ホンダはインドネシアで、都会派SUVスクーター・ADV150の後継モデルにあたる新型車「ADV160」を発表した。トラクションコントロールシステムやスマートキー、拡大されたシート下スペースなどを新デザインのボディに包み込んでいる。
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USB電源ソケット、タコメーター、トラコンも追加
ホンダの軽二輪SUVスクーター「ADV150」は2020年に発売され、受注限定カラーが追加されたほかは変更なく現在まで販売されている。その間にベースモデルのPCX150はフルモデルチェンジでPCX160に進化しており、ADV150→ADV160のモデルチェンジも時間の問題と思われていたが、まずはインドネシアで初お披露目だ。
歌舞伎の隈取りを思わせる表情は大きく変わっておらず、ポジションランプも含め現行ADV150と形状はかなり近いように見える。とはいえ、その周辺のボディワークやスクリーンは刷新!
当初は6月24日になんらかの発表があるかと思われたが、SNSで「車名を想像してみて!」というキャンペーンが行われるという肩透かし。改めて7月1日に正式発表されたのでお伝えしたい。
最大の目玉は、ホンダセレクタブルトルクコントロール(トラコンに相当)を備えた新設計の水冷4バルブ『eSP+』エンジンをPCX160に続いて搭載したことだろう。しかし、スタイリングもADV150のコンセプトは踏襲しながら、欧州などで発表済みのADV350のようなスッキリとしたボディラインへと更新されている。もちろんフレームも新型だろう。
また、スマートキーやテーパードハンドルバーを引き続き採用するほか、USB充電ソケットや新型メーター、新型の調整式スクリーン、拡大されたシート下スペースなどが明らかになっている。このほか、シート高は795→780mmに低くなって足着き性が向上したという。
PCX160がフレームや懸架方式の変更でモーターサイクルを思わせるハンドリングと接地感を手にしたことを思えば、好バランスだったADV150が、ADV160になることでさらなる自在な走りを獲得していることは想像に難くない。
日本でもホンダの公式SNSで動画がシェアされていることから、時期は不明だが日本発売もほぼ確実と見ていいだろう。インドネシアにおける価格は3600万ルピアで、日本円換算では約32万7000円(7/1現在)となっている。
テーパードハンドルバーは引き続き採用。メーターは新型のLCDで、バーグラフ式のタコメーターが追加されている。
シート下スペースはさらに大きくなった(数値は不明)。
白の車体色。グラフィックなし、ボディの凹凸のみで表現するシンプルな手法になっている。
こちらは黒。マフラーやリヤサスペンションの形状は現行に近いように見える。
HONDA ADV160[2022 Indonesia model]
主要諸元■全長1950 全幅763 全高1196 軸距1324 最低地上高165 シート高780(各mm) 車重133kg■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 156.9cc 16ps/8500rpm 1.5kgf・m/6500rpm Vベルト無段変速 燃料タンク容量8.1L■タイヤサイズF=110/80-14 R=130/70-13 ●インドネシア参考価格:3600万ルピア ●色:赤、黒、白
HONDA ADV160 ABS[2022 Indonesia model]Tough Matte Red
HONDA ADV160 ABS[2022 Indonesia model]Tough Matte Black
HONDA ADV160 ABS[2022 Indonesia model]Tough Matte White
HONDA ADV160[2022 Indonesia model]Dynamic Red
HONDA ADV160[2022 Indonesia model]Dynamic Black
HONDA ADV160[2022 Indonesia model]Dynamic White
動画でチェック!『Honda ADV160 “DISCOVER NEW EXITEMENT”』
【動画】New ADV 160
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