ホンダは、クロスカブ110に新色となる「マットジーンズブルーメタリック」のカラーリングを設定し、12月14日に発売された。既存カラーからは薄い水色のプコブルーが消えるが、新色を加えて全3色のカラーバリエーションは継続される。

●文:ヤングマシン編集部(マツ)

ストリートに映えるマット系の新色

CT125ハンターカブの登場後も根強い人気を保ち続けるクロスカブ110。新色として追加されたのは、ストリートに映える落ち着いた印象の「マットジーンズブルーメタリック」で、既存のマットアーマードグリーンメタリック/パールディープマッドグレーと合わせて全3色のカラーバリエーションを構築する。既存色からは薄い水色のプコブルーが消えることになった。

新色で特徴となるのは、色味ももちろんながら、2018年に登場した現行型クロスカブ110では初採用の白いサイドカバーだろう。他のカラーバリエーションではすべてブラック(くまモンバージョンのみ赤)のため、これがワンポイントの差し色として非常に効いている。

クロスカブ110は、兄弟モデルのスーパーカブ110同様、2022年に力強さと燃費性能を両立しつつ最新の排ガス規制にも適合した新エンジンに換装され、このモデルチェンジ時にキャストホイールと前輪ディスクブレーキを獲得。ギヤポジション/時計/平均燃費の表示機能なども追加されている。36万3000円の価格や主要諸元に変更はなし。年間販売計画台数はスーパーカブ110より多い8700台とされている。

ホンダ クロスカブ110のカラーバリエーション

HONDA CROSSCUB110[2024model]マットジーンズブルーメタリック(新色)

HONDA CROSSCUB110[2024model]マットアーマードグリーンメタリック(継続色)

HONDA CROSSCUB110[2024model]パールディープマッドグレー(継続色)

【プコブルーはカタログ落ち】薄い水色が爽やかなプコブルーは、このタイミングで消滅。元々は2021年5月に2000台限定で登場したカラーだったが、2022年3月のモデルチェンジで通常色として設定された経緯を持つ。

【くまモンバージョンは健在だ】 もう1種、クロスカブ110で人気カラーなのが、ブラック基調に赤い差し色を効かせたくまモンバージョン。こちらも継続販売される。クロスカブ110の他カラーに+1万1000円となる37万4000円。

クロスカブ110・主要諸元

車名 クロスカブ110
形式 8BJ-JA60
全長✕全幅✕全高 1935✕795✕1110mm
軸距 1230mm
最低地上高 163mm
シート高 784mm
車両重量 107kg
エンジン種類 空冷4ストロークOHC2バルブ 単気筒
総排気量 109cc
内径✕行程 47.0mm✕63.1mm
圧縮比 10.0
最高出力 8.0ps/7500rpm
最大トルク 0.90kgf・m/5500rpm
始動方式 セルフ式(キック式併設)
変速機 常時噛合式4段リターン
燃料タンク容量 4.1L
WMTCモード燃費 67.9km/L
タイヤサイズ前 80/90-17
タイヤサイズ後 80/90-17
ブレーキ前 ディスク
ブレーキ後 ドラム
乗車定員 2
価格 36万3000円
色 マット青、マット緑、灰
発売日 2023年12月14日

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