▲筆者はビーコムシリーズのエントリーモデル「トーク」を愛用している

 

現在、筆者はバイク用インカムとして「サインハウス B+COM TALK(ビーコム トーク)」を愛用している。音質が良く、高速道路走行中に受けた電話でも相手の声がよく聞こえるので、移動の多い仕事柄とても助かっている。

ビーコムトークはビーコムシリーズではエントリーモデルにあたるが、ソロで行動することが多い自分にとっては、現状最適なBluetoothインカムとなっている。

なお、ヘルメットへの装着やスマホアプリのインストールなど使用のコツについてはこちらの記事を参照してほしい。

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●ちょうどいインカム? 「B+COM TALK」がやっぱりちょうどよかった件<前編>
●ちょうどいインカム? 「B+COM TALK」がやっぱりちょうどよかった件<後編>

ビーコムを他のヘルメットでも使いたい!

▲左奥がすでにビーコムトークを装着しているアストロGXで、右奥が今後ビーコムトークを共用するツアークロスVだ。手前の内装類はツアークロスVのもの

 

さて、今回の記事は、いまビーコムを装着しているものとは別のヘルメットでもビーコムを使えるようにするというもの。やるべきことは簡単で、オプションパーツであるスピーカーユニットとマイクユニットを別途購入し、ビーコム本体を共用できるようにするだけだ。

▲増設のために購入したスピーカーユニットとワイヤーマイク。本体は都度付け替えて使うので共用することになる

 

筆者の場合は、現在ビーコムトークをオンロードフルフェイスヘルメット「アライ ASTRO-GX(アストロGX)」に装着しているが、今後はオン・オフ両用のアドベンチャーヘルメット「アライ TOUR-CROSS V(ツアークロスV)」でも使えるようにしたい。

▲人気のアドベンチャーヘルメット「アライ ツアークロスV」。インカムを装着しやすくするために、サイドのリブ部分にフラットなスペースが設けられている

 

もちろんビーコムトークをさらにワンパッケージ買ってもいいのだが、これらのヘルメットは毎日使うわけではないし、ビーコム本体とヘルメットの脱着はとても簡単なので「本体を付け替えればいいじゃん」という考えに至った。

▲ビーコム トークの本体パッケージ(ワイヤーマイク仕様のもの 税込21,780円)。もちろん、こちらを購入すれば本体を付け替える手間もいらない

用意するものはオプションパーツのスピーカーとマイク

というわけで、他のヘルメットでもビーコムトークを使えるようにするために今回購入したのがこちらの純正オプションパーツ。ビーコムトークとビーコムプレイで使えるパーツだ。

●TALK/PLAY用 ヘルメットスピーカーユニット(税込3,960円)

▲スピーカーユニットの同梱物。スピーカー本体(左右)とスピーカー位置を調整するためのスポンジ各種だ。どちらも本体パッケージに入っているものと全く同じもの

 

●TALK/PLAY用 ワイヤーマイク(税込2,200円)

▲ワイヤーマイクの同梱物。マイク本体とマイクを固定するためのスポンジがついており、どちらも本体パッケージに入っているものと同じ

 

スピーカーとワイヤーマイクで計6,160円。たったの6,000円強でビーコムトークが共用できるなんて本当にありがたいことだと思う。

なお、ジェットタイプのヘルメットと共用したい場合はワイヤーマイクの代わりに「TALK/PLAY用 ハイブリッドアームマイク」(税込2,200円)を選ぼう。

公式サイトの取り付け説明がわかりやすい

▲主要な国内ヘルメットメーカー、ヘルメットのモデルごとに対応した取付手順のページがわかりやすい!

 

スピーカーユニットとワイヤーマイクの取り付け方法はサインハウスの公式サイトに掲載されている「ヘルメット取付情報」ページがとにかくわかりやすい。

●ツアークロスVへのトーク取付手順(※サインハウス公式サイト)

ビーコムの機種ごと、アライ、ショウエイ、OGKといったヘルメットメーカーごと、さらにはヘルメットのモデルごとに取り付け手順が写真付きで解説されているのだ。

▲ツアークロスVのスピーカーホールは大きめで深く、ビーコムトークのスピーカーはすっぽり収まる。耳とスピーカーの隙間が大きすぎる場合は厚みのある付属スポンジをかませる

 

▲ワイヤーマイクの本体はマウスシャッターの横にスポンジを貼り付けて固定した

 

▲ツアークロスVのサイドリブ部にはインカムが装着しやすいようにフラットなスペースが設けられている。面ファスナーの装着は装着位置のあたりをつけてから行う

 

▲面ファスナーのメス側(いわゆるB面)をビーコムトーク本体に貼り付けて、のり面を少しだけ出し、慎重に位置を確認しながら装着した

 

▲面ファスナーのメス側をヘルメットに貼り付けたら完成だ。これで、いつでもビーコムトーク本体を装着できる

 

ビーコムトークをツアークロスVに装着する手順も掲載されているので、それを見ながら作業を進めていくと10分ほどであっさり終わってしまった。

▲ツアークロスVにビーコムトークを装着した状態。アストロGXで使いたい場合はビーコムトーク本体を付け替えるだけでよく、本体やアプリの設定などを変更する必要は一切ない。ポンと付け替えるだけですぐに使える

 

なお、面ファスナーやスピーカースポンジはビーコムトーク本体パッケージに付属してきたもの(予備・調整用)をそのまま使ったので新たに購入する必要はなかった。

▲前回、アストロGXに装着した後も、面ファスナーやスピーカースポンジが余っていた。今回はこの面ファスナーを使ったので新たに購入する必要はなかった

 

今後さらに3個目、4個目のヘルメットにも共用していくとなれば「TALK用 本体固定面ファスナー 2枚入」(税込990円)を購入すればよい。

通勤でもツーリングでも1台のインカムでOKだ!

バイク用インカムの共用、その一例として紹介した。平日はジェットヘルメットに装着して会社への通勤や業務で使用し、週末はフルフェイスヘルメットに付け替えてツーリングでその性能を十分に楽しむ。

1台のインカムが、バイクライフをより安全に楽しくしてくれるのだ。ぜひインカムの共用にチャレンジしてみよう!

 

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