レッドバロンで買ったCRF250Lが大活躍中

 みなさん、こんにちは青木タカオです。カワサキ『W1SA』(1971年式)やハーレーダビッドソン『XR1200』(2010年式)などを所有するボクですが、レッドバロン葛飾にて購入したホンダ『CRF250L<S>』のおかげで、ボクのバイクライフはより充実しています。


 仕事ばかりで忙しく、プライベートで乗る時間はあまりないものの、取材などで出かけるときの稼働率は比較的高く、いろいろなところに出掛けています。

ガレージのハナシはまた今度しますが、ボクはほとんど何もしないまま、ミヤシーノとそのお仲間さんで立派なガレージをつくってくれました。感謝! 

▲ガレージのハナシはまた今度しますが、ボクはほとんど何もしないまま、ミヤシーノとそのお仲間さんで立派なガレージをつくってくれました。感謝!

 写真はボクのバイクガレージです。ココ「ForR」でも記事を執筆している、バイク専門の広告営業マン“ミヤシーノ”こと宮下豊史さんと共同で借りていて、手作りで快適なガレージに仕上げました。

 



 写真をご覧のとおり、ふたりの愛車は増えるばかり。そんななか、高速道路も走行できて、気軽にサクッと乗り出せる『CRF250L<S>』の出番は多めです。そもそも、オフロードバイクはボクの大好物ですからね。

津久井湖にある町中華へ!

 先日は、神奈川県の津久井湖方面へ取材のために乗って行きました。お昼頃、中央道を西へ走りながら思い出したのが、石川パーキングエリア下りでいただける『八王子ラーメン』です。

中央自動車道石川パーキングエリア(下り)のバイク駐車スペース。

▲中央自動車道石川パーキングエリア(下り)のバイク駐車スペース。

 しかし、バイク駐車スペースに駐めてから、ハッと気づきました。“きざみ玉ねぎ”とスープがよく合い、とても美味しいことは、ココで前々回に報告(最後にリンクを貼っておきますね)したばかりでした。

石川パーキングのフードスペースで人気のある「八王子ラーメン」。オススメです。

▲石川パーキングのフードスペースで人気のある「八王子ラーメン」。オススメです。

 いくら“パーキングエリア飯”が大好きだからって、同じネタを連発してはいけません。というわけで、駐車スペースにタッチ&ゴー。腹ごしらえは、高速道路をおりてからにします。

 中央道から圏央道へ入り、ETC専用の相模原インターチェンジを出ます。高速道路のスマートインターチェンジ開通と同時に津久井広域道路の一部が完成するなど、近年一気に利便性を高めつつあるエリアです。

神奈川県相模原市緑区(旧津久井町)にある中華屋さん「良香」。

▲神奈川県相模原市緑区(旧津久井町)にある中華屋さん「良香」。

 津久井湖方面に向かいつつ、5分ほどで到着したのが「良香」という中華屋さん。昭和から続く“町中華”のファンであるボクとしてはたまらない雰囲気。スマホのナビアプリを頼りに、やってきました!

サンプルケースは夢ステージ!

 だんだん見かけることが少なくなりつつあるメニューのサンプルケース。ボクは子どもの頃から、これを眺めるのが大好きで飽きません。


 焼飯、中華丼、焼餃子、焼きそば、味噌ラーメン、五目メン、ラーメンという布陣です、そして、何処かへ行った際のお土産でしょうか、猫だったりカメの置物なども一緒にあり、和ませてくれます。
 最上段には、商売繁盛を願う縁起の良い招き猫。そして、干支であるウサギもいたり賑やかです。お店の看板メニューが並ぶサンプルケースは、コンサートや宝塚劇場で言うところのステージであり、立ち位置もどれがセンターに立つかで、そのお店のオススメがなんとなくわかります。そう、昭和のお店にとって、サンプルケースはステージなのです!!

お店を象徴すると言っても過言ではない、メニューサンプルのショーケース。それはステージでもあり、誰がセンターであるから、配置も重要となってくる!!

▲お店を象徴すると言っても過言ではない、メニューサンプルのショーケース。それはステージでもあり、誰がセンターに立ち、誰がその脇を固めるのか、配置も重要となってくる!!

