以前ご紹介した、税込8000円台で購入できるコスパ抜群の防寒ライディンググローブ「ゼロスグラブ ウインター」。今週ようやくツーリングで実践テストできたので、今回はそのご報告であります。

ZEROS GLOVE Winter

 出かけた先は愛知県、三河湾エリア。目的は『カワサキバイクマガジン』のツーリングロケ。三ヶ根山スカイラインでワインディングを楽しんだり、カイザーベルク三河・寺部海岸でBBQを食べたりと、まあそんなこんなのくわしい話は来年2月1日発売の『カワサキバイクマガジン』をお読みいただければ幸いでございますが、驚いたのは「ゼロスグラブ ウインター」。防寒性能と操作性のバランスが見事すぎて感激。

 これ、防寒グローブにしては、見た目がスマートですよね。中綿の量は大丈夫なのかと気になるぐらい。でも実際に使ってみたら、なんの問題もなし。試乗したZ900RSカフェの多機能メーターには外気温計がありまして、それによると12月22日朝8時の蒲郡市の海べりの路上の気温は7度。にもかかわらず「ゼロスグラブ ウインター」のおかげで指先が凍えるなんてことはありませんでした。

ZEROS GLOVE Winter

 もちろん、冷えたブレーキレバーに指2本がけの状態でずっと走っていたら、指先に冷えはジンジンと伝わってきます。なので車間距離を大きく取って安全マージンを確保し、その上で指2本がけの臨戦態勢を解除。すべての指でグリップを握って寒さ対策とするわけです。
 そうこうしているうちに気温は少しずつ上がってきて、お昼前には早くも10度を越え、午後の最高気温は14度ほど。こうなるともう、手が汗ばんでくるほど温かいのです。ありがとう、太陽。やるじゃないか「ゼロスグラブ ウインター」。

ZEROS GLOVE Winter

 ありがたいのは、操作性の高さもそう。グローブが分厚いと、ウインカースイッチを触るのも大変だったりするけれど、こいつは大丈夫。分厚くないので、指の動きが大きく妨げられることはありませんでした。
 で、なんだかグリップも握りやすい。
「親指から人差し指にかけてのカッティングを工夫した『フレックスグリップ』や各素材の適正配置によって、ハンドルグリップを握った時の疲労を低減します」
 公式サイトにはこう書かれていますが、3日間ツーリングしてみて、確かに疲れにくかった。そもそも握りやすい構造になっているんですね。逆に、このグローブをしたまま学校の校庭で「気をつけ!」なんて命令され、指をピンとまっすぐ伸ばしたまま立たされたら手は疲れるはず。

ZEROS GLOVE Winter

 細部の作り込みもしっかり。転倒時にヒットしやすい小指側の側面と、ナックル部分には、CE規格適合のプロテクターを採用。手のひらの、小指の付け根部分には、補強も加えられています。ここって、実はハンドル操作の際に知らず知らず力が加わる部分です。開発者はおそらく経験値の高いライダーでしょう。

ZEROS GLOVE Winter

 というわけで、冬の三河湾を愛でる3日間のツーリングは無事に終了。指先が冷えてジンジンしびれるようだと、安全な運転ができないじゃないですか。かといって、分厚いグローブだと操作性が悪くなるし。ナイス・バランスでした、このグローブは。

公式サイトの記事はこちら↓
ROM ゼロスグラブ ウインター

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