2023年の春に大阪、東京、そして名古屋と立て続けに開催されたモーターサイクルショー。車両やパーツ、ウエアなど新製品の発表の場としてイベントは盛り上がりました。筆者はこの3つのモーターサイクルショーを全て回り、それぞれの会場で魅力的な車両やアイテムたちに物欲を刺激され、銀行口座の残高とにらめっこしております。

モーターサイクルショーで発表となった車両などは、バイク専門誌やWEBメディアでレポートされているので、この記事では『現役CT125・ハンターカブオーナー』の視点でパーツメーカーブースに展示されていたデモ車や魅力的と感じたアイテムを紹介したいと思います。

YOSHIMURA JAPAN(ヨシムラジャパン)

筆者が1番に注目したのがヨシムラジャパンの新型マフラーです。昨年の2022年ではすでにプロトタイプが装着されていました。今回は製品版を装着した新型ハンターカブ(JA65E)が展示されていました。気になるお値段もばっちり発表されています。

しかもこのサイレンサーは、まだハンターカブにしか採用されていない新型形状。エキパイは艶消し黒で塗装され、管長を稼ぐための取り回しや、所々の膨らみがトルクアップやパワーアップといった性能向上を期待させます。

機械曲Tacticalサイクロン 政府認証
(JA55E/JA65E) 12万1000円(税込)

純正マフラーの中間ステーを装着するボルト穴は使用しないので、それを塞ぐパーツも付属しているのがにくいですね。

排気口の周囲をぐるりと取り囲むように「ヨシムラYOSHIMURA」の刻印が入っていて、所有感を満たしてくれます。

KIJIMA(キジマ)

オフロードムードをより高めるアイテムとしておすすめしたいのが、キジマのアップフェンダー。アップにするメリットはいくつかありますが、ひとつはタイヤに付着した泥がタイヤとフェンダーの内側に詰まるの抑えます。もうひとつは、タイヤ選択の幅が広がること。ブロックタイヤの山が激しいもの、幅広なタイヤの装着が可能です。

ヘッドライトガードや各種キャリアもアドベンチャー感を演出していてグッドですね。

フロントフェンダー アップタイプ
(JA55E/JA65E)1万7600円(税込)

PLOT(プロト)

一方、PLOTの作るデモ車は、キャンプシーンに連れ出したくなるアドベンチャー感満載なスタイルとなっていました。異なるパーツブランドの製品を組み合わせているのにも関わらず、一体感が出ていてセンス良く仕上がっています。

特徴的なのが、後部キャリア横に装着されたROTPAX。液体タンクや小物入れにも使える工具ケースなど自分のスタイルに合わせて選択ができます。

中央の鍵を解除し黒いハンドルを回すことで脱着ができます。オプションステーを利用すれば重ねて積載することもできます。

RAMマウントを利用したドリンクホルダーも嬉しい装備です。先端をスマホホルダーやGoProマウントに換装できるので、これもまた自分仕様や用途に合わせてカスタムするときに役立つパーツです。

過去、様々なレースシーンで活躍してきたNOJIMA(ノジマ)ブランドの虹色に焼けたチタンマフラーも体感してみたいパーツです。

PLOT
CT125ハンターカブデモ車詳細(装着パーツ等の一覧)
https://www.plotonline.com/custom-diver/honda/ct125-2023-mcs

OVER Racing(オーヴァーレーシング)

こちらも性能向上を期待させるOVERレーシングのマフラー。展示はされていませんでしたが、ダウンマフラーもラインナップされています。

シガーパイプ アップマフラー
(JA55E)7万7000円(税込)

GP-PERFORMANCE フルチタン(ダウンタイプ)
(JA55E)8万8000円(税込)

フレーム剛性を高めてくれるダウンチューブは、ブラックアルマイト加工されたアルミ削り出しで目を惹きます。
ダウンチューブ(ブラック)
(JA55E)5万9400円(税込)

ウエア、バッグメーカーのブース

これらウエアやバッグメーカーのブースでもカスタムされたCT125・ハンターカブが展示されていました。

外装色にぴったりマッチするクラシカルで可愛いデザインのサイドバッグ。カラーも色々選べて、レッドやグリーン、イエローなどが設定されています。容量は片側ひとつが約20Lで完全防水ではないけれど、雨水を防ぐカバーが付属します。

大久保製作所
AMBOOTサイドバッグ
1個1万4762円(税込)

ウエアメーカーのフラッグシップでは、バッグやアドベンチャー感満載のハンターカブに似合うウエアが展示されていました。防炎素材なので、着たまま焚き火を楽しむことができます。

フラッグシップ
リフレイムジャケット
3万2780円(税込)

コミネのハンターカブにも大型のバッグが搭載されていました。65Lと大きめで外側にキャンプアイテムやポーチなどを装着できます。

コミネ
キャンピングキャンバスシートバッグ
1万2650円(税込)

展示されていたハンターカブの多くはJA55でしたが、モデルチェンジしたばかりのJA65用パーツも増えつつあります。日頃チェックしているハンターカブの情報が集まるSNSグループでも「新型を予約したけどまだ納車待ち」という声を多く耳にします。

さらに数多くの新製品が続々と登場することも雑誌やWEBニュース、各メーカーのSNSなどで目にします。未だ衰えることを知らないハンターカブ人気に、オーナーとして嬉しく思います。

おまけ

余談ですが、筆者のハンターカブも東京モーターサイクルショーに展示しました。タイヤメーカーのIRC様のブースです。装着しているGP-22は3セット目で林道での走破力は純正タイヤ以上! 今年も林道はもちろん、ロングツーリングでその性能を楽しむ予定です。

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