ツーリングに出かける際の持ち物の中で、絶対に忘れたくないのがレインウエア。では、グローブやブーツの雨対策はどうですか? グローブに関しては雨用のものを用意している方も多いようですが、ブーツは……。何も対策せずにそのまま乗っている方、少なくないように思います。足が濡れると気持ち悪いし、冬は冷たくて肉体的にも精神的にもつらいもの。ということで今回はレインブーツカバーのお話です。

レインブーツカバーを用意しよう

 日帰りのツーリングだったら、ブーツ内部まで雨が染み込んできても我慢すれば済むかもしれません。帰宅してブーツを脱ぐまでの辛抱です。
 けれども、泊まりがけだったら。
 ホテルや旅館に到着して、スリッパに履き替えたとしても、次の日の朝、ふたたび濡れたブーツを履くことになります。これはしんどい。
 宿のドライヤーを借りて乾かす?
 びしょびしょになったブーツは1時間やそこいらじゃ、乾くものではありません。しかも時間がもったいない。ホテルに着いたのなら街に出て、すぐにでも夕食を楽しみたいじゃないですか。温泉旅館ならば、大浴場に直行したい。部屋の中で濡れたブーツと格闘し続けるなんて、バカバカしいです。
  ツーリングに行くならレインウエア以外に、レインブーツカバーも用意しておくべき。筆者はそう考えています。

コミネ「ネオレインブーツカバーショート」

レインブーツカバー

 いつも使っているレインブーツカバーがボロボロになったので、先日、買い換えました。今まで使っていたものと、まったく同じ製品です。コミネの「RK-034 ネオレインブーツカバーショート」。定価は税込3,520円。これがけっこう、優れているのです。
 写真は、高さ6インチのタクティカルブーツに被せた状態のもの。

着脱がスピーディ

 不意の雨に、すぐに対応できるよう、着脱はベルクロで瞬時に行なえる設計。
 ブーツに被せて、↓

レインブーツカバー

 

 ブーツにフィットするよう、ベルクロを貼っていき、↓

レインブーツカバー

 しっかりと上まで貼り合わせたら、↓

レインブーツカバー

 つま先部分の「シフトチェンジパッド付きアジャスター」でフィット感の調整を行ないます。↓

レインブーツカバー

 アジャスター機能は、かかとの上側にも設けられています(リフレクター機能付き)。ここも調整し、ブーツカバーが走行風でバタつかないようにしてください。↓

レインブーツカバー

滑りにくいTPRソール付き

レインブーツカバー

 ソールはゴムのような感触のTPRソール。滑りにくく、屈曲性の高いもの。それが前側半分だけに付いています。
 かかとと土踏まずの部分は覆われていないので、ステップと干渉しにくく、そのおかげでバイクを操作しやすい。

レインブーツカバー

 ソールの先端に設けられた小さな穴は、ブーツカバー内に侵入してきた水を排出するためのもの。

 というように、いろいろ考えて作られているコミネのレインブーツカバー。
 畳めば以外にコンパクトで、付属の収納袋に入れると12×7×20cmぐらい(実寸、サイズLの場合)。

レインブーツカバー

 素材はナイロン製ですし、雨水が1㏄たりとも染み込まないなんてことは言えないのですが、まずはこのレインブーツカバーで、ブーツへの雨粒の直撃を防ぐ。そうしてブーツへの浸水を遅らせ、足をできるだけ濡らさないようにする、という役割を果たしてくれます。
 バイク用のレインブーツカバーは、防水性を求めつつも、携帯性と簡易性も考慮する必要がある、ということでしょうか。

 いずれにせよ、泊まりがけでツーリングに行くならレインブーツカバーは必携。レインブーツカバーなんて、地味だし、所有欲を満たすものでもないし、後回しにされがちなアイテムですけどね。
 製品パッケージにも書かれてありました。

レインブーツカバー

 さすが、分かっていらっしゃる。その通りだと思います。

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