているのを見て以来、ずっとファンです。
海を左手に走るのがポイント
「僕が友達とツーリングするときは、ランチの場所を決めて、そこを目指してツーリングするんです。湘南方面から西湘バイパスに乗り、海を左に見ながら途中、伊東あたりでランチを食べに行くコースがお気に入りです」と、ツーリングの目的はみんなと一緒に食べるランチというのも、魔裟斗さんは教えてくれます。
トークショーにはハーレーダビッドソンジャパンの野田一夫代表取締役社長も参加しましたが、「海を左に見るというのがポイントです」と強調します。どうしてなのか考える野田社長に対し、「右側なら反対車線がありますからね」と説明。バイクに乗るときは、自然の風景や風、匂いをよりダイレクトに感じたいとのことでした。
さすがはグランドツーリングの最高峰
「これなら大阪くらいまで! 500kmは余裕で走れます」
魔裟斗さんは新型ロードグライド&ストリートグライドに試乗した感想をこう述べます。ハーレーでツーリングに出かけるようになって、1年間で走った距離は1万キロほど。そのうち1日で走った最も長い距離は350キロほどだったことを明かしつつ、2024年式のロードグライドはより高い快適性と安定感があり、長距離も余裕で走れることがわかったと言います。
おふたりはステージ上で、タンデムする姿も披露。矢沢心さんとともに、搭載するオーディオシステムの力強いサウンドにも感心するばかりでした。
近い将来、新型ロードグライドかストリートグライドにて、魔裟斗さんご夫妻がツーリングする姿がまたどこかで披露されるかもしれません。楽しみです!
ライダーが増えるキッカケになれば嬉しい
これまでバイクに乗っていなかった人が、ライダーの仲間入りを果たし、その楽しさをまたこうして話してくださるのは、僭越ながらオートバイの魅力を伝える専門メディアなどに関わり、こうして記事を書いて魅力を発信する者にとっては嬉しいかぎりです。
注目度の高い著名人ならなおさらで、テレビなど多くのメディアでこうした報道をキッカケにバイクを見たり、関心を持つこととなり、またオートバイが好きになる人が増えれば、ボク(青木タカオ)は悦ばしいことだと思います。
キッカケは人それぞれで、二輪専門誌はもちろんのこと、昔なら『仮面ライダー』などヒーロー番組もそうでしたし、ハーレー乗りの間では映画『イージー★ライダー』も伝説的人気です。ボクの場合は『あいつとララバイ』(漫画)とか、『彼のオートバイ、彼女の島』といった小説でしたが、「自分もバイクに乗りたい!!」と強く思えるような衝撃をより多くの人が受けることになれば、いいなと思います。
というわけで、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。トークショーの様子は報道席から動画を撮りましたので、興味がある人はぜひご覧ください。