 

メニューを見て始まる妄想がまた楽しい

 お店に入ると、愛想良く店主さんと奥さまがお声がけしてくださって、店内も活気があります。赤いカウンターとテーブルの席がほぼ埋まっていて、地元のお客さんに愛されていることがすぐにわかります。

津久井湖に近い美味しい中華屋さん「良香」(神奈川県相模原市緑区)。写真はお昼時のピークを過ぎて、落ち着いてから許可を得て撮影いたしました。

▲津久井湖に近い美味しい中華屋さん「良香」(神奈川県相模原市緑区)。写真はお昼時のピークを過ぎて、落ち着いてから許可を得て撮影いたしました。


 さぁ、お次はメニューとご対面! アレコレと妄想を膨らまし、メニューと自分の世界に没入していきます。ファミレスのように写真なんてありません。


 上下タテ2段に分かれ、さらに「麺類」「ご飯類」「一品料理」「スープ類」とカテゴライズされ、最後に「飲み物」に仕切られています。

「チャーハンが美味しい」とインターネットに書き込みがあったので「食べたい!」と思いましたが、750円と“ご飯類”のカテゴリーではもっともリーズナブルであることが気がかり。

 というのも「初めて訪れる店だし、お店の売り上げにも貢献したい」とか「一番安いものを頼んだと思われたくない」「ならばチャーハンと餃子……、いやコレからインタビューする仕事なので、ニンニク入りは避けたほうが無難」「歩きなら、迷わず瓶ビールとレバニラ炒め……」などなど、自意識過剰の“中二病”がこんなところで発症してしまい、何を注文するか迷いまくります。じつに困ったものです。

 お隣のカウンター席で、常連らしき“お一人様”のオジサンが“炒めもの”を召し上がっていたので、シンプルに「野菜炒め定食セット」をチョイス。まずは定番というのは鉄則のひとつですから、深呼吸し頭を冷やしました。考えをシンプルに整え直し、初心に戻ったのです。

 町中華にとって「野菜炒め」は勝負しなければいけないメニュー。プロ野球のピッチャーでも、ストレート、スライダー、フォークあたりは必ず持っていなければ、キャッチャーが配球に困り、バッターとの駆け引きはできません。町中華でしたら「鶏ガラの麺類」をベースに、「餃子」があり、さらにご飯物からも得意なタマを1つか2つ、さらに炒めものなら「野菜炒め」「レバニラ」は磨きをかけておかないとなりません。

 炒めものは、ランチタイムならゴハンと、夜の部なら瓶ビールのツマミになる重要な責務がありますから、ココが弱いと繁盛への道は開かれないのです。

 そんなことをメニューを眺めつつ、勝手にひとりで思いふけるので、落ち着く暇などありません。注文してからも「次はチャーハン小+ラーメンだ」などと、次戦以降のスターティングメンバーをアレコレと考えるのでした。

理想のがキターー!!

 まもなく登場した「野菜炒め定食セット」。間違いはありませんでした。


ウマいっ!!

 野菜炒めとゴハンをかっ込み、レンゲですくったスープを口に流し込む。あぁ〜、幸せ!

“町中華”ファンであることが伝わったのでしょうか。あるいは、よっぽど幸せそうに食べていたのか、ご主人と奥さまが「どこから来たのですか?」と、お声がけくださって、これまた嬉しいかぎり。

 お会計を済ませてから、外へ出て『CRF250L<S>』との記念写真を撮っていたら、「こういうかっこいいバイクでしたら、写真も撮りたくなりますね。シャッターを押しましょうか?」と、親切に言ってくださるものだから、また感激。

「それでは奥さまの写真を撮らせてください。はいっ、チーズ!」と1枚。取材途中のプチツーリングですが、とても楽しい思い出となりました。


 こちら「良香」さんは駐車場も完備ですので、「バイクのお客さんも大歓迎ですよ」と、ご主人も奥さまもニッコリ。お店の前に飲み物の自販機とベンチがあるのも優しい配慮。満席で待つときのためかもしれませんし、バイク乗りだとヘルメットなど荷物をいったん置いといたり、準備を整える時に重宝します。

次回はボク、迷わずチャーハンを頼みます!

 そう決意し、店をあとにしたのでした。ちなみに津久井湖は1965年(昭和40年)につくられた「城山ダム」によって形成されたダム湖。県立津久井湖城山公園は、バイクツーリングにもオススメのスポットです。

 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回は仕事を終えたあと、日が暮れるまでまだ少し時間があったので、そのまま宮ヶ瀬湖、さらにヤビツ峠を越えていくハナシをさせていただこうと思いますので、どうぞお楽しみに〜!

 途中で立ち寄った中央自動車道石川パーキングエリア(下り)の『八王子ラーメン』のレポートはコチラ(https://for-r.jp/column/48976.html)ですので、もし興味があればご覧ください。



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