君はオフロードライダーがスタンディングをしている真の理由を知っているか?
購入から丸4年が経過し、僕がこれまで所有したバイクの中でもそろそろ最長記録を更新しそうなXR Baja。つまり、めちゃくちゃ気に入ってるわけなのだが、決して不満な点がないわけではない。
そのひとつがシート。

これはXR Bajaに限った話ではないのだが、基本的にオフロードバイクのシートはお尻が痛くなる。例外的なモデルもあるのだろうが、僕がこれまで所有してきたオフロードバイクで、お尻が痛くならないモデルには出会ったことがない。
よくツーリング先でスタンディングしながら走行しているオフロードライダーがいる。林道であれば、より安定して走るためだと納得できるが、オンロードでもスタンディングしているライダーを見かけることがあるだろう。
じつはあれ、決して景色を楽しんでいるわけではない。そう、お尻が痛くて立っているのだ!!
(サガヤマ調べ。異論は認めます・笑)
この問題が解決すれば、ツーリングがもっと楽しくなるのになぁ……と考えていたところ、以前使っていたパーツを思い出した!

MINERVAシートカバー(スリム)/4,378円(税込)/サイズ:前19cm×長さ37cm×後28cm/カラー:ブラック
それがラフアンドロードの『MINERVAシートカバー』である。
昔、カスタムシートを装着したSR400に乗っていたのだが、そのシートが薄くてすぐにお尻が痛くなるので、ツーリングに行く時だけ装着しようと買ったことがある。で、これがめちゃくちゃ具合がよくて、ツーリングが楽しくなったのを思い出した。
というわけで、某WEBショップでポチ! 早速購入した次第である。
できればバイクにスマホを装着したくない

ツーリングで思い出した!
僕のXR Bajaにはスマホホルダーがついていて、ツーリング時に活躍しているのだが……できれば「バイクにスマホを装着したくない」というのが本音だ。なぜかというと、1度、派手にぶっ壊しているから(苦笑)
>スマホのカメラが壊れた!! ツーリング中に起きた悲しい話
(注:先述の「シートが薄いSR400」はこの記事のSRとは違うモデルです。K&Hのシートはめちゃくちゃ良いので、これまたおすすめですよ!)
今使っているデイトナのスマホホルダーは振動対策済みなので心配はないのだが、つけなくて良いならそれに越したことはない。
これまた「どうしようか?」と考えていたら、ふと使っていないステーに気づいた。「コレ、使えるんじゃね?」

サインハウスのマウントシステム!
なんで土台部分だけがあるのかというと、自作マップホルダー用に装着して、そのままにしていたのだ!
>コマ図ラリーが楽しすぎて「マップホルダー」を自作しちゃいました!
このステーは普段使っていないので、これは勿体無い!

初代『BeeLine MOTO』。Bluetoothでスマホに繋げることで、簡易ナビとして使える。今は2代目になって、だいぶ大きくなって、機能もさらに充実している(らしい)。だけど、僕にはコレがあるし、十分に使えるので買い替えずにいる(笑)。
幸い、僕は『BeeLine MOTO』という簡易ナビを持っている!
「これをつけられるようにできるんじゃないか?」と調べたところ、ヒットしたのが以下の商品。

REC-MOUNT23『SH23-A59』/2,200円(税込)/BeeLine MOTO専用/ボールサイズφ23mm
REC-MOUNT23の商品だが、サインハウスのマウントシステムとの互換性はOK! これまた某WEBショップでポチ! 早速購入した次第である。
工具要らずで簡単装着♪

先にBeeLine MOTOから装着。
といっても、もともとハンドルについている土台と、もともと持っている中間のステー、そしてレックマウントを繋げるだけ。工具は不要で簡単装着なのが嬉しい。

はい、出来上がり♪
使わない時は簡単に外せるのも嬉しいポイントだ。

BeeLine MOTOの脱着はクルッと回転させるだけ。これまた簡単なので、駐車した時など、盗難が心配な場合もすぐに外せて楽チンだ。スマホだと脱着が大変なのだが、これまた嬉しいポイントと言えるだろう。
難点を1つ言えば、装着した際にカチャッという「固定感」が希薄なこと。時計周りで固定するのだが、すぐに左回りで外すことができるのだ。実際に走行中に緩むことはなかったが、もうちょっとしっかり固定された方が、オーナーとしては安心できる。

BeeLine MOTO本体に対して、ステーがゴツい気がしないでもないが……まぁ、そこはご愛嬌ということで(笑)。
シートカバーも被せるだけの簡単装着♪
MINERVAシートカバーの装着もいたって簡単だ。

まずはシートを外す。僕のXR Bajaはリアキャリアとシートを共締めしているボルトを緩める。
ちなみに、リアキャリアはかつてオフロードライダーの85%が愛用していたというラフアンドロード『RALLY591』である。
(サガヤマ調べ。異論は認めます・笑)

あ、そうそう! キャリアとサイドカバーの間にアルミカラーがあるので、なくさないように要注意!

シートカバーをシートに装着。ゴム紐をしっかり締める。
ちなみにシートカバーには裏表がある。滑り止め加工がされている方がシート側になるように装着しよう。

シートカバーの位置を微調整。

ゴム紐でしっかり固定されていることも確認する。

逆手順でシートを装着。ゴム紐がフレームに干渉して、うまくシートがつかない場合もあるので、その際は適宜調整する。

というわけで装着完了!
リアキャリアと相まって、ツーリングバイク感が高まったと思いませんか?!

ただのシートカバーではなく、立体メッシュ構造になっているのが、MINERVAシートカバー最大の特徴!
6mm厚の3Dハニカム構造が適度なクッション性を保持。しかもシートとお尻の間に空間ができるので、通気性が高まって、放熱効果を高めてくれる。さらに雨の日はシートとお尻の間に雨水を貯めないので、レインウェアへの染み込みも軽減してくれるのだ。

最近は同じような構造の安いシートカバーもあるが、それらは大抵、ライダーが座るとメッシュが完全につぶれてしまう。しかしMINERVAシートカバーの3D構造は分厚くてしっかりしていて、体重72kgの僕が座っても、しっかり空間が確保されているのが実感できる。

作業が終わったのは午前10時過ぎ。せっかくなので、このままプチツーリングに出掛けて、シートカバーの座り心地をインプレッション!
その模様は次回の記事で紹介するぞ!
