2025年3月28~30日に開催された、日本最大のバイクの祭典『東京モーターサイクルショー2025』。
公式発表では11万8812人もの来場者が訪れ、車両だけでなく用品・パーツ・関連サービスやステージイベントなどさまざまな展示に多くの人が心をときめかせました。

ライターとして取材に行った筆者もその一人。自宅に帰った今思い出しても、あぁ、興奮冷めやらぬ~っ!

…ということで、国内4メーカーであるホンダ・カワサキ・スズキ・ヤマハのブースの中で気になった展示を、独自視点からご紹介いたします!

ホンダ『CUV e:』

次代のクラシックネイキッドである『CB1000Fコンセプト』が大きな話題となったホンダのブース。

CB1300SFがファイナルエディションとなってポッカリ空く穴を埋めるどころか、その上に大きな山を作っちゃうようなビッグサプライズに、多くのライダーが期待の眼差しを向けていました。

そんなホンダブースで筆者が気になったのは、 原付二種の電動二輪パーソナルコミューター『CUV e:』です。
筆者がCUV :e(の前身のコンセプトモデル)を初めて見たのは、2023年のジャパンモビリティショーでのことでした。

モビリティや重機、家庭用電源などさまざまな場所において、共通のバッテリー『Mobile Power Pack e:』を利用するというコンセプトが提案されていた当時のホンダブース。

ジャパンモビリティショー2023にて

ジャパンモビリティショー2023にて


その中のひとつとして展示されていたのが電動の原動機付自転車で、バイク乗りとしてはその後の製品化を楽しみにしていたのでした。

今回展示されていたCUV :eは、まさにあの日に見た『Mobile Power Pack e:』シリーズの電動バイクの市販化モデル第2弾。6月20日に52万8000円で発売されることが発表されました。(バッテリーと充電器込みの価格です)

細く一直線に伸びたヘッドライトを中心に、滑らかな車体デザインやクリーンな印象のロゴなど、電動バイクであることが伝わってくるような近未来的なデザインが特徴です。

バッテリー(Mobile Power Pack e:)は、シート下に2個入っています。

自宅で充電することもできますが、町中に設置されているステーションで交換するのがスピーディー。

ただし1個あたり10.2kgと見た目よりもかなり重いため、交換の際は落としたり腰を痛めたりしないよう注意が必要です。
スクーターなのにシート下収納がないというデメリットはありますが、電動モビリティが抱える充電時間の課題を解決したスマートでカッコいいバイクでした。

カワサキ『ヴェルシス1000SE』

『MEGURO S1』『W230』『KLX230 SHERPA』といった新型車両を展示していたカワサキブース。
アパレルも数多く並べられ、おまけに会期中は30%オフというお得な価格で購入できるとあって、多くのライダーで賑わっていました。

そんな中でも、『ヴェルシス650』に乗っている筆者としては見逃せなかったのが『ヴェルシス1000SE』です。
昨年秋にすでに発表されていたため初公開ではありませんが、ブース内の一番手前、つまり来場者から見やすい位置にどどーんと展示されていたのです!
かつてのヴェルシスといえば販売台数が少なく、めったに見かけないレア車両。それがこんなに注目を浴びる場所に置かれているなんて…! 感慨深くなっちゃいました。
新しいヴェルシス1000SEは、オンもオフも楽しめるデュアルパーパスタイプ。
カワサキクイックシフターやクルーズコントロールなどの最新電子制御、長時間でも座り心地のよいシート、ツーリングが楽になるスクリーンやパニアなどの豪華装備を搭載し、ハードにツーリングをするライダーからの注目を集めていました。
また嬉しいことに、実用面だけでなくデザインの評判も上々です。
猛者のオーラを持つベテラン勢だけでなく、若者までが口々に「ヴェルシスかっこいい」「ヴェルシス欲しいね〜」と言っているではありませんか。それも1人や2人ではなく、筆者が見ていた10分ほどの間に10人近くもです!

