沖縄にしかない独自ルールに戸惑う
ボク(青木タカオ)が編集長を務めるハーレー専門誌『WITHHARLEY』(ウィズハーレー、内外出版社)のツーリング企画の撮影・取材で、沖縄を訪れたときのハナシを前回いたしましたが、今回はその続きです。
前回はハッシュタグのハナシをしましたが、今回は沖縄をバイクで走って戸惑うことについて、ここで触れておこうと思います。
▲沖縄県警ホームページより。
これは予め知っていても、何度も足を運んでいても、どうしていいのかワカリマセン。沖縄県だけに存在する独自ルール、「バイクは第1通行帯を走れ」です。
なんと、排気量を問わず自動二輪車(もちろん原付含む)すべてを対象に、国道58号線をはじめとする幹線道路で規制されています。
道路交通法20条2項、違反の罰則は5万円以下の罰金。違反点数1点、反則金は原付5000円、自動二輪6000円。
なぜオートバイは、第1通行帯しか走れないのでしょうか。
バイクは左車線を走り続けよ
規制の標識を見かけると、取り締まりにあっては嫌ですし、ボクは仕方なくイチバン左の車線を走りますが、これがやっぱりスムーズには走れません。左折車がいたら流れが滞りますし、バスが停留所に停まったときは右に出ていいのか不安だったりします。そもそも、右折したいときはどうすればいいのか……!?
■沖縄県警のホームページで調べると、下記のようにあります。
下記区間では、二輪車は第一通行帯(第一車線)を走行しなければなりません。
ただし、右折・横断する場合は、あらかじめその前から、できる限り道路の
中央に寄って右折・横断するようにしてください。
うーむ……。原付1種が右折するとき、二段階右折をしなくても良い場合のやり方と同じ扱いのような気がします。
沖縄県警のホームページでは、2023年3月24日付けで一部を解除したことを発表。国道58号線の旭橋交差点ー勢理客 北 交差点、城間交差点ー嘉手納(南)交差点、国道330号の古波蔵交差点ー普天間交差点が、まだ規制対象区間として残るようです。
報道によると、沖縄県オートバイ事業協同組合は規制解除を訴え続けているとのこと。実際に走ってみても、かえって危ない気がしてなりません……。
「二輪車は第一通行帯を走行しなければなりません」規制がありますので、バイクで沖縄を走るときはくれぐれも注意してください。
A&Wで飲むルートビアの味は!?
さて、そんな規制が解かれ、沖縄のメインルートである国道58号線が西海岸沿いのルートをとり、北上を続けると名護市に入っていきます。
国道沿いにある大きなお店が、「エンダー」の愛称で親しまれている沖縄限定のファストフード、アメリカ生まれの『A&W』です。
クルマの中からオーダーし、車内でイートインするドライブイン形式が現在も残ります。ボクたちはバイクなので、開放的でアメリカンムード漂うお店の中に入ります。
いただいたのは、薬草やハーブなどを原料にした炭酸のソフトドリンク“ルートビア”。初めて飲んだときは、味に違和感があるものの、不思議と病みつきに。初体験だったゆうなちゃんも「好きじゃないかも……」と言いつつ、少しずつコップは空になっていくのでした。
■A&W名護店
沖縄県名護市東江5-16-12
https://www.awok.co.jp/
欠かせないブルーシールアイス
アメリカンダイナー風のテーブルやボックス席があり、レトロアメリカンなムードに包まれてアイスクリームが堪能できるブルーシール牧港本店にも行きました。『ブルーシール』はアメリカ生まれ、沖縄育ちのアイスクリーム。
「ジョニー」の愛称で親しまれているマスコットキャラクターが、笑顔で出迎えてくれるカウンター席で、「美味しい〜!」と、ゆうなちゃんもニンマリ。爽やかなブランドロゴマークは、沖縄の海や風、スマイルを表現したもの。創業65周年を迎えた2013年に刷新されたそうです。
■ブルーシール牧港本店
沖縄県浦添市牧港5-5-6
https://www.blueseal.co.jp/
※ブルーシール牧港本店は2023年3月31日をもって一時休業中。2024年7月に新装オープン予定
バイクの運搬方法など詳細は動画で!!
2回に渡って、書かせていただいた沖縄レポート。どのようにしてバイクを運んだかなどは、ぜひ動画レポートでご覧ください。
キュートすぎるハーレー女子、ゆうなちゃんの走行シーンや初めての体当たりレポートもお見逃しなく! 今回も最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。