中古車を購入する際に、気を付けていることはありますか?
「必ず実車を見る」「エンジンがかかっているところをチェックする」「走行距離が少ないものを選ぶ」など…皆さん、いろんなポイントをお持ちだと思います。

一般的に「状態に差がある」、「新車よりも故障の可能性が高い」と言われる中古車。リスクがあるのはわかっているけれど、それでも憧れの絶版車が欲しい! なんてこと、ありますよね。

そんな時にオススメしたいのが、レッドバロンの『5つ星品質』の中古車です。

どんなメリットがあるのか? どれほど品質が高いのか??
今回は『5つ星品質』の車両に、私、高木はるかが試乗をしたレポートをお送りします!

『5つ星品質』ってなに?

試乗レポートの前に、ちょっとだけ『5つ星品質』についてご紹介をさせてください。

レッドバロンのお店に並んでいる中古車を見てみると、下の写真のような『ファイブスターステッカー』が貼られていることがわかるはず。コレが『5つ星品質』の印です。

『5つ星品質』とは、ライダーの皆さまに安心して中古車を購入してもらうために作られた、レッドバロン独自の検査基準です。
どのような内容なのかというと…

  • アシダム検査済である
  • フレーム安全検査済である
  • パーツ保証がある
  • リコール未実施がない
  • 自社工場にて整備

これら、5つの基準をクリアしている車両だけが認定されています。
それぞれの項目について簡単にご説明すると、

  • アシダム検査済みである
    『コンピュータ総合診断機 ACIDM(アシダム)』による 総合診断を実施することで、アライメント・エンジン出力・ スピードメーター・ブレーキなどをチェック。
    すべてコンピュータによる診断ができるため、中古車の安全性を担保できるのです。



  • フレーム安全検査済である
    フレームはバイクの構造の基礎であり、安全上、非常に重要なパーツです。

    そこでレッドバロンでは、『コンピュータ総合診断機 ACIDM』によるホイールアライメントの測定と、横方向からフレームの前後長の歪みを診断する『ディスタンス測定』を行っています。
    検査をパスした車両のみを販売しているため、レッドバロンの中古車は安心して購入することができるのです。



  • パーツ保証がある
    レッドバロンで購入した中古車には、独自にストックしたパーツを供給してもらえる『パーツ保証』が最長3年間ついています。
    たとえ年式の古いバイクであっても、故障や不調といったトラブルが起きた際に修理・維持ができるという安心感があるのだから嬉しいですよね。



  • リコール未実施がない
    リコールとは、バイクに安全上の問題や不具合が見つかったときに、メーカーが無償で修理や部品交換を行う制度のことです。
    命にかかわる重大な内容の場合もあるため、レッドバロンでは、すべての中古車に対してリコール対応が済んでいることを確認した上で販売しています。



  • 自社工場にて整備
    全国に300以上あるレッドバロンの店舗は、すべて運輸局認証工場資格を取得済み。車検や点検に必要な整備機器を完備し、国家資格を持つサービスマンが作業を担当しています。
    レッドバロンで販売されているすべての中古車は、その自社工場にて、84項目におよぶ厳格な点検を実施されているのです。



以上、「アシダム検査済である」「フレーム安全検査済である」「パーツ保証がある」「リコール未実施がない」「自社工場にて整備」、この5つの項目すべてを満たしているのが『5つ星品質』です。
皆さんが全国どこでも安心・安全に中古車を買えるための、判断の目安と考えてもらえればわかりやすいかもしれませんね。

『5つ星品質』のバイクのクオリティをチェック!

さて、いよいよ『5つ星品質』のバイクに試乗をしてみましょう。
この日筆者はForRのライターとして、レッドバロンが主催するメディア向け説明会に参加しました。

用意されていたのは、2台のヤマハ『YZF-R3』。

R3といえば、スポーティな走りと取り扱いやすい排気量から、中古車市場でも人気の高い車両です。
見た目にはまったく違いのない2台ですが、一方はレッドバロンの『5つ星品質』をクリアした車両で、もう一方は不調を抱えた車両。
この2台を乗り比べて『5つ星品質』のすごさを実感しよう! ということなのです。(ちなみに、筆者はどちらが正解かはもちろん、片方がどのような不調を抱えているのかも知りません)

ぶっつけ本番なドキドキの乗り比べ。バイク業界で活動しているライターとして、絶対に正解するぞ~っ!