「時代がヴェルシスに追いついた」と、オーナーとして誇らしくなったのでした。

スズキ『DR-Z4SM』

スズキのブースで開催されていたのは、好きなバイクに投票できる総選挙『スズキオシフェス』です。
カラフルな装飾や車両ロゴを大きく押し出した展示スペースの中に、『GSXシリーズ』『V-stromシリーズ』など、スズキの人気バイクがズラッと並んでいました。

そんな中で筆者が「推し!」と投票したのは、今回のブースの目玉車両のひとつである『DR-Z4SM』です!
昨年、2009年以来15年ぶりに復活することが電撃発表されたDR-Z。オフロード仕様のDRZ-4Sとモタード仕様のDR-Z4SMがあり、どちらも重量約150kgというスリムなボディに398ccのパワフルなエンジンを積んだモデルです。

さっそく跨ってみたところ、やはり車高の高いモタード車ということで足つきは悪く、身長156cmの筆者には片足背伸びでギリギリつま先がつく程度。

「ちょっとキツいけど、この車体の軽さなら難なく乗れそう!」と思ったのですが…よく見るとこの車両、ローシート装着車だったのです!! うっそ~!?

ノーマルの状態で乗るには、身長が165cmほどは必要かもしれません。

会場では、大きく傾いたDRーZ4SMに跨って記念写真を撮れる『スライドフォトコーナー』が大人気でした。筆者もキメ顔で乗ってみましたが、いかがでしょう…?

コーナリングの途中みたいに臨場感溢れる写真が撮れる半面、思っていたよりも大きく傾いた車体にビックリ。ちょっと気を抜いたら落っこちちゃいそうで、必死でしがみついちゃいました。

現代に蘇ったスズキのスーパーモタードバイク、きっとフットワーク軽くヒラリとどこへでも走れるのでしょう。いつかは乗ってみたいな~っ!!

ちなみに…スズキブースといえば、物販が人気なことでも知られています。
中でも「おぉっ!」っと目を惹かれたのは、桧で作られたスペアキーの収納ケース(税込5500円)です。
KATANA、GSX-S、Hayabusaのロゴマークが入ったケースは高級感があり、スペアキーをただ保管するだけではなく「宝物」として手元に置いておける特別感が感じられました。

こういった細かいアイテムからも、「オシフェス」らしさが伝わってきたスズキブースでした。

ヤマハ『MT-07 Y-AMT』

ヤマハのブースでは、「DARKSIDE OF JAPAN」というキャッチフレーズとともに展示された『MT-09 Y-AMT』と『MT-07 Y-AMT』が目立っていました。

筆者も引き寄せられるように見に行ったところ…あっ! この2台って、自動変速トランスミッション『Y-AMT』を搭載した新型モデルなんですね!!

その証拠に、車両の左手元にはクラッチレバーがなく、ただグリップがあるのみ。パッと見た感じの違和感はすごいけど…実際乗るとどうなんでしょう?


そんな時にちょうど筆者の前に現れたのが、当サイトでも執筆するベテランライター谷田貝洋暁氏
もちろんY-AMT搭載車にも乗ったことがあるそうなので、「ぶっちゃけどんな乗り心地だったんですか?」と聞いてみたところ…

谷田貝氏「乗りやすいよ。ギアチェンジは自然だし、疲れにくくて面白い。いいバイクだよね」

とのこと。むむっ、これは俄然気になってきました!

最近はヤマハ以外にもホンダ『Honda E-Clutch』など、自動変速トランスミッションを搭載した新型バイクが続々と発表されています。

自動変速トランスミッションは、遠出をするときの体力温存はもちろん、渋滞時に低速走行をしやすくなったり停車時にエンストをしなくなったりと、バイクの楽しさは残したまま運転をサポートをしてくれます。初心者だけでなく、ベテランにとっても安全にバイクライフを楽しむ手助けとなりそうですね。

名古屋モーターサイクルショーもお楽しみに!

以上、東京モーターサイクルショー2025で筆者が気になったバイク4選でした。

どのブースも最新の情報がてんこもり。バイクに搭載されるシステムや技術の進歩を実感できる展示が多く、これから先のバイクライフに期待が膨らむ3日間でした。

──さて、今週末にはいよいよ名古屋モーターサイクルショーが開催されます。
レッドバロンのブースでは、フリーマガジン『R★B』やオリジナルステッカーの配布をおこなう予定です。

開催概要は次の通り。皆さんのご来場をお待ちしていますね!


第4回 名古屋モーターサイクルショー
The 4th NAGOYA MOTORCYCLE SHOW

会場:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
日時:2025年
4月4日(金)10:00~17:00
4月5日(土)9:00~17:00
4月6日(日)9:00~17:00

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