屋久島から帰ってきて、いよいよ九州一周へ出発!これから九州を時計回りにまわります。
鹿児島の女性ライダー2人と共に
今回鹿児島で数日間、泊まらせていただきお世話になったみどりさん(中央)と、今回の旅で出会ったえみさん(右)。二人とも鹿児島在住のライダーで、結婚と出産を機に一度はバイクを降りたものの「またバイクに乗りたい!」と、リターンしたのだそう。
最後にお見送りがしたい!と言ってくれ、鹿児島の薩摩半島を案内してもらいながら、熊本との県境出水市までツーリングをしました。みどりさんはヤマハドラッグスター250(左)、えみさんはカワサキZRX1200R(右)。
JR線最南端の西大山駅
まずやってきたのは、鹿児島県指宿市山川大山にあるJR線最南端の西大山駅です。西大山駅は、JRの日本最南端に位置する小さな無人駅です。一面に広がる田園風景の中に建っていて、目の前には「薩摩富士」と称される開聞岳がそびえたち、素晴らしい景観が望めます。
日本本土四極の岬で到達証明証を集めるのは日本1周ライダーの中では一つの目標ではありますが、JRの本土四極の駅がこのようにPRされていることを初めて知りました。他の三極も行ってみたい。そんな衝動に狩られるのが旅人の宿命でもあります。
ちょっと変わった釜蓋神社
西大山駅から約30分の場所にある射楯兵主神社(いたてつわものぬしじんじゃ)、通称は釜蓋(かまふた)神社。武の神様で厄除け、開運にもご利益があり、芸能人やスポーツ選手も訪れる話題のパワースポットです。多くの有名人が参拝しご利益を得たことから、一躍有名になりました。
スポーツのみならず、受験、闘病など何かの勝負に勝ちたい人に人気がある神社です。
この神社は、参拝方法がとっても面白いんです。直径30cmほどの木彫りの釜蓋を頭の上に載せ、約8mの距離を歩き、その釜蓋を落とさずに参拝することができれば、願いが叶うと言われています。
私もせっかくなので、挑戦!
途中の階段でバランスを保つのに苦戦しましたが、拝殿まで釜蓋を載せて歩くことができました。
枕崎といえばカツオ
枕崎市はカツオの町。カツオ節生産量は日本一を誇り、市内には多くのカツオ節工場が点在します。なので、枕崎市中心部のいたるところからカツオ節のいい匂いが漂ってきます。
カツオ節はもちろんですが、カツオ料理も自慢。刺身やタタキだけでなく、かつおラーメンや船人めしなど、個性的なカツオグルメを楽しむことができます。
今回は枕崎市の「旬鮮食楽 燵仁」で食べられるカツオづくしの「枕崎定食」をいただきました!
また会える日まで
楽しく、充実した1日で、あっという間に県境の出水市までついてしまいました。最後は涙が出てきてしまうほどで、精一杯のハグをして今回の旅ではお別れ。
また会える日を楽しみに、次の目的地へ向けて出発!
日が傾いてきたので阿久根市の海岸で日暮れを待っていると、美しいサンセットを見ることができました。夕日が海に反射して虹色のような波が打ち寄せてきました。
後から、阿久根市はサンセットロードと呼ばれるほど美しい夕日が見れるスポットだということを知りました。
今回のルートはこちら。1日のトータル走行距離は232キロでした。次は、長崎県を目指します。それでは!