まずは1台目。エンジンをかけてアクセルを回すと、軽やかに加速をしていきます。

普段はネイキッドバイクやスーパーカブに乗っている筆者にとって、フルカウル車は不慣れです。1,2周目はウォーミングアップとしてコースの外周をゆっくり回り、3周目からストレートとコーナーでメリハリをつけて走ってみました。

最初こそはポジションに違和感がありぎこちない運転でしたが、慣れるにつれて、その軽快なハンドリングが面白くなってきました。
ストレートではシフトアップして3速・50km/hまで加速し、爽快感や迫力を味わいます。そこからスピードを落として姿勢と視線を意識すれば、「ヒラリッ」と心地よくコーナーをクリアできるのです。
フレンドリーなハンドリングとエンジン特性で、走る楽しさが感じられる。人気な理由がよくわかる、いいバイクです!

…なんて、まるで遊びに来ているかのように乗ってしまいましたが、本題は「不調なバイクかどうか?」です。
うぅぅ~ん。途中からはハッと我に返って悩みながら乗ってみたのですが、特にこれといった不具合はなく、むしろ好調であるように感じるのです。

さて、続けて2台目の試乗です。先ほどとほとんど変わらない、キレイで状態のよいR3に見えますが…乗り心地はどうでしょうか!?


先ほどと同じように1,2週目はゆっくり、3周目からしっかりとアクセルを回して走り始めた筆者。

最初に「おや?」と感じたのは、ストレートでの加速でした。

先ほど乗っていた1台目ではスムーズに50km/hまで到達したのに、今乗っている2台目ではわずかに加速が鈍いというか…「モッサリしている」と言いたくなるような違和感があったのです。
それに続いて、コーナー前の減速でも同じような「モッサリ」が感じられました。加速も減速も、先ほどまでの爽快な走りとは別物。スポーツバイクの良さが失われているように思えたのです。

ということで、2台目を降りて回答のお時間です。


「不調を抱えているバイクは2台目…だと、思います」
答える声や表情に自信がなさげなのは、教習コース内での走行ということもあって大きな加速・減速が難しかったから。でも、あのキレのない挙動はきっと、不調だと思うんですよね…!



──少し時間をおいて、ForR編集Sさんが答えました。


「正解です!」
 
よ、よかったぁ~っ! 嬉しいよりも、ホッとする気持ちが押し寄せてきました。

Sさんによると、2台目のR3が抱えていた不調は次の3点だったのだそう。

  • ブレーキ不調…リアディスクが曲がっている
  • アライメント異常…リアに対してフロントに11mmのズレがある
  • エンジン不調…エンジンオイル量過多でエアクリーナエレメントにオイルが付着。最悪エンジン故障の危険がある

筆者が感じたエンジンとブレーキの違和感は、まさに不調のある箇所そのものだったのです。


──見た目にはわからない不調。実際、インターネット上で取引されている中古車の中には、このようなトラブルを抱えているものも少なくありません。
購入して乗ってみるまでは異常に気付かないことも多く、特に初めての愛車として購入をした場合は、不調があるにもかかわらず「正常だ」と誤認したまま乗り続けてしまう可能性もあるのです。

せっかく大切なお金を払って手に入れたバイクなのに、不調車だったなんてことになったら…誰だってイヤになりますよね。

レッドバロンの中古車であれば、これらの不調は『コンピュータ総合診断機 ACIDM(アシダム)』ですべて検出できます。
エンジンオイルの量だって、オイルリザーブシステムでプロのサービスマンが交換作業を行うため、少なかったり多かったりすることはありません。
『5つ星品質』とは、ライダーの皆さまが今回のような不調を抱えた中古車を買ってしまうことのないよう、安心・安全の基準として設けられたシステムなのです。

いろんな『5つ星品質』の車両に乗ってみた!

メディア説明会では、R3の他にも『5つ星品質』の絶版車に試乗をさせてもらうことができました。中でも筆者が気に入った、2台の乗り心地をご紹介させてもらいますね!

