6月6日(日)、ツーリングライダーの聖地、長野県の「ビーナスライン」で「霧ヶ峰コーヒーブレイクミーティング(略称:霧.C.B.M)」が開催された。主催したのは、ビーナスラインで清掃等のボランティア活動やライダー誘致といった地域活性化を行なっている「SKY ROAD OF VENUS(略称:SROV)」。会場は、SROV代表・山田裕作さんの職場(農場直売所)でもある霧ヶ峰インターチェンジ駐車場となっており、山田さんの人脈もあり実現しているイベントと言えるだろう。
霧ヶ峰コーヒーブレイクミーティングとは?
霧ヶ峰コーヒーブレイクミーティングは、SROVが設立された2019年から年1回のペースで開催されている。「ビーナスラインや霧ヶ峰にたくさんのバイクが来るが、みんなが一度に集まれるミーティングを開こう」というのが趣旨。自分のカップさえ持参すれば、コーヒーは無料で頂けるので、コーヒーを飲みながら新しい仲間を見つけ、バイク談義に花を咲かせようというイベントだ。
第1回は、2019年8月に開催され、長野県警察本部交通機動隊による交通安全講話や白バイ隊員による実技演技なども披露された。特に講話の中では、県内に多い寒冷地特有の道の状態や走り方の話などもされた。その後、2020年9月に第2回が開催され、今回、2021年6月6日に第3回目となる霧.C.B.Mが開催されることとなった。
電動バイクの無料試乗会も開催され大人気!
当日は、早朝から冷たい雨が降り続いていた霧ヶ峰だが徐々に回復、昼前からは晴れ間も見え、標高1670mとは思えないような汗ばむ陽気に。霧ヶ峰の駐車場には、関東、関西、北陸方面などから多くのライダーが訪れ、振る舞われるコーヒーを片手に来場者同士が語らう場面が駐車場のあちらこちらで見られた。
ブーステントの横では、「XEAM(ジーム)」と「SUR-RON(サーロン)」といったブランドの電動バイク試乗会(無料)も開催された。スクータータイプだけでなく、モーターサイクルタイプやオフロードタイプの電動バイクも用意されたこともあって多くのライダーが試乗していた。
ブーステントの受付では、SROV活動の一環である「ビーナスライン アンケート」も実施されたほか、活動に賛同してくれている地元の協力店舗の紹介やハッシュタグ「#ビーナスラインとバイク」に投稿された写真も展示されていた。
霧CBM参加者の声
●富山県から参加した40代男性(左)
「SROVのツイッターを見ていて、彼らの活動に賛同しています。清掃活動にも来たいんですけど、遠いので、まだ参加したことはありません。今日は途中までクルマで来て、そこでバイクを降ろして、ビーナスラインが初めてという彼女とのツーリングを兼ねて参加しました。」
●新潟県から参加した20代男性(中央)
「つい先日、ツイッターで拡散されてきた情報を見て、上越市から3人で走ってきました。下道で3時間くらいかかりました。ビーナスラインには月イチくらいではツーリングに来ているんですけど、SROVの活動は今回ここに来て初めて知りました。ゴミ拾いとかしてるのを知って『おおっ』って。いい活動だとと思います。」
第3回霧.C.B.Mは、天候が好転し昼前から来場者が増えたこともあって終了時刻が延長されるほどの盛況ぶりとなった。聖地と呼ばれながらも、ライダーやバイクに関するイベントが少ないビーナスラインだが、今後は霧.C.B.Mや清掃活動といったSROVの様々な活動をきっかけに盛り上がりを見せていくことだろう。
●SKY ROAD OF VENUS公式サイト:https://www.skyroadofvenus.com/
●SKY ROAD OF VENUS公式twitterアカウント:@RoadVenus