「まるでガン◯ムかSFロボットか? コイツ羽根まで生えてるぞ!」と、驚きの近未来スタイルで生まれ変わった新型スズキGSX-S1000。名機’05 GSX-R1000譲りのスーパースポーツエンジンで、街〜高速〜峠とあらゆる公道シーンを疾風のように駆け抜ける。最新ストリートファイターの魅力の原点を新旧比較にて浮き彫りにする。まずは新旧両モデルのディテール徹底比較からスタートだ!!

●まとめ:ヤングマシン編集部(宮田健一) ●写真:真弓悟史 ●外部リンク:スズキ

スタイリング

【’22 SUZUKI GSX-S1000】■全長2115 全幅810 全高1080 軸距1460 シート高810(mm) 車重214kg ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 150ps/11000rpm 10.7kgf・m/9250rpm 燃料タンク容量19L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●価格:143万円

【’20 SUZUKI GSX-S1000】■全長2115 全幅795 全高1080 軸距1460 シート高810(mm) 車重209kg ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 148ps/10000rpm 10.9kgf・m/9500rpm 燃料タンク容量17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/50ZR17 ●発売当時価格:115万2800円

【新型はサイバーフォルム】新型のスタイリングはアグレッシブさと俊敏さ、そして知性を備えた鋭いパフォーマンスを表現。エンジン/フレーム/足まわりは先代から熟成したものを使用する。そのためエッジの効いた意匠となりながらも、基本フォルムに流れるものは先代と同じだ。

【先代はビーストフォルム】マッシブな部分と引き締まった部分のアクセントで鍛え抜かれた猛獣のようなフォルムを実現。GSX-R譲りのエンジンとスイングアームを持ち、ツインチューブのメインフレームは専用設計だ。’15にデビュー。’17で平成28年度排ガス規制のマイナーチェンジを受けた。

エンジン/足まわり/電子制御

【新型】元気のいいK5エンジンはSDMSによって街中での使い勝手が向上。SCAS=スズキクラッチアシストシステムの新採用で、ストップ&ゴーが多い場所での疲労も軽減されている。

【新型は全域で爽快なトルク特性を実現】新型はユーロ5に準拠する最新排ガス規制に対応しながら2psアップ。FIを電制スロットル化したほか吸排気カムやバルブスプリングまわり、それにエアクリーナーやマフラー内部の変更で全域でのトルク面積が増加され、滑らかかつパワフルな出力特性を実現した。

【新型】フロントにはφ43mmインナーのKYB製フルアジャスタブル倒立フォーク。これにブレンボキャリパーを組み合わせる。タイヤは内部を専用構造としたダンロップ製SPORTMAX Roadsport 2ラジアルタイヤを採用。

【旧型】前後サスペンションやブレンボのラジアルマウントキャリパーは新型と同一。リヤサスペンションは伸側ダンピングとイニシャルが調整可能だ。タイヤはダンロップのD214を履く。

【新型はCAN busで各部をつなぎ電子制御で走りをサポート】新型はS.I.R.S.=スズキインテリジェントライドシステムとして各種電子制御機能を装備。トラクションコントロールはスロットルポジション/クランクポジション/前後車速センサー/ギヤポジションの情報を元に制御。5段階+OFFに拡大した。

装備

【新型】スズキ二輪車では初となるモノフォーカスタイプをヘッドランプに採用して縦2灯に配列し、その上にポジションランプもセットする。これにより引き締まった新イメージを得ることに成功。今回、ウインカーもLEDとなり、これで全灯火類がLEDとなった。

【旧型】先代モデルはハロゲンバルブ1灯タイプのヘッドランプを持ち、エッジの部分にポジションランプをセット。ウインカーはクリアレンズにフィラメント球となっており、テールランプのみLEDを採用する。ナンバープレートステーは新型と同形状だ。

【新型】幅を約23mm拡大したアルミ製テーパーハンドルバーを採用したコックピット。

【旧型】レンサル製のアルミテーパーバーハンドルを採用。

【新型】新型はトップブリッジとハンドルポストのアンダーマウントが新設計されたものになっている。塗装色はシルバーに変更された。

【旧型】先代モデルではハンドルバーにレンサル社のロゴマーク入り。同時にハンドル角度調整用の目盛りも刻印されており、ポジション合わせに便利だ。 

【新型】フロントブレーキのマスターシリンダーは一般的なホリゾンタルポンプ式に先祖返りしてしまった。何かこの先に理由がある? 

【旧型】先代モデルのフロントブレーキマスターシリンダーはラジアルポンプ式で、新型よりもスポーティな装備。リザーブタンクは一体型だ。

【新型のメーターは高級かつ高機能に】新型メーターは反転液晶の大画面モノクロLCDで、豊富な情報を表示。バックライトはブルーだ。

【シンプルだが視認性の高い旧型メーター】旧型メーターは横長のモノクロ液晶でタコメーターは直線型のバーグラフ式。燃料計は下部に大きく表示され、見やすいのが印象的。

【新型】新型GSX-Sの特徴のひとつである、タンクサイドカバーに設けられたウイングレット。さすがに公道の速度域ではダウンフォース効果は体感できないが、形状的にラジエターの冷却などにも効果がありそう。

【新型】燃料タンクは形状を変更するとともに容量を2Lアップの19Lへと増量したが、全体的なボリューム感の変化はほぼ感じられず、相変わらず乗りやすい。

【旧型】先代モデルのタンク容量は17L。だが、燃費はこちらの方が良く、WMTCモードでの航続可能距離は324.7kmと約9kmほど上回る計算となる。

【新型】シートは後部のサポート性を向上させ、グリップ性の高い表皮を採用。自由度の高いライディングポジションと快適なライディングに貢献する。 

【旧型】先代シートも快適性やコントロール性の上では高いレベルの仕上がり。新旧ともタンデムシート裏に荷掛けフック用の折り畳みベルトが収納されている。

新型は純正オプションでさらに魅力アップ

カーボンフロントフェンダー(5万2800円)や真っ赤なブレンボキャリパー(7万7000円)も用意。

タンクサイドへの傷付きを防ぐタンクプロテクション(3080円)。ブラックの他にクリアもある。

タンクバッグは写真のSMALL(容量5~9L/1万6280円)とBIG(容量11~15L/2万2000円)の2種。 

スタイリッシュシート(2万240円)は、赤糸シングルステッチにGSX-Sロゴ、エンボス加工グラフィック仕様。

シングルシートカウル(2万350円)に変えて、よりスポーティなスタイルに。色はマットブラックだ。

アクセントにもなるリヤアクスルスライダー(1万6500円)。フロントアクスルスライダーも同価格だ。

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