ワックス厳禁!! のバイクシートお手入れどうするの?

バイクのシートというものは、ライディングにとって重要な機能部品であると同時に、外装部品としての役割もあるので見た目の綺麗さも重要。

シートの素材はほとんどの場合、合皮が採用されており、洗車後にシリコン系のワックスで磨くと驚くほど黒く輝いて非常に綺麗になるのですが、尻がグリップしないので大変危険!

危ないのでシートにワックスを使用するのは絶対にやめましょう。

ワックスを使えないとなると、困るのがシートのお手入れ方法。決して汚れたズボンを履いているつもりは無いし、たいていバイクシートの表皮は黒なので汚れが目立たないですが、実は思った以上に汚れています。

特に少し前のオフ車にあった、あのメーカーのバイクの紫のシートとか、あのメーカーのバイクの黄色のシートとかを見ると、シート表皮には黒ずみが目立ちます。つまり黒いシートも気づかないだけであのように汚れていると簡単に想像できます。

シート表皮には実に細かな「シボ」と呼ばれる紋様が入っていることが多く、ここに汚れがたまります。これが洗車だけだとなかなか取れません。

また、洗車もご無沙汰な屋外保管車の場合、シートにカビが生えることがあります。これが非常にやっかいで、洗ったり、カビ取漂白剤を使っても取り去ることができず、染みになってしまいます。

そこで大切になるのはやはり、日々のお手入れになります。

まずは洗車時にしっかり洗浄!

 

ワックスが使えないとなると、洗剤で洗うことしかできず、あまり効果が現れないのは残念な点になります。

明らかに汚れている場合は別にして、やはり黒いシートは洗浄前後の違いが現れづらく「綺麗になった感」が薄いのもモチベーションを低下させます。

また、洗っただけでは表皮の艶が増すこともありません。

バイクシートにはバイクシート専用のケミカルを使おう!

そんなお手入れに困るバイクのシートですが、実は専用のケミカルが存在します。

ヤマルーブの「シートクリーナー」は、その名の通りバイクシート専用のクリーナー。

シートに付着した汚れを落とすと同時につや出し効果があるので、外装部品でもあるシートを美しく保つことができます。

また、使用後にシート表皮が滑ることは一切無いので、安心して使うことができます。

ハーレーのダブルシートを洗浄してみた!

スポーツスターのシート。今まで洗車の時に洗い流す程度のお手入れしかしておらず、ケミカルを使ったことはありません。

見た目的にはそれほど汚れているようには見えないのですが……。

洗浄に使用するのはシートクリーナーとマイクロファイバークロス。シートの拭き上げができれば良いので、綿素材のウエスやタオルなどでも構いません。

使用前に缶をよく振っておきます。また、真夏の炎天下に駐車してシートが異常な高温になっている場合には水を掛けるなどしてシート表皮の温度を下げておく必要があるそうです。

シート全体にスプレーしていきます。しっかりした泡状なので垂れていくことも無く、非常に扱いやすいケミカルです。

シート全体に泡が行き届くようにマイクロファイバークロスで軽く塗り拡げておきます。この状態で汚れが浮き出てくるまで3~5分ほど放置します。

ピンポイントでスプレーするのが難しい部分には、マイクロファイバークロスに直接スプレーしてからシートを拭きます。

時間が経過したところで、シートを拭き上げていきます。この拭き上げ時にもシートが滑るような兆候は皆無で、むしろ洗浄前よりもしっかりグリップしてくれる印象です。

使用したマイクロファイバークロスに明らかな汚れの付着が確認できました。綺麗に見えるシートですが、実際はかなり汚れているということですね。

作業前の写真と比べてみるとシートクリーナー使用後は明らかに艶で黒光りしています。肉眼では写真以上に美しさを実感できました。

合皮のシート表皮は年月と共に弾力が失われますし、汚れは蓄積していってしまいます。

そんなシートを末永く美しく保つためにも、専用のクリーナーを使ってこまめなお手入れを心がけたいものです。

SHARE IT!

この記事の執筆者

この記事に関連する記事