CT125ハンターカブのアイデンティティのひとつ、それは大きな大きなリアキャリアです。
座面の長さは460mm、幅は410mm。スチール製で分厚いので、どんなものでも積載できそうなポテンシャルを秘めています。
購入後1年以上たった2021年8月現在はトップ写真やこの記事の一番下の写真でお分かりのように、大きな黒いトップケースを装着しています。この記事の写真を撮影した頃はまだCT125を購入しまもない頃。どうやってトップケースを装着しようかと手元のケースやバッグを試行錯誤しながら積載していました。様々な大きさのトップケースをフィッティングしてみましたので、ご参考ください。
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GIVI製トップケース
まず試したのはGIVI製のトップケースです。GIVIはイタリアのブランドで、日本ではデイトナが輸入販売をしています。モノロックシリーズには汎用のベースマウントが同梱されています。そのベースをフィッティングしたところ、最初からリアキャリアにあったねじ穴へ奇跡的に装着できました。ただし固定できたのは二箇所のみ。強度的に心許ないので追加で穴あけをしてボルト止めをする必要があります。
(今回は仮止めのみで進行しています。) 最初は、手元にあった一番小さいサイズです。
GIVI
モノロック ケースE30(廃盤品)
容量は30Lで小柄なヘルメットが入る大きさです。
ハンターカブのキャリアと比べると小さすぎますね。スペースがもったいないです。
次も同じベースを使う汎用のケースです。
GIVI
モノロック E430NTL-ADV 43L(廃盤)
先ほどより1.5倍ほどの容量ですが、それでもキャリアの座面が余りますね。こちらのモデルもいつの間にか廃盤のようです。
ベースの取り付け位置を後ろにずらしたところ、キャンプ用のマットがちょうど収まるスペースを確保できました。トップケースの上部がフラットなのでさらに荷物を積載可能です。
なお2021年8月では、CT125のリアキャリアにGIVIのモノロック ケースを装着するための専用キャリアが登場していますので加工することなく確実に固定することができます。
デイトナ
スペシャルキャリア(デイトナオリジナル)
モノロックケース用
税込1万4850円
GIVIを販売するデイトナが販売するキャンプ用にもってこいのバッグも数種類所有していますので試しに積載してみました。
HenlyBegins
ツーリングシートバッグ DH-724
(税込2万4200円)
53〜72Lサイズに可変できる大容量バッグです。
リアキャリアの座面にぴったりですね。バッグ外側のポケットやフックなどを利用してさらに積載を増やしたりカスタマイズすることが可能です。ペットボトルが入るポケットも便利です。容量も可変できるので、キャンプ時の買い出しや、お土産を買った場合に便利。このように融通が効く点がトップケースに比べるとグッド。ただし防水性能はありません(レインカバーは付属します。防水性能を有したツーリングシートバッグWRシリーズが別途ラインナップしています)
KAPPA
トップケースの話に戻ります。
別企画でメーカーからお借りしていたトップケースです。オフロードバイクユーザーに人気のダートフリークが昨年から販売を開始したKAPPA(カッパ)です。
60年以上の歴史をもつイタリアのブランドです。トップケースは1980年からスタートする老舗です。ベースプレートが同梱された工夫次第で様々なバイクに装着できる汎用品です。
KAPPA
モノロック トップケース K39
ブラック 税込1万2100円
39Lサイズの大型でシンプルな一品です。その分価格も安価。
次はデザイン製に富んだやや小ぶりなモデル。先ほどのはA3サイズの書類が入りますが、こちらはA4サイズ。でもオフロードヘルメットのようなバイザー付きモデルも収納できました。
KAPPA
モノロック トップケース K320
ブラック 税込1万5400円
SW-MOTECH 防水バッグ
次もたまたま借りていた防水バッグです。大きな荷台のおかげで安定して装着できます。アウトドア感あるデザインで樹脂製のトップケースに比べ軽量なのも魅力的です。
メーカーはSW-MOTECH(エスダブリュー・モテック)製。メーカーはドイツで生産はチェコです。日本にはアクティブが輸入販売をしています。装着にはバックル式のベルトを使用します。
SW-MOTECH
DRY BAG 600
税込1万3200円
下の写真のように連結も可能です。3個はやりすぎです。大プラス小くらいの2個がちょうどよいかと。サイズ違いの製品が多数ラインナップされています。
自分が選んだのはこのトップケースです「TOURATECH」
いろいろ試した中で、最終的に自分が装着したのは、ドイツのブランド、TOURATECH(ツアラテック)のアルミ製の大きなトップケースです。値段もびっくりドッキリ価格でした。容量は72L。1泊2日くらいのソロキャンプツーリングのグッズであれば余裕で飲み込みます。
TOURATECH
ZEGA EVO TOP CASE XXL And-Black
税込8万7299円
ヘルメットだと2つ入ります。しかもバイザー付きのオフロードヘルメットでも余裕です。
ドイツではCT125用のステーは販売されていません。そこで日本代理店のツアラテックジャパンがオリジナルでステーを制作。下記はテスト用で現在ステンレス製の銀色の製品版が販売されています。
CT125ハンターカブ用
トップケースブラケット 税込1万9600円
リアキャリアにひっかけ、さらにボルトで強固に装着します。
トップケースのメリットは、ワンタッチで取り外しが可能な点です。キャンプ地や宿泊地で気軽に下ろせます。さらに鍵がかけられるので防犯対策もバッチリです。
トップケースを装着してからは、ツーリングはもちろん街乗りをする時でも装着しっぱなしです。たくさんの荷物を持ち歩けてますので、ハンターカブの使い勝手がぐんと向上し乗る機会がぐんと増えました。さらに春には10日ほど九州四国ツーリングにも出かけてきました。こちらの模様はまたいずれ投稿しようかと思います。
おまけ動画|作業工程を説明しています
ツアラテックのトップケース装着動画です
こちらはトップケースのフィッティングイメージ動画