バイクはヘルメットを着用する分、車に比べて視界が狭いのは致し方ありません。だからこそ、ヘルメットのシールドは常にきれいな状態を維持したいものです。
汚れていれば視界が悪いばかりか、それに気を取られて集中力を欠いたり、疲れやすくなったりします。
また、雨天時はシールドの撥水が効かなければ、にじんだ水滴で見えづらくなり、加えて湿度が高い時期や寒い時期には内側がくもって視界が悪くなります。
刻々と変化する走行シーンの中で、常に快適な視界を確保するためにも、日頃のシールドのお手入れを怠らないようにしたいものです。その際には専用のケミカルを活用しましょう。
Contents
3本セットで良好な視界を確保する優れものケミカル
ワイズギアが販売するシールド用「ヤマルーブ ケミカルセット(3本セット)」は、お手入れに必要なケミカルがセットになっています。携行に便利なミニボトルスプレーなので、ツーリングに持ち出しやすく、出先でもシールドのお手入れができます。
このセットで、シールドの清掃、撥水、くもり止めができるので、常に良好な視界を得ることができるはずです。価格は税込みで2200円(各容量は20mlづつ)。ただしいずれの3本もミラーシールドには使うことができないので、その点注意してください。
シールドのお手入れ作業
ツーリング後、お手入れをしていないシールド。ぱっと見は綺麗ですが、目を凝らしてみるといたる所に汚れがあります。小さな虫がぶつかったと思われる痕跡もありますね。
これがなかなか取れない上に、乾いたティッシュやウエスで拭くと汚れが広がってしまい、かえって視界が悪くなることも。みなさんもそんな経験したことありますよね?
ケミカルを使う前に水洗いをします。乾いた状態で擦ると微細なスクラッチ傷が入ってしまうので要注意。今回は水道水をスプレーボトルに入れて使用しましたが、出先では洗面所やペットボトルの水で充分に濡らしたタオルやティッシュで汚れを拭きましょう。
マイクロファイバーウエスで水分を拭き取ります。こまめに手入れをしていれば、これだけで汚れは簡単に落ちます。
目立った汚れや表面のホコリが落ちたところで、ヘルメットシールドクリーナーを使用します。シールドに直接吹き付けます。
あとは乾いたウエスで塗り伸ばすように拭き上げるだけでOK。フルフェイスならシールド面も少ないので数分の作業で汚れが落ち、ピカピカになります。
ちなみにこの「ヘルメットシールドクリーナー」は単品で購入することもできます。100ml入ったもので価格は1,155円(税込)。
急な雨でもシールドがしっかり撥水すれば視界は良好!
雨天時のライディングで気になるのが、シールドに付着する雨滴による視界の悪化。
特に夜間は、対向車のヘッドライトがシールドの雨滴に乱反射して、視界はさらに悪化します。シールドがしっかり撥水すれば、走行風で水滴が流れるので、視界を妨げることが少なくなります。
だからこそ、シールドの撥水力が重要なのです。
使い方もクリーナーと同じく簡単。シールドが乾燥している状態でスプレーし、乾いたウエスで拭き上げるだけです。
あっという間に作業完了!汚れも付きづらくなりますのでその後のお手入れも楽になります。
こちらの「ヘルメットシールド撥水剤」も単品で購入することができます。100mlで価格は1,210円(税込)。
視界を遮るシールド内側のくもりを防ぐ!
雨天時や寒い時期には、シールド内側のくもりも防ぎたいものです。くもりの抑制に有効なピンロックシールドを装備するのもひとつの方法ですが、対応しているヘルメットのみとなります。
通常のヘルメットはシールドの内側にくもり止めを施しておきましょう。
先に水でシールド内側の汚れを落とします。
「ヘルメットシールドくもり止め」をスプレーして乾いたウエスで塗り広げるように拭き上げるだけです。効果はてきめんでピンロックを付けていない状況で息を吹きかけても曇らなくなりました。
この「ヘルメットシールドくもり止め」も単品購入ができます。100ml入りで価格は1,210円(税込)。
【番外編】最近流行のマットカラーヘルメットには専用クリーナーケミカルを!
近年のバイクやヘルメットではマットカラーを採用するモデルが増えてきました。マットカラーは非常に格好良いのですが、手入れがやや難しいのが難点です。
というのも、マットカラーに普通のワックスやクリーナーを使用してしまうと、艶が出てしまいマットの風合いが損なわれてしまうのです。
そこでお勧めしたいのがヤマルーブの「マットカラー専用クリーナー 200ml」です。価格は2,585円(税込)。マット塗装の風合いをそのままに、汚れ落としと撥水ができるスプレー式クリーナーとなっています。
使い方は、水拭きで汚れを落とした後に、ヘルメットに直接スプレーして拭き上げるだけです。
スプレー直後は濡れて光沢もありますが、拭き上げるとすぐに乾きヘルメットの表面はマット調に戻ります。ムラになることも無いので、安心してマット塗装のお手入れができます。
せっかくのクールでかっこいいマット塗装。適切なケミカルを使ったお手入れで、その風合いを末永く維持したいものです。
クリアな視界確保は安全運転への第一歩
このように、専用ケミカルを使うことで手軽にクリアな視界を維持することができます。安全運転のためにも、こまめなシールドやヘルメットのお手入れを欠かさないようにしましょう!