まずはカワサキ『エリミネーター125』。2008年に生産終了となった小排気量のアメリカンタイプで、ロングホイールベースのクラシカルなデザインと手軽なサイズ感が魅力です。


アメリカンタイプということもあって足つきがよく、身長156cmの筆者で両足がベタ付きです。

車両重量も132kgと軽いため、取り回しはもちろん、跨ったまま前後に動かすことまで簡単にできちゃいました。
パッと見では250ccクラスにも思えるほどの堂々としたサイズ感ながら、これだけ取り扱いやすいのは、小柄な方や力に自信がない方にとって大きな魅力となるはずです。

個人的に面白いと思ったのは、キーシリンダーがサイドにある「サイドマウントイグニッション」の仕様。

一般的なバイクではキーシリンダーがメーター付近に配置されていますが、エリミネーター125では車体左側のタンク下に設けられているのです。
他にもティアドロップ型のタンク、丸型ヘッドライト、大きな砲弾型ウインカーといった現代のバイクには見られないデザインや、随所にあしらわれたメッキパーツの高級感が魅力的。アメリカン好きの心をくすぐります。

実際に走ってみると、124ccの単気筒エンジンは、トコトコと心地よい鼓動感。低速トルクがしっかりとしていて、発進がスムーズです。

ゆったりと腰かけるライディングポジションが優雅で、コースの外周をのんびりと流しているだけでも、とても気持ちよく楽しめました。
20年近く前のバイクですが、そうとは思えないほどエンジンの始動も走行もスムーズ。「さすが5つ星品質!」と言いたくなるほどでした。



続いて試乗したのは、ヤマハ『TW225E』です。TWといえば木村拓哉さん主演のドラマ『Beautiful Life』でブームとなったストリートバイクで、’00年代のバイクシーンで一世を風靡しました。

シート高は790mm、車両重量は120kgと取扱いしやすく、軽快に街中を走る姿がかっこよく決まりそうです。

なんといっても一番に目につくのは、このクラスの車両としては異例の180/80-14という極太なリアタイヤです。

スリムな車体とのギャップがあり、独特のどっしり感と無骨さを生み出しています。
もちろんデザインとしてのメリットだけでなく、走破性や安定性も優れています。TW225Eは元々トレールバイクとして設計されており、どんな路面でもしっかりと食らいついて走れるタフなバイクなのです。

また、純正オプションの大きなリアキャリアも実用的でGOODでした。

特にロングツーリングやキャンプツーリングをしたい方にとっては、デザイン製・走破性・積載性がそろったTW225Eは、ベストなバイクのひとつと言って間違いないでしょう。

さて。実際に走り始めてみると、「トトトトッ」と軽快な足取りで、どんな場所でもスキップするように気軽に走れそうな快適さがありました。

特に波状路へと入ると、デコボコのある路面をリズミカルにクリア。段差に乗り上げるたび大きく車体が揺れるのに、バランスを崩すことなく安定感があります。
筆者のような(プロではない)一般的なライダーでも、テクニックいらずで簡単に走れちゃいました。

2007年に生産終了となったTW225Eでしたが、さすがの『5つ星品質』。調子は絶好調で、このまますぐにでもツーリングに行きたくなるぐらいでしたよ!

中古車は安心できる店で買おう!

『5つ星品質』のご紹介から始まり、YZF-R3の乗り比べ、絶版車の試乗とお伝えしてきた今回のレポート。
筆者が最後に皆さんにお伝えしたいのは「中古車は安心できる店で買おう!」ということです。

先述した通り、一般的に中古車は「状態に差がある」、「新車よりも故障の可能性が高い」と言われており、乗り続けるには大きな労力がかかります。

信頼できないお店で中古車を購入してしまうと、状態の悪い車両を、高額で手に入れることになるかもしれません。
その上アフターケアも期待できないため、せっかく手に入れた愛車を維持できず、手放すことになってしまう可能性だってあるのです。

中古車を買う際は、車両の状態を正確にチェックできる設備を備え、アフターサービスが万全な、信頼できるお店を選ぶことが大切です。

…そう考えると『5つ星品質』でライダーの皆さんに安心を提供しているレッドバロンなら、自分が中古車を購入する際はもちろん、友人や家族にも安心してオススメできますね!
今回の試乗を通して、改めて『5つ星品質』の素晴らしさと、レッドバロンへの信頼が深まったのでした。

皆さんも是非レッドバロンの店舗へ、『5つ星品質』のバイクを見に行ってくださいね。
ひょっとしたら、運命の1台と出会えるかもしれませんよ…!

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