ELIS 旅の軌跡

与論島を出発して、次なる離島は沖永良部(おきのえらぶ)島です。次のフェリー出港までの2泊3日、ここに滞在します。

沖永良部島に到着!

沖永良部島は、与論島のすぐ隣にある鹿児島県の離島。フェリー出港から約2時間で到着しました。鹿児島市から南へ552kmの場所にあり、周囲55.8kmの隆起サンゴ礁の島です。年間平均気温22度という温暖な気候に恵まれる島です。

また与論島と同様に、奄美諸島のなかでハブがいない島としても知られています。

西郷隆盛ゆかりの地

幕末維新の立役者、西郷隆盛。実はこの沖永良部島は、西郷隆盛が2回目の遠島刑を受けた地でもあります。1862年8月から1864年の2月までの1年6ヶ月あまりを過酷な牢生活を過ごし、極限状態を経て、「敬天愛人」の思想に至ったとされています。

西郷隆盛の歴史を知ることができる西郷南州記念館や、西郷像が祀られている南州神社などもあり、西郷隆盛ゆかりのポイントを巡る旅ができます。

ちなみに、沖永良部島は2018年の大河ドラマ「西郷どん」のロケ地にもなっています。

西郷食堂

その後にやってきたのは、和泊町にある「西郷食堂」です。

店主が海に潜り、獲ってきた伊勢海老や夜光貝など新鮮な海の幸を使った海鮮料理がいただけます!お店に入ると、すぐ大きな生簀があり、何十匹もの伊勢海老が泳いでいました。

ここでは、その伊勢海老を使った贅沢な海鮮丼が食べられます。それがこちら。値段は1600円(税込)。大きな伊勢海老が乗った海鮮丼に、ポテトサラダや味噌汁、漬物もついてこの値段は驚愕でした。お味はもちろん最高!

タラソおきのえらぶ

タラソおきのえらぶは、海の水を組み上げて使った温海水プールとトレーニングジムを備えた施設です。地元の人だけではなく、観光で訪れる人も多く、ここで癒しの時間を過ごせます。

施設内にはカフェが併設されている他、地元特産物の販売もしています。沖縄からの島旅をしていて気づいたのですが、島には温泉や銭湯などの入浴施設がほとんどありません。今回私は、ここで日帰り入浴ならぬ、日帰りシャワーでキャンプ生活を過ごしました。

獲れたての夜光貝でアウトドア飯

沖永良部島にはハブがいないので、安心してキャンプ生活ができました。近くには海があるので波の音が聞こえ、時間の流れがゆっくりに感じるほど、気持ちが穏やかになります。

タラソおきのえらぶで声をかけてくれた漁師さんが、「これやるわ!」と何やら不思議な貝をくれました。これは、夜光貝(主に沖縄などの珊瑚礁域で生息する巻貝)。夜光貝のお刺身やオリーブオイル焼きを作り、アウトドア飯を満喫しました!

食感はコリコリとしていて、歯応えがあるのが特徴。私の一押しは、オリーブオイル焼きです。

ケイビングツアーを体験!

ケイビングは「自然の洞窟・鍾乳洞を探検すること」。沖永良部島は大小約200から300の洞窟・鍾乳洞があり、愛好家のあいだで洞窟の聖地といわれています。沖永良部島屈指の洞窟の絶景を見るためには、ケイビングツアーの申し込みが必須です!約2~3時間の気軽なケイビングから、2回目以降に参加できる銀水洞ツアーまであります。与論島の居酒屋で出逢い、大阪から一人できていたケイコちゃんが同じタイミングで行くことになり、一緒に体験してきました!

ケイビングの服装はかなりしっかりしていて、上下長袖長ズボンにヘルメットも被ったりと完全防備。こんな格好する必要あるのかな?と疑問が浮かびましたが、その理由はすぐにわかりました。洞窟内は暗く、狭い道を通ります。尖っている箇所も多く頭をぶつけてしまうことも…。バイクと同じで安全装備は大切ですね!約3時間、自然と光が生み出す絶景を堪能し、ツアー終了!かなり体力も使いますが、素晴らしい思い出となりました。

2泊3日の沖永良部島、最高でした!

次は徳之島に向けて出発です!

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