走行風や雨の直撃から身を守ってくれる、スクリーン。ところが透明感のあるスクリーンも、長年の使用によって紫外線や小キズの影響が蓄積され、徐々にくすんでいきます。なんとかして元のキレイな状態に戻したい……と思案していたところ、「これは!?」と思える製品を発見してしまいました。それがシュアラスター「ゼロリバイブ」です。
ヘッドライトクリーナーなのだが
シュアラスターの「ゼロリバイブ」は、自動車のヘッドライト用クリーナー。これは各種ライトカバーやバイザーなどのクリアパーツ表面のくすみや黄ばみを除去して保護するアルカリ性の液体で、カー用品店やホームセンターなどで販売されています。
筆者も長年乗っているクルマのヘッドライトを磨くために購入したのですが、説明書きをよく読むと……。
テールランプやウインカー、バイザーの他に、バイク用スクリーンにも使える! これは試してみる価値ありかも?
ただし「ゼロリバイブ」の成分には研磨剤も含まれているとのこと。うーむ、どうなんでしょう。スクリーンのくすみを除去するつもりが、逆に研磨剤で小キズをつけることになってしまったら……。
でもまあ、ここは親愛なる『ForR』読者のため、筆者が実験台となる決意をした次第。覚悟を決めて、いざ取りかかります。
CRF250Rallyのスクリーンで実験
筆者の乗るCRF250Rally、そのスクリーンです。「施工前に洗車が必要」かつ「施工面以外への付着を防止するため、必要に応じてマスキングを行なってください」ということなので、スクリーンを外し、カーシャンプーで洗い、水滴を拭きとって乾燥させました。
そしてビフォーアフターをハッキリさせるため、養生テープを貼ります。
中央部がなんだかボンヤリと白くくすんでいて、小キズも無数にあります。
さあ、「ゼロリバイブ」は効果があるのか、それともスクリーンはキズだらけになってしまうのか。
キャップを閉めたまま容器をよく振り、付属のマイクロファイバークロスに液剤を適量、出します。
液剤を乗せたクロスの面をスクリーンに軽く押しあてながら、縦横に磨いていきます。
施工面が熱いときは、シミやムラが発生したり、拭き取りにくくなるそうですから、この作業は真夏の日中には避けたほうがよさそう。また、風の強いときや砂ぼこりの多い場所では作業しないでください、とのこと。そりゃそうですよね。スクリーンに砂粒を擦り込んだらヤバイですから。
さて、縦横に磨き終わったら、クロスのキレイな面で施工箇所を拭きあげて完成。
気になる結果は!
養生テープを剥がしてみると……。
おおーっ、ボンヤリ白かったくすみが薄れ、透明感が増しています!
これは効果アリ。そう判断した筆者は、スクリーンの表も裏も全面、磨くことに。
すると白かったクロスが、こんなに汚れてしまいました。施工前、カーシャンプーでしっかり洗ったはずなのに、驚きです。洗っても落ちにくい汚れが、スクリーンに蓄積されていたんでしょうね。
コーティング効果もあるらしい
シュアラスター「ゼロリバイブ」は、クリーナーとしての効果の他に、コーティング効果もあるそうです。
しかもトリプルコーティング。
何がトリプルかというと、まずは反射(紫外線を反射させ、表面の劣化を抑える)、そして放出(紫外線の劣化因子を放出し、内部の劣化を抑える)、吸収(紫外線を吸収し、劣化反応を抑える)。この3つの機能で黄ばみや劣化を防止、透明感を持続させるとのこと。
透明感がどれだけ持続するかは今のところ不明ですが、これだけキレイになったので筆者としては満足です。容器にはまだ液剤がたっぷり残っているし、くすんできたらまた磨けばいいだけの話。
以上、ご参考までに!
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