いよいよ夏本番。今年も猛暑になりそうな雰囲気なので、暑さ対策を万全にしておきましょう。今回は筆者が真夏のライディングで活用している、メッシュアイテムをご紹介します。
ミネルヴァ シートカバー
夏には夏用のライディングジャケットを着用する方も多いでしょう。メッシュ素材とか、パンチングレザーのジャケットとか。
上半身はそれでいいとして、では、下半身は?
筆者が活用しているのは、「ミネルヴァ」というブランドのシートカバーです。
6㎜厚の3Dハニカムメッシュ素材で作られたアイテムで、シートに取り付けて使用するもの。
夏は太陽光でシート表面が熱せられ、素手でさわれないほどアッチアチになるじゃないですか。跨って走ると、お尻が火照り、汗で濡れて気持ち悪くなったりします。
けれども、このメッシュ素材のシートカバーをつけると、そんな不快感も解消。シートと尻のあいだに空間ができるので、熱々のシートに直接座らずに済む。
しかも走り出せば走行風が通り抜けるので、シートの熱がどんどん下がっていくのです。高速道路なんかだと、尻がスースーして気持ちいいぐらい。
また、クッション性がありますから、長時間のライディングでも尻が痛くなりにくくなる。250ccのオフロードバイクって、シート幅が狭いせいもあって尻がすぐに痛くなるのですが、それがまあまあ緩和されます。
シートへの装着は、付属のゴムコードで縛るだけ。メッシュ素材の裏側には、滑り止め加工が施されているので、シートからズレにくいです(逆に話はズレますが、こうしてモニターで拡大して見ると、だいぶヘタってきたなあ。装着するのは夏だけとはいえ、これ、10年も使ってるんですよね。というか、10年も使えているなら立派なものか)。
扱っているのはラフアンドロード。価格は税込3,278円~。サイズはS、M、Lと、オフ車用のSLIMがあります。筆者が使っているのは小型バイクシート用のS(幅27㎜、長さ26㎜)。
見た感じ、ダサい気もしますが、真夏はそんなことより快適さが大切。しかも座ってしまえば尻に隠れますから、見た目は気にならない。
筆者の場合、オフ車の赤いシートに装着するから印象が良くないだけで、例えばホンダのレブルに装着すれば、こうです。
黒いシートに装着すれば、そんなに違和感ありません。真夏の熱々シートの、あの不快感が解消されるのですから、素晴らしいアイテムだと筆者は感じています。
ミネルヴァ エアメッシュパネル
バックパック(デイパック、リュック、ザックとも)を活用しているライダーもときどき見かけます。筆者も、オフロードバイクに乗るときは、よく使います。
バックパックも、夏は背中が蒸れますよね。
ミネルヴァには、バックパック用のものもあります。
素材や構造は、先にご紹介したシートカバーと同じ。6mm厚3Dハニカムメッシュで、バッグパックと背面のあいだに空間を確保。
筆者はこれを以前、アウトドア用品店「エルブレス」で購入したのですが、現在はラフアンドロードが取り扱っている模様。
商品名は「エアメッシュパネル」で、価格は税込2,200円~。サイズはS、M、L、XL。筆者のはL(縦45㎝、横27㎝)で、2,310円。
バイクで走り出せば、背中とバックパックのあいだを走行風が通り抜け、快適。汗で汚れても、洗濯可能ですから清潔さが保てます。
これもシートカバー同様に、付属のゴムコードを使ってウエストベルトに装着。プラスチック製のコードロックで締め上げるのも、シートカバーと同じ構造。取り付け、取り外しが簡単です。
ROM ゼロスグラブエア
夏はライディングジャケットをメッシュにして、シートにもメッシュカバーを被せ、バックパックにもメッシュの背当てを付ける。では、グローブは? これもメッシュで決まりでしょう。
レッドバロンのオリジナルブランド「ROM」の最新作、ゼロスグラブエア。通気性に優れた2種類のメッシュ生地を組み合わせつつ、適所にプロテクターを装備。
拳部分には、CE LEVEL2のプロテクターを装備しています。人差し指と親指はスマホ対応だし、小指側面にはリフレクターを装備しているし、それでいて税込4,400円はお買い得。
「ForR」ではゼロスグラブエアについて、高木はるかさんや谷田貝洋暁さんが詳しく解説してくれています。
ぜひご覧になっていただき、この夏も快適なバイクライフをお過ごしください!
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