ELIS 旅の軌跡

 

沖永良部島の次に向かうのは、徳之島です。奄美大島からは約90km南下したところに位置し、 周囲約90kmと奄美群島では奄美大島に次ぐ2番目に大きい島です。車やバイクで一周すると約2時間程度。

徳之島の島内には鹿児島県大島郡徳之島町、伊仙町、天城町があり、その3町から成ります

レアなホンダのカスタムバイク

徳之島へのフェリー乗船までの待合時間に、珍しいバイクに遭遇しました。見たこともない形で、聞けば40年前のホンダのクルーズバイクだそう【編集部註:GL400もしくは500のカスタム車両と思われます】。

オーナーの男性に許可をもらい跨らせてもらいましたが、見た目はクルーザーよりなのに、シートが高く足つきはネイキッドのよう。乗ったこともない不思議な感覚でした。

まずはホテルにチェックイン

沖永良部島を出港して2時間。徳之島に到着したのは午後4時で、日暮れも近くホテルに直行しました。 徳之島と奄美大島はハブが生息する島。草むらでのキャンプは危ないと判断し、ホテル泊を選択。約5日ぶりのホテル泊です。このホテルは、ホテルサンセットリゾート。名前の由来の通り、目の前でサンセットが見れる最高のロケーション!

この日なんと、人生初の「だるま夕日」が見れるという体験をしました!今回の旅の中でも忘れられないサンセットになりそう…。

ハブの館

翌朝は、徳之島天城役場の隣にあるハブの館にやってきました。ここでは生きたハブを見ることができます。私が感じた第一印象はマムシ…?

柄がよく似ているのですが、マムシとハブの大きな違いとしては成長した時の最大の大きさ。ハブの体長は時に2mを越えるものがあるそうです。また、ハブは生息地域や個体差によって多様な体色変異があります。なかには、金ハブや銀ハブなどとも呼ばれるめでたい名前を冠したハブもいます。

ちなみに、この画像には4匹のハブがいて、「金ハブ」「銀ハブ」「黒ハブ」「赤ハブ」がいます。

市役所の方が声をかけてくださりハブについて話を聞いたところ、小さくても大きくても市役所に持ち込むと一匹あたり3000円で買い取るのだそう。

犬田布岬

続いて、犬田布(いんたぶ)岬にやってきました。広がる芝生の緑とその延長線上に続く海と空。その景観の美しさから、奄美十景の一つにも選ばれています。

広場の中心に建っているのは太平洋戦争で沈没した戦艦大和の慰霊碑で、毎年この犬田布岬で慰霊祭が行われ多くの方々が祈りを捧げる場所にもなっています。

長い間、戦艦大和は徳之島の犬田布沖で沈没したと考えられていましたが、昭和55年の海底調査で実際には鹿児島県の枕崎市沖に沈没したことが分かっています。慰霊碑は大和の司令塔と同じ高さで建てられているそうです。

徳之島ライダーとBBQ


与論島、沖永良部島と北上してきて感じるのは、島が大きくなるにつれて道中で見かけるライダーも次第に多くなり、乗っているバイクの排気量も大きくなっていくということ。

徳之島にはライダーズチームがあり、そのチームメンバーにお声掛けいただきBBQに参加しました!なんと、釣りも趣味だというカミオカさんが前日に釣った大物カンパチを1時間半かけて捌いてきてくださり、新鮮なお刺身をいただきました。とにかく美味しくて、お箸が止まりませんでした!

闘牛の練習風景

徳之島の闘牛は、闘牛大会が開催されている各地の中で「最も熱い!」と言われ、全国的にも一目置かれています。その理由は、なんと言っても牛同士がぶつかりあう迫力と激しい技の攻防、勢子、応援団、観客の視線がその奮闘に注がれる一体感とともに、場内が熱気に覆われるのだそう。

そんな徳之島の闘牛会場に足を運んでみると、牛同士が練習している風景に出会えました。

近くで見ると、普段旅の中で見る牛とは全く違う表情や逞しさが感じられました。

徳之島は次のフェリーが出るまでの2泊3日間を島で滞在し、周遊しました。

いよいよ島旅最終回。次は、奄美群島最大の島、奄美大島へ向かいます!

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