スマホを変えるのはハードルが高い!?
先日、新潟日帰りツーリングでみごとにそのタフさを僕に見せつけた京セラのスマートフォン『TORQUE 5G』（トルク ファイブジー）。タフなだけでなく、ツーリングに嬉しい機能が満載で、僕はすっかり気に入ってしまった。
その時の模様はコチラの記事を読んでもらうとして……
＞タフなスマホ『TORQUE 5G』で新潟日帰りツーリング……その実力にビビった!!
だけど、現実問題として今使っているiPhone12miniからすぐに買い替えるかといえば、ちょっとハードルが高い。
気に入ったのに、なぜ買い替えるのに抵抗があるのだろうか？
僕はスマホはiPhoneを3GSから使い続けている。そして、パソコンは2000年にはじめて買ったiMacから、ずっとMacを使い続けている。昨年はiPadを購入し、取材手帳として使っている。
僕は決してアップル信者ではない。だけど、2000年に入社した出版社ではMacを使っていて、それから20年以上Mac一筋。スマホも2008年ごろ、当時はスマホといえばiPhoneしかなかった時代に購入し、それから13年間iPhone一筋。
当然これらは仕事でも使うし、iPadも含めて同じメーカーなので同期もしやすく、もはやなくてはならない存在だ。なによりも使い方が体に染みついてしまっている。パソコンはWindowsの方が他の人との互換性も高いし、同じ性能を求めるならMacは割高だとも言われている……しかし、どうしても使い慣れたガジェット環境から抜け出す気にはなれないのである。
それはスマホも同じこと。『TORQUE 5G』は魅力的なのだが、スマホだけをAndroidに変える気にはなれないのだ。
そもそも『TORQUE 5G』はスマホなのか？
だけど、やっぱり『TORQUE 5G』は魅力的だ。……そこであらためて考えてみる。いったい何が魅力なのか？
通話の音声がクリア？ メールの送受信がやりやすい？ ……もちろんその辺りの性能や使い勝手も良いのだろうが、僕が魅力を感じているポイントはそこではない。
走行中の振動や雨、粉塵に対する高い耐久性をはじめ、ナビはもちろん、「Action Overlay」や「ルートログ」、「ダブルカメラ」などの多彩な機能にある。
そう考えると、『TORQUE 5G』はそもそも“僕にとって”スマホなのだろうか？
いや、違う！
そう、『TORQUE 5G』は、僕にとってはバイクギアなのだ。
先の記事にも書いた通り、僕はいま、バイク用ナビとしてカメラが壊れたiPhone8を使用している。回線契約はしていないので、iPhone12miniとテザリングすることでデータ通信をおこなっている。
つまり、iPhone8に電話や通信機器としての機能は持たせていない。カメラも壊れているので、本当にナビゲーションシステムとしてのみ使っている状態だ。
そういう意味では、そもそも僕はスマートフォン（＝携帯電話）をナビとしては使っていないのだ！
では、このナビ専用機（＝iPhone8）を『TORQUE 5G』に変えればいいのではないだろうか？ そうすれば、僕のガジェット環境を変えることなく、より充実したバイクライフを送ることができるはずだ。
……だけど、いまはテザリングでiPhone8を使っているが、『TORQUE 5G』を買うということは、新たに回線契約を結ばなければいけないだろう。端末代に月々の通信料を考えると、それなりの額になるはずだ。
いろいろと頭のなかで考えていても仕方がないので、とりあえずインターネットで、何か良い案がないかを調べてみよう！
回線契約ナシで『TORQUE 5G』を所有できる!?
良い案、簡単に出てきました（笑）。
現在、国内キャリアで『TORQUE 5G』を扱っているのはauのみ。そのauのウェブサイトで『TORQUE 5G』のページを見てみると、一番上に「スマホトクするプログラム」というバナーが出ている。そこには「回線契約がなくてもOK！」との文字が!!
本来8万8885円の『TORQUE 5G』端末代金が、「スマホトクするプログラム」を使えば月々2315円／23回払い（実質負担額5万3245円）で入手できるというもの。
購入後25ヶ月目までに新しい機種に買い替え、『TORQUE 5G』はauに返却するなどの条件はあるが、そもそも僕はスマホは2年くらいで買い替えているし、なにより月2315円の支払いで新品のスマホが入手できるというのは嬉しすぎる！
高いと感じていたハードルが、グッと低くなったような気がした。
「スマホトクするプログラム」は回線契約がなくても利用可能なので、『TORQUE 5G』をiPhone12miniとテザリングで繋げば、ナビとして使用が可能である。
しかしながら、このテザリングが意外と不便。
「さあ、これから出発だ！」というときに、いちいちスマホ同士を繋がなければならないし、これがまたスムーズにいかないことが多い。さらに途中で通信が切れてしまったり、共有設定がオフになってしまうこともあって、けっこうイライラすることがあるのだ。
せっかくなので、何かいい案はないかなぁとリサーチを続けてみると……テレビでCMをやっていました（笑）！
「povo 2.0」がソレ。
基本料0円で、データ通信料は使いたい時に使いたい分だけを選べるというもの。つまり、ツーリングなどで『TORQUE 5G』を使いたい日だけ、オンラインで契約すればよいのだ。
料金は24時間データ使い放題で330円（税込）、7日間1GBで390円（税込）などがある。
これならテザリングの面倒からも開放される。低くなったハードルが、またさらに低くなったぞ！
では、実際に毎月いくらかかるのか？ リアルにシミュレーションしたのが下の表だ。
| 「TORQUE® 5G」の購入・維持シミュレーション（1ヶ月） | ||
| 月 2日間使用した場合 | 月 5日間使用した場合 | |
|---|---|---|
| 端末代 | 2315円 | 2315円 |
| データ使用料 | 660円（330円×2日） | 1650円（330円×5日） |
| 1ヶ月合計 | 2975円 | 3965円 |
たとえばツーリングに行くために月に2回、24時間データ使い放題プランを利用した場合、月々の支払いは2975円！ もちろん、普段の生活や仕事用としてのスマホはそのままだ。
これはもう、ハードルはなくなったも同然だ！
バイクギアとしての『TORQUE 5G』
言うまでもなく、『TORQUE 5G』はスマートフォン（＝携帯電話）だ。だけど、ライダーにとっては電話機以上の魅力を持ったバイクギアでもある。
数万円もする携帯電話を2台持つことにはたしかに抵抗があったが、マフラーやツーリングバッグなどと同じ「バイクギア」として考えれば、決して高いものではない。しかも、実際にガジェット環境を変えることなく、リーズナブルに購入・維持もできるのだ。
今回の調査の結果、僕のバイクライフに『TORQUE 5G』を取り入れることは、十分に現実的な選択といえそうだ。
なお、「スマホトクするプログラム」も「povo2.0」もいろいろ注意事項があるので、詳しくはauとpovoのホームページで確認してほしい。
▼スマホトクするプログラム
https://www.au.com/mobile/tokusuru-program/
▼povo
https://povo.jp/
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