アイフォーンユーザーはまだしばらくLightning縛り!?
先ごろ新発売されたiPhone13でも充電端子はやっぱりLightningが継続採用されました。
各個々人様々な意見があるかと思いますが、自分はLightningに慣れていますし仕事の机、寝室のベットの枕元、車の中など主な立ち回り先にLightningケーブルを常設しているので、変わってしまうと逆に全てを買い揃えなければなりません。
バイクはというとハンドルにUSB電源が付いていますので、それにライトニングケーブルを接続して走りながらの充電に使っています。その際、スペースの限られたバイクではLightningケーブルが少しばかり邪魔な場合も。
私としてはバイクに乗る時に充電したいガジェットといえばiPhoneのみなので、何なら「車体電源から直接Lightningケーブルとなっている充電ケーブルがあればもっとシンプルになるのに」とは思っておりました。
実はそんな都合の良い商品が存在したのです。
デイトナ「バイク専用電源Lightning」
デイトナの「バイク専用電源Lightning」は、apple製品に使われているLightning充電専用の電源ケーブルとなります。価格は税込4,950円。
装着によって充電ケーブルが必要がなくなるため
今までの
車体電源→USB電源→充電ケーブル→iPhone
といった構成が
車体電源→専用電源Lightning→iPhone
となり、圧倒的にハンドル周りがスッキリシンプルになります。
ここで紹介するのはLightning用ですが「バイク専用電源Type-C」もラインナップされており、アンドロイドユーザーはこちらがオススメです。
商品構成としては本体の他にブレーキスイッチから電源を確保するケーブルなどが付属。
Lightning端子部分は充電時にハンドルや燃料タンクなどに干渉しにくいL字形状となっています。この形状になっているだけで見た目がスッキリ。バイク用なので防水カバーがしっかりと付いています。
配線はビニール被膜の上に布編みカバーで覆われており、曲がり癖が付きにくく自由に取り回すことができます。
実際に車体に取り付けてみました
付属のブレーキスイッチ配線を使用すれば電源取り出し作業は簡単です。
ブレーキスイッチのプラス線にはキーONで12Vが流れ、キーOFFで電気は流れません。ブレーキスイッチにはプラスとマイナスの線があるので、このどちらかが+でどちらかが−です。
テスターや検電ペンを使えば電源線の確認は簡単ですし、車両メーカーによってアクセサリーのプラス線とマイナス線の色は決まっているので、それを基に判断することも可能。
ヤマハ車のアクセサリープラス線は茶色でマイナスは緑色なのがほとんど。しかし念のためテスターで確認しましょう。
マイナス線は車体アースから取りました。車体ボルトと共締めしています。
バイクのキーをオン・オフして充電されていることが確認できました。
ブレーキスイッチから電源を取ればまず問題は無いですが、車体の電源線から分岐させて電源取得する際は、バッテリー常時電源に繋がないように注意が必要。エンジンを停止したままiPhoneを繋いで充電しっぱなしにしてしまうと、バッテリーの電気を使い果たしてバッテリーが上がってしまうからです。
ハンドル近辺にタイラップでライトニングコネクターのホルダーを設置します。
充電していない時もコネクターがプラプラしないので、安心して走ることができます。
iPhoneをスマホホルダーに設置して充電を行います。
特殊な形状のスマートフォンケースで無い限りLightning端子が届かないということは無いと思います。
充電が開始されるとコネクター部のLEDランプが点灯しますが、白色なので昼間は確認が難しいかもしれません。
夜間であればしっかり確認できます。
スマートフォンホルダーやドライブレコーダー、電熱グリップ、レーダーなど、バイクに装着するアクセサリーが増えてくると、ハンドル周りはごちゃごちゃになりがちです。
なるべくコクピットをシンプルに保ちたいなら、車体からiPhoneへの充電がケーブル1本で完結する「バイク専用電源Lightning」がお薦めです!
電気的な作業は、目に見えない電流や電圧を相手にしなければなりません。失敗しショートさせてしまうとヒューズ切れだけではなく、他の電子部品にまで影響する可能性もあります。テスターや電光ペンチなどの工具を揃えてトライするのもバイクいじり好きが増えるので私的には嬉しい話ですが、すこしでも不安を感じる方はお店にお願いしてみることをお勧めします。