ホンダのスーパーカブシリーズから火が付いた、小型バイクブーム。
最近では落ち着きを見せつつありますが、多くのライダーが虜となってファンが定着したことを実感しています。
何を隠そう、筆者も小型バイクである『クロスカブ110』のオーナー。遠くへ行くにも近くをブラブラするにも、ちょいどいいフットワークの軽さにすっかりメロメロです。
…しかし! ひとつだけ、カブに乗る上で困っていることがあるのです。
それが「バイクから降りた後、ヘルメットをかける場所がない問題」です。
もちろんクロスカブにもヘルメットロックは標準装備をされているのですが、半ヘルメットやジェットヘルメットが想定されているのか、愛用のフルフェイスヘルメットのDリングが届かずロックができないのです。(もちろん、写真に写っているサイドバッグステーが邪魔をしているという事情もありますが…)
ロックなしにヘルメットを放置してしまうと、風に煽られて落下したり、運が悪ければ盗難の被害にあってしまうかもしれません。
これはクロスカブに限らず、多くの小型バイクオーナーにとって共通の悩みなのではないでしょうか。なにか手軽に解決する方法はないかなぁ?
最強ヘルメットロック『バイスガード エア』
こんな悩みをForR編集Sさんに相談していたところ「いいアイテムがあるよ!」と教えてくれたのが、ミツバサンコーワ『VICEGUARD Air(バイスガード エア)』でした。
今回手に入れたたのは『バイスガード エア コンボ 350(税込定価3,960円)』。
ベルトと南京錠を合わせて約140gと軽量で、ベルトをくるっと巻けばポケットに入るようなコンパクトサイズ。Sさんが言うには「持ち運びやすさと強靭さを兼ね備えた最強のヘルメットロック」だそうなのです。
さっそく試してみると、あっけないほどに使い方は簡単です。
まずはバイクの好きな箇所(ハンドルやタンデムバー、キャリアなどがオススメです)にベルトを引っかけ、ヘルメットのDリングにも通します。
Dリングが小さくて先端の金具が通りにくい場合は、ベルトをくるっとひねって金具を縦向きに差し込むといいですよ!
ベルトの両端に空いたホールに、南京錠をかければ…ロック完了です!
「こんなに細くて軽いベルトだけで本当に盗難防止になるの?」と不安に思って調べてみたところ、バイスガード エアのベルトは特殊防刃繊維とステンレスワイヤーの複合素材で構成された、特殊な素材で作られているのだそう。
2種類の素材を組み合わせることで、金属を切断できる刃物と布を切断できる刃物、どちらに対する耐久性も実現。ひとつの工具だけでは切断しづらいため、盗難を防げるという仕組みなのです。
なるほど! これならポケットに入れてどこへでも持ち運べるし、ヘルメットロックが使えない車両でも簡単にヘルメットの盗難を防げますね!!
『バイスガードエア』の防犯力を試してみた
…しか~し! ここまで説明を聞いても、疑い深い筆者としては信用できません。
「本当に切れないの?」「実際に試してみたら案外簡単に盗れちゃうんじゃないの??」なんて、悪い考えがムクムクと頭の中で大きくなるのです。
それならば、いつもの通りやっちゃいましょう! このニッパーで、バイスガード エア本体に直接切り込んでやろうじゃありませんか!!
筆者が全力でニッパーを握り、切れなかったらバイスガード エアの勝ち。切れたら筆者の勝ち。単純明快なルールで戦おうじゃありませんか!
勝負は先手必勝。バイスガード エアが防御姿勢に入る前にニッパーをサッと突き出し、ベルトを挟みこんで…
「ぐおおぉぉぉぉ~~~~~~っっ!!!!!!」
記憶が正しければ、筆者の握力は25kg前後。両手で思い切り握っているのだから50kgほどの力がかかっていると思うのですが…嘘でしょう!? 頭がクラクラするほどに粘ってもまったく歯が立ちません!
「それならこうじゃ! 55kgの体重で踏んずけてやるわぁぁぁ~~~~~っっ!!!!!!」
「~~~~~っ!?」
見た目のインパクトこそあれども、グラグラしてしまってうまく力が入りません。こりゃ、手で握った方が強いかもしれないな。
そんなこんなでしばらく粘って、結果はこの通り。
表面に僅かな傷をつけることはできましたが、切断なんてとんでもない。あまりに悔しかったのでカメラ担当の夫(30代男性)にも試してもらったのですが、人間の力でニッパーを握ったぐらいでは、バイスガードエアにはどうやっても勝てないという結論に達したのでした。
よって、今回の勝負は文句ナシでバイスガード エアの勝ち~っ!!
ヘルメットは、ライダーにとっては必須のアイテム。頭を守る大切なプロテクターであるのはもちろんのこと、ひとたびかぶれば自分の顔の代わりとも言えるアイコン的な存在です。
そんなヘルメットの盗難防止で悩んでいる方。軽量・コンパクトでしっかり防犯対策できるヘルメットロックをお探しでしたら、バイスガード エアを検討してみはいかがでしょうか?
バイスガード エア製品紹介サイト(外部リンク)