4月、桜も満開を過ぎ、カエルの声が聞こえはじめた今日この頃。陽気に誘われてフラフラと出かける日も増えてきました。

さて、こうなると気になるのがウインターウエアの保管の仕方。僕も今シーズンから、レッドバロンのバイク用電熱グローブ『ゼロスグラブヒート』を使い始めたこともあって、お手入れや、来シーズンまでの保管はどうやったらいいのかが気になっていたところ。バイク用電熱ウエアって配線とかがあって何か特殊なお手入れが必要そうだしね…。汚れた場合は洗濯できたりするんだろうか? そこは餅は餅屋ってことで販売元のレッドバロンさんにズバリ聞いてみました!

リチウムポリマーバッテリーは満充電保管はダメなんです!

バイクに搭載されている12V車載バッテリーは、長期の保管、短期間の保管を問わず、とにかく満充電にしておくのが基本だ。パソコンやカメラなどの電子機器も普段は基本的に満充電状態で保管しているし、バイク用電熱グローブのバッテリーも満充電が基本だと思って思っていたのだが…


“大間違い”だそうです!


レッドバロンさんによれば、「長期保管する場合は、バッテリー残量を50%程度にして保管してください」とのこと。え? そうなの!? 全く逆じゃん!!!

なんでも、リチウムポリマータイプのバッテリーは、満充電の状態だと高い電力状態のまま化学反応を繰り返すことになるため、バッテリーの劣化や発火に繋がるらしい…。知らなかったぜ! 

レッドバロンオリジナル電熱グローブ_ゼロスグラブヒート

バッテリーを満充電にしておけば、今冬も快適! と充電してからしまおうと思ってたんですが、慌てて『ゼロスグラブヒート』の電源をオンにしてバッテリーを消費させました(笑)。ちなみに残量の50%って見える訳ではないので、いつも2時間で切れているとしたら1時間ほど経過したときに外すぐらいの感覚でいいそうだ。

 『ゼロスグラブヒート』本体は丸洗いしてOK!

さて、バッテリーを消耗させたら次はグローブ本体。レッドバロンさんによれば、「付属のプラグキャップを装着していただければ洗濯は可能です。ただ手洗いでお願いします」とのこと。

レッドバロンオリジナル電熱グローブ_ゼロスグラブヒート

グローブ側の端子に付属のプラグキャップを装着して水が入らないようにする。

 

えっ? “付属のプラグキャップ”? そんなものあったっけ? と思いながら収納袋の底を調べてみたら…ありましたプラグキャップ! この小さなキャップは端子の保護が主目的なんだろうけど、洗濯するときにも活用できるんだね〜。いやぁ、捨ててなくてよかった! ということで 『ゼロスグラブヒート』ユーザーの皆さん、付属のプラグキャップの管理はしっかりしましょう!


ちなみにプラグキャップを捨てちゃった、なくしちゃった! なんて場合には、「配線の端子に水がつかないよう注意して洗濯をお願いします」とのこと。プラグキャップがなくても、端子を濡らさないようにすればOK。洗濯できないワケじゃないぞ。

電熱グローブは中性洗剤で手洗いが基本

次に中性洗剤を溶かしたお湯にグローブを浸しつつ、ていねいに揉み洗いしていく。ただし何度も言うけど、プラグキャップがしっかり装着されていることが大前提となる。

レッドバロンオリジナル電熱グローブ_ゼロスグラブヒート

洗面台に中性洗剤を溶かしたぬるま湯を溜めてグローブを浸しながらもみ洗い。

 

電熱ウエア、中でもグローブは内部で汗をかくことも多く、このままの状態で保管するとカビが生えそうだなぁ…なんて思っていただけに丸洗いOKとは嬉しいかぎり。しかもプラグキャップさえしてあれば、完全に水没させるくらいしっかり洗ってしまって平気とは…。なかなかやるな『ゼロスグラブヒート』!


注意点としては、「手洗いの際、グローブに手を入れたりなど、配線に負荷がかかるようなことはしないように」とのこと。つまり無理矢理裏返したり、雑巾みたいにきつく絞ったりするのもNG。こうやって書いてしまうと神経質になるかもしれないが、やさしく押し洗い、もみ洗いするぶんには問題ない。

 

レッドバロンオリジナル電熱グローブ_ゼロスグラブヒート

たっぷりのぬるま湯でしっかりすすぐ。なんだか電気の配線ごと水没させるのには抵抗があるが、優しく手洗いするぶんには平気なのだ。

 

バイク用電熱グローブは陰干しで時間をかけて乾かそう

しっかりすすいで洗剤を落としたら、絞りたく…なるところだが、くれぐれも「強く絞ったりしないでください」とのことで、両手で抑えたりする程度、大まかに水分をとるだけにしておく。乾いたタオルなどに包んでプレスしてあげると水分を切りやすいぞ。

レッドバロンオリジナル電熱グローブ_ゼロスグラブヒート

水が滴らない程度になったら陰干しでしっかり乾かす。

 

一度内部までしっかり濡らしてしまうと、「防風のためにフィルムなどが封入されていますので、簡単には乾きませんので、しっかり水分を飛ばしてドライな状態にすることが大切です」とのことなので、しばらくこのまま放置かな。


完全に乾き切ったら最後にグローブの甲側に防水スプレーをかけておくとグローブの防水機能がきちんと維持できるそうだ。これでメンテナンスは完了。来冬も『ゼロスグラブヒート』を使って暖かく走れるぞ!

レッドバロンオリジナル電熱グローブ_ゼロスグラブヒート

『ゼロスグラブヒート』は、パーツの紛失が防げる収納袋が用意されている。本体やバッテリーはもちろんだが、充電器やプラグキャップなども一緒にしまっておけば、シーズンインに際して「あれ? バッテリーはあったけど充電器は?」…なんてことが防げるのだ。

 


ゼロスグラブ ヒート


●税込価格:2万1,780 円 ●サイズ:S、M、L、LL

 

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