ライダーにとって、ライダーズカフェはとてもありがたい存在。オーナーはたいていバイク熱愛者だから、店内は〈ライダーがくつろげる空間〉にきっちりと仕上げられているし、店のお客さんもほとんどがライダー。駐車場には自慢の愛車がずらりと並んでいて、見ているだけでも楽しくなる。神奈川県座間市に昨年オープンした「Rider's BASE Riberty(リバティ)」も、まさにそうでした。

広い店内でゆったりとカフェタイムを

 国道246号線沿い、中原交差点のすぐそばに店を構えている「Rider's BASE Riberty」。店内に入るとすぐに、お店のオーナー河野(こうの)さんの愛車KAWASAKI「Ninja ZX-14R High Grade」がお出迎え。

Rider's BASE Riberty

 大迫力のモンスターマシンに思わず息を呑みます。すごいな、この店のオーナーさん、こんなのを乗り回してるのかあ。

Rider's BASE Riberty

 Ninja ZX-14Rが置かれている広いエントランスでは、Tシャツやステッカー、マイボトルなど、お店のロゴ入りオリジナルグッズも販売。そのブースの横を抜ければいよいよカフェスペースに。

Rider's BASE Riberty

 コンクリート打ちっぱなしの洒落た店内も、かなり広々。広さのイメージとしては、カフェというよりレストランに近いです。筆者がお邪魔したこの日も、ライダーたちが何組もいらっしゃっていました。普通のカフェだと、ヘルメット片手に入店するのはちょっと気兼ねするけど、ライダーズカフェならそんな気遣いも不要。しかも!

Rider's BASE Riberty

 カフェスペース入り口には、たくさんのカゴやサンダルが! 大きめのカゴは、脱いだジャケットやグローブ、ヘルメットなどを入れるためのもの。キャスター付きで、キャリーケースのように持ち手を伸ばせるので、席までコロコロと運ぶことができます。サンダルは、重いブーツから履き替え、ラクにしてくださいという気配り。このライダー思いのサービスは、オーナー自身がライダーだからこそ、ですね。

絶品!「座間焼きそば」。味変も楽しめる 

 各テーブルにはQRコードが提示されており、料理の注文はこれをスマホで読み取って行ないます。スマホに表示されたメニューを見ると、豚丼やチキンジンジャー、スモークチキンサンドなどがありますが、筆者が選んだのは「座間焼きそば」。太くてモチモチのオリジナル特注麺と、高座豚(こうざぶた)という地元のブランド豚のお肉を使っているんだとか。

Rider's BASE Riberty

 「座間焼きそば」は、中(麺200g)が880円、大(麺300g)が990円、メガ(麺400g)が1,650円。醤油味とソース味から選べ、平日ランチセット(11時~14時)で頼むとスープとサラダが付きます。テーブルの上には、食べている途中で〈味変〉が楽しめるよう、ジンジャービネガー、カレーマヨの2種類の調味料もスタンバイ。
 筆者が選んだのは醤油味。きざみ海苔と白ゴマの風味が、加熱された醤油の香ばしさをいっそう引き立て、箸が止まりません。カリッと焼かれた豚肉、薬味の刻みネギも効いています。
 味変なんてしなくても、充分すぎるほどおいしいのですが、せっかくですからジンジャービネガーをたらり。ショウガのすっきりさと、お酢のさっぱりさがプラスされ、焼きそばの味がエッジの効いたものに!

Rider's BASE Riberty

 続いてカレーマヨ。今度はジャンキー感がアップして、これはこれでハマるおいしさ(笑)。これは中を注文するよりも大かメガにして、味変をたっぷり堪能するのがいいかも!

Rider's BASE Riberty

 「Rider's BASE Riberty」の各種コーヒーはすべて、イギリスに本社を置くCOSTAコーヒー。コーヒーメニューは全部で11種類あります。筆者はフラットホワイト(480円)をチョイス。
 休日のちょっとした空き時間に、愛車でぶらりとライダーズカフェ。いい時間を過ごすことができました。

ライダーの集う〈BASE〉として

Rider's BASE Riberty

 「Rider's BASE Riberty」のオーナー河野さんは、いままで12台のバイクを乗り継いできた女性ライダー。ライダーズカフェとしてだけではなく、多用途に利用できるライダーのためのベース基地を作りたいという想いから、このお店を始めたそうです。なので、店舗内にはカフェ以外のスペースも。

Rider's BASE Riberty

 こちらはバイクのセルフ・メンテナンスができる、時間貸し室内ピット。利用料金は1時間1,000円(以降30分単位500円。お得な予約制パックもあり)で、工具や備品は自由に使えます(使用後はしっかりと片付けを!)。

Rider's BASE Riberty

 店舗の裏にはバイク専用の洗車場も用意されています。利用料金は30分で500円。洗剤やバケツ、スポンジ、ブラシは無料で貸出し。アパートやマンション暮らしなどで、洗車場所に困っているというライダーにとってはうれしいサービスでしょう。

店のすぐそばに用品店とレッドバロンも!

 「Rider's BASE Riberty」は、場所もいいんですよね。国道246号線をはさんで、目の前にはバイク用品店の「ナップス座間店」が。

ナップス座間店

 さらには、バイクで1分の場所に「レッドバロン座間」が。距離にして400mですから、歩いても5分ぐらい?

レッドバロン座間  

 レッドバロンとナップスがすぐそばにあるライダーズカフェって、最強の立地だと思いませんか? 
 「Rider's BASE Riberty」は年中無休。平日は11時、土日祝日と祝前日は早朝6時から開店。夜8時に閉店(土曜は夜9時閉店)。その他、詳しい営業時間は「まん防」などの影響も考えられますので、公式サイトでご確認ください。
「Rider's BASE Riberty」

Rider's BASE Riberty

 

 

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