だいぶ寒くなってきました! 寒いといえば、冬のライディングで重宝するのが、電熱ウェア。近年はネット通販などで、電熱ベストがかなり安く売られていますよね。ポータブルバッテリーとつないで使うやつ。なかには「そんなに安くて大丈夫?」っていう製品もありますが、実際のところはどうなのか、Amazonで買ってみました。これです。「加熱ベスト 電熱ベスト 【前後9箇所発熱 30000mAhモバイルバッテリー付属】 USB給電 前後独立 3段階温度調整 速暖 丸洗い ヒーターベスト メンズ レディース 男女兼用 軽量 通勤通学 屋外作業 クリスマス プレゼント ギフト DeliToo」。「メンズベスト」のカテゴリーでベストセラー1位となってます。
梱包はしっかり! 中身はどうでしょう
Amazonのカスタマーレビューでときどき見かける、袋が破れてたとか、袋が開封されてた、なんて書き込み。この商品にも似たようなレビューがありましたけど、きれいな段ボール箱で「置き配」されました。配達員さんにも感謝です。
いざ開封。商品はビニール袋に包まれていました。問題なさそう。
モバイルバッテリーが付属している
この商品、30000mAhのモバイルバッテリーが付属していて7000円台っていうのがすごい。安いよなあ。モバイルバッテリー、近頃はだいぶ安くなってきましたけど、30000mAhは大容量の部類。単品でも3000円以上はするでしょう。箱に入っていたのはこれ。
PSE認証済み、メーカー希望小売価格8380円のメイドイン・チャイナ。保証期間は購入日から6ヶ月。入力電圧/電流はDC5V/2A。出力電圧/電流はDC5V/2.1A(合計最大)。サイズはW145×D68×H30㎜。でかいです。森永のチョコモナカジャンボぐらい。重量は約391g。缶コーヒー2本分?
白いMicro USBケーブルが付属するほか、モバイルバッテリーの裏には4本の黒いケーブルが収納されていました。手前の1本は入力用USBケーブル、奥の3本はそれぞれMicro USBケーブル、Lightningケーブル、Type-Cケーブル。モバイルバッテリーにはその他、LEDライト機能も備わっています。
モバイルバッテリーへの充電は、Type-CケーブルかMicro USBケーブルを使用。今回はすでに持っていたType-Cケーブルで充電しました。説明書によれば、充電時間は10時間~15時間。な、長っ! でも自宅に届いた時点で37%の充電がされていたので、100%のフル充電までは5時間程度で済みました。ちょっと計算が合わないけど、まあいいか。
インナー用にはやや分厚すぎるか?
ベストの前側、お腹の左の部分にファスナー付きの内ポケットがありまして、そこからバッテリー接続ケーブルが出ています。モバイルバッテリーをつないで電源スイッチを入れ、内ポケットにモバイルバッテリーをしまってファスナーを締めれば準備完了。
カスタマーレビューには、ポケットが小さすぎてバッテリーが収まらない! バッテリーを入れるとファスナーが閉まらず、落下させてしまいそう! という書き込みも散見されたものの、これは問題なし。ファスナーも閉まりました。最新版はポケットが大きくなったのでしょうか。
ベストは中綿もしっかり入っていて、暖かそうなのはいいとして、だけど筆者はこのベストを冬用のライディングジャケットの下に着たいのです。やや分厚すぎるのではないか。中綿が多いせいで、着ぶくれしてしまうのでは? 不安がよぎります。
裏地の背中の部分は、体温を輻射させるためのアルミ蒸着が。けっこうしっかり作り込んでいるようですね。縫製もまあまあです。
温度調整は前面と背面それぞれ別に3段階
スイッチは左胸にふたつ並んでいます。前面と背面を、分けてコントロールできます。
電源スイッチを長押し(約2秒)すると、電熱開始。スイッチを押すたびに色が切り替わり、赤は高温で約45℃、白は中温で約35℃、青は低温で約25℃。日本製のグラフェン繊維ヒーターなるものが腹部に2ヵ所、首に1ヵ所、背中に6カ所あるそうで、これがかなり温かく快適。で、気になるバッテリーの持ちはどうか。説明によると、30000mAhモバイルバッテリーひとつで、中温で13時間~15時間いけるとのこと。手持ちの10000mAhモバイルバッテリー(信頼できるメーカー品)でテストしたところ、中温で5時間は使えました。
結果的に、いい買い物をしたかも? ただ、サイズ選択でミスってしまいました。カスタマーレビューで「サイズが小さい! ワンサイズ大きめをお勧めします」なんて多数の書き込みがあったため、通常Lサイズを着用している筆者はXLを注文したのです。でも届いたのは正真正銘のXLサイズっぽい。画像は、Lサイズのウインタージャケットの上に置いてみたもの。明らかにベストが大きい。ウインタージャケットの下に重ね着するんだし、Lを注文すればよかったかな。
来週、泊まりがけのツーリングに出かけるので、さっそく着てみます。
温かさでいえば、バイクのバッテリーを電源とする電熱ウェア(長袖タイプ)のほうがハイレベルですが、こっちは安さが魅力ということで。以上、ご参考